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ワイズロード フジグラン広島店 Y'sRoad Hiroshima
2026/02/17 23:00
先ほど発表されたキャノンデールのフラッグシップロードバイクである「スーパーシックスEVO Hi-MOD」の2026年モデルに試乗する機会をいただきました。従来モデルも非常に評価の高い一台でしたが、今回の新型は細かな部分にまで手が入れられており、見た目だけでなく乗り味にも明確な進化を感じることができました。


まずフレーム形状の変更点として挙げられるのが、ヘッドチューブが短くなった点です。これにより、より低く構えたレーシーなポジションが取りやすくなり、フロント周りの一体感やハンドリング性能の向上が期待できます。実際に走行してみても、コーナー進入時の安定感や狙ったラインをトレースしやすい感覚が印象的でした。

次にリア周りですが、バックフォークは従来モデルと比べて太くなっています。視覚的にも剛性アップが感じられ、ペダリング時の力をしっかりと受け止めてくれる安心感があります。また、ダウンチューブ周辺もボリュームアップされており、フレーム全体の剛性バランスが見直されていることが分かります。
これだけ各部が強化されていながら、フレーム重量は大幅に軽量化されている点も特筆すべきポイントです。Hi-MODカーボンの進化と設計の最適化により、軽さと剛性、そして空力性能を高い次元で両立していることが伺えます。

実際に乗ってみてまず感じたのは、従来モデルにあったやや角ばった乗り心地がなくなり、非常に乗りやすくなっているという点でした。路面からの細かな振動はうまくいなされ、バイク全体がスムーズに前へ進んでいく感覚があります。


決して柔らかすぎるわけではなく、レーシングバイクらしい芯のある剛性感はしっかりと残されています。今回の試乗ではフロント57、リア64という高ハイトホイールを履いていましたが、それでもこの乗り心地。40mmハイトなど、より扱いやすいハイトのホイールを合わせると、さらに化けるのでは……と期待してしまう最高のフレームでした。


特に印象的だったのが、ペダリングを止めた際の伸びの良さです。ホイールの特性も少なからず影響しているとは思いますが、それ以上にフレームそのものが持つ推進力の高さを強く感じました。足を止めてもスピードが急激に落ちることはなく、バイクが自然と前へ進み続けてくれるような感覚があり、巡航時の気持ち良さは非常に高いものがあります。
これは空力性能と剛性バランスを高次元でまとめ上げた新型スーパーシックスEVO Hi-MODのフレーム設計によるところが大きく、近年主流となっている「軽いのによく進み、失速しにくい乗り心地」をしっかりと体現していると感じました。平坦路ではスピードの維持が容易で、アップダウンが連続するようなコースでも無駄な減速を抑え、リズム良く走り続けることができます。

また、踏み込めばフレームが素早く反応し、ダンシングや加速の場面でももたつきは感じられません。一方で、ペースを落として流すように走った際には、余計な力を使うことなく効率良く前へ進んでくれる懐の深さも併せ持っています。この「踏んでも良し、流しても良し」というバランスの良さこそが、新型スーパーシックスEVO Hi-MOD最大の魅力だと感じました。
ヒルクライム志向のライダーはもちろん、レースシーンでの高い巡航性能や反応性を求めるライダー、さらにはロングライドでの快適性と効率を重視するライダーまで、幅広い用途に対応できる完成度の高いフレームに仕上がっています。
2026年モデルのスーパーシックスEVO Hi-MODは、従来モデルの速さをそのままに、扱いやすさと快適性を一段引き上げた完成度の高い一台でした。これまでスーパーシックスに興味はあったものの、乗り味に少し硬さを感じていた方にも、ぜひ一度試していただきたいモデルです。