【COLNAGO】イタリアンレーシングの粋を極める、気流を制する新しいエアロロード — Colnago Y1Rs
by: 山崎航世

こんにちは、広島店の山崎です。

23日、24日の二日間「ぷちスポーツバイクデモin広島」を開催中です！
一足早く沢山の試乗車がやって来ましたが、ひと際目立つのはやはりこのバイクです！

1 COLNAGO　Y1RS

COLNAGO　Y1RS

COLNAGOの新型エアロロード「Y1RS」

昨年新たに登場したエアロロードのY1RS。UAEチームエミレーツ・XRGのエースクライマー、タディ・ポガチャル選手が駆り、今季ツールを個人総合優勝したことで更に注目を集めると共に、登れるエアロロードという次世代レーシングバイクのお披露目も為されました。

専用ハンドル「CC-Y1」

まずはバイクの先頭から。
上から見るとY字の様な、前から見るとガルウィングの様なデザインが特徴の専用ハンドル「CC-Y1」。
このハンドルにより、V4RS比で前面投影面積が約15％〜19％削減されています。またY字の特殊形状により、中央部での気流分離を避け、前方から後方への空気の流れがスムーズになり、空力性能の向上が成されています。

進化したのは空力性能だけではありません。CC-Y1は、一般的な市販ドロップバーよりも垂直・水平剛性ともに約16％向上しているとされ、1,600Wに達するスプリントパワーにも耐えられる設計になっています。

ワイドヘッドセット & 一体感のある造形

ヘッドセットをワイド化し、気流速度を向上。ヘッドチューブとフォークも部分的に一体化されており、整流性と剛性を同時に高めています。

タイヤラインに沿ったダウンチューブ

ミラノ工科大学との共同研究によって設計された、ホイールに沿って湾曲する形状のダウンチューブ。CFD解析に基づき、UCI規制内で空気抵抗を最小化する最適形状を実現しています。

シートポスト、ダブルY字形構造

シートポストとシートチューブ、シートステーが重なる「ダブルY字形」を新たに採用。剛性を確保しつつ、縦方向の追従性（快適性）も向上させるデザインで、長時間ライドでも疲れにくい設計です。

より前衛的なジオメトリー

UAEチームエミレーツ・XRGやADQのフィードバックを反映し、「タックポジション（前傾姿勢）」に対応可能なジオメトリを採用しており、リーチ／スタック比が増加したことで、より深い前傾ポジションが可能になりました。
またサイズごとにカスタムフォークを採用し、サイズの違いによるハンドリングの差が生まれない設計になっており、より直感的なハンドリングを可能にしています。