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【スタッフインプレ】50-34から52-36へ歯数が増えると走りはどう変わる?クランクだけ上位グレードにすることによる効果は実際どうなのか?
by: フジグラン広島

ワイズロード広島店スタッフの渡邊です。
今回新しくフレームを新調したついでにクランクも新調しました。購入理由は単純に歯数を変えたかったからです。

歯数を大きくしてみて実際にどれほど走りに変化があったのか紹介します。。


SHIMANO DURAーACE クランクセット 52-36

クランク長165mm
歯数52-36


平坦での加速・巡行性能が大幅向上

チェーンリングの歯数を増やす最大のメリットは、ギア比が大きくなり、より重たいギアを踏めるようになることです。これにより、同じケイデンスでもより高い速度域で走行することが可能になります。特に平坦や下りでは「脚を回しきってしまう」状況を避けやすくなり、スプリントや高速巡航でその効果を発揮します。

実際、私自身もトルク型の脚質であるため、50Tではアウタートップにした際に物足りなさを感じていました。そのため、より高速域に対応できるように 52-36 へと変更しました。

実際に使用してみて感じたのは、平坦路では50Tのときよりもリアに約1〜2枚分の余裕が生まれたことです。その結果、ケイデンスを落とさずに速度を維持しやすくなりました。さらに下りでは、これまで以上に重たいギアをしっかりと踏み込めるようになり、スピードは格段に向上しました。


登りはトレーニングが必要かも

↑元々使っていたクランクなので汚いけど許してね

52Tに変更してみて、確かにメリットは多いと感じていますが、実はデメリットも無視できません。特に登りでは、明らかに負担が増えました。

もともと登坂に苦手意識があるわけではないのですが、それでも斜度8〜15%の坂が1kmほど続くと、さすがにきついですね。シッティングとダンシングを交互に使えば何とか登れないことはないですが、以前の50Tと比べると明らかに脚への負担が大きくなりました。

登っている最中、「あともう1段軽いギアが欲しい」と感じる場面もあり、リア側のギアだけでは補いきれない状況もありました。

もちろん、自分のトレーニング不足も大きな要因だとは自覚しています。あとは“エンジン次第”というところですね。

もう一つデメリットを上げるならばチェーン交換が必要になる事です。単純にチェーンの長さが変わる為、歯数が変わるとチェーン交換が必要になります。自分は大学生でお金に余裕がある訳ではないのでどうしても痛手ですね。


ULTEGRAからDURAACE効果はあるのか

アルテグラからデュラエースに換装しましたが、正直なところ走りの違いはほとんど分かりませんでした。調べてみると剛性は同じらしく、違うのはわずか10gほどの軽量化のみ。さすがにこの差を体感できませんでしたね。

ただし、クランクはコンポの“顔”ともいえる存在。デュラに替えるだけでバイク全体の雰囲気がグッと引き締まります。性能差よりも見た目のアップデートとしてカスタムするのは、十分「あり」だと思います!


いかがでしょうか。クランクを変えるのは定番カスタムだと思いますので参考程度にしていただけたらなと思います。その他気になる点などございましたら是非スタッフにお尋ねください。ご来店お待ちしております。

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