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ワイズロードフジグラン広島店 Y'sRoad hiroshima
2023/10/31 09:33
こんにちは!ワイズロードフジグラン広島店スタッフの加藤です。
本日は、新型になって一層走りに磨きがかかった、Fシリーズをご紹介します!
価格:¥836,000(税込)
サイズ:50、53
カラー:インパルスグレー、インパルスブルー
こんなにも一目でブランドイメージが思い浮かぶ車体はそうありません。
この美しい曲線で構成されたフレームは、走りを極め続けたPINARELLOだからこそ成せる芸当なのだと私は感じます。
東レのT700カーボンで成形されたフルカーボンフレームは、先代に当たるPRINCEと比べるとよりアグレッシブなジオメトリーとなり、高強度な走行においても確実に進化が感じられる仕上がりに。
走りにおいて重要な剛性に関しては、さすがPINARELLOといった感じです。
どのチューブも多角形かつマッシブな構造で、T700カーボンで再現できる比較的高めの剛性をより高めようとしている事が容易に伺えます。
ダウンチューブに関してはボトルケージを装着して初めて空力性能を100%発揮できるよう、中腹~BB近辺にかけてそぎ落としたようなデザインとなっております。ここは先代から引き継いだ造形と言えますね。
ヘッド周りに関しては空気を可能な限り効率よく切り裂けるようクビレの様な成形を施しつつ、アグレッシブなポジションにも対応するべくトップカバーがヘッドチューブに埋まる様な構造となっております。
リア三角はとくにPRINCEと比較すると大きな違いが感じられます。
シートステーの湾曲が小さくなり、パワー伝達性を向上させようとしている事が明確に分かります。また、シートステーの接続位置自体もPRINCEと比較するとよりオフセットされており、リア三角のコンパクト化によるパワー伝達性の向上と快適性の向上を図っていますね!
さらに、この角度から見るとさらに大きな進化を感じます。
PRINCEからBB周りとチェーンステーのゴツさは継承していますが、シートステーの“接続部”が大きく変更されているのがお判りでしょうか?このF5からはまるでカナードの様な形状でシートチューブに接続されており、人間の脚などによってかき乱される空気を極力滑らかに流しきる為の“機能美”が溢れています!
さて、ここからはF5の特徴的なコンポーネントについて紹介させていただきます。
まずはシートポストから。ここは先代PRINCEと比較して大きな進化を遂げたパーツです。
走行時の殆どの空気抵抗は人間の体そのもので、いかに乱れた空気をリアに流し切れるかがレーシングバイクには重要なポイントになってくるのですが、このF5はシートポストが新設計となった事で空力性能の改善を達成しています。
縦からは非常に細く、横から見ると太いまるで刀の様なシートポストは、クランプ部に向かってなだらかに太くなっていくデザイン。他のメーカーでは見られない、正に“PINARELLOらしさ”を感じさせます。
“速さだけじゃない。やっぱりオシャレだって必要!”
イタリアンブランドならではの、カッチカチのエアロロードにしないところがPINARELLOの良さかもしれませんね!
ドライブトレインはフルで新型105Di2を搭載。
電動化されたことにより更に滑らかなシフトフィールと、リア12s化に伴うギア比のクロス化によって、あらゆる走行シーンで思うがままの走りを堪能できます。
ちなみにクランク奥、チェーンステーには金属プレートが張り付けられていますが、なんとチェーン脱落時にカーボンフレームを傷めないよう最初から接着されている保護プレートなんです。ここまでこだわっているのは本当に見たことが無く、レースシーンで活躍し続けるPINARELLOのブランドとしての誇りを感じられるポイントですね!
いかがでしょうか。PINARELLO F5 DISKは、先代PRINCEの良さを生かしつつ、更に走行性能をDOGMAに近づけたレーシングモデルのフルカーボンロードバイクとなっております。
フレームの進化は勿論のこと、細かいコンポーネントも一新する事でトータルで性能が上がったPRINCEの“正常進化ver.”というのがF5ですが、この車体はハンドル周りや足回りがアップグレードの余地を大幅に残したモデルとなっております。
PINARELLOにあこがれる方!
一風変わった、オシャレ且つ速いロードが欲しい方!
初ロードバイクならとことんこだわりたいとお考えの方!
もうその場で一目惚れされた方は、運命だと確信しても良いと思います。
それくらいに素晴らしい車体なので、この機会にPINARELLOデビューしてみてはいかがでしょうか!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。