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ワイズロード フジグラン広島店 Y'sRoad Hiroshima
2025/11/26 17:41
こんにちは、広島店の山崎です。
今年も新しいバイクやパーツで各ブース賑わいを見せたスポーツバイクデモ。
今回はダイアテック様にお邪魔し、主力メーカーであり一番の目玉である第5世代CERVELO S5を試乗してきました。


フレームセット価格:¥999,900-inTax
カラー:Lithium
・ホイールENVE SES6.7 TLR27C
・コンポSHIMANO DURA-ACE R9270
まず初めに感じたのは漕ぎ出しの軽さです。
旧型S5を試乗した時も加速は軽やかでしたが、以前にも増して軽く、そして足腰に優しくナチュラルに加速する素直な反応がとても好印象。
この見た目のエアロロードでありながら初動からキビキビした動き、ペダルを踏みこんでからタイムラグなく加速しており、足裏や腿に疲労感を感じることなくバイクが進んでいきます。

装備しているENVE SES6.7の力も相まって爆発的な加速です。正直誰が乗っても40㎞巡行が出来るくらい楽に速く走れます。
旧型S5も加速力や巡行性能は素晴らしかったですが、硬さ故に一番心地よく進む速度域へ持っていくまでに体力を削られる印象でした。
しかし今作のS5は高剛性による硬さを感じにくくなっており、中~高速域に到達する間も楽に走行できますね。

加速の素早さはフレームの剛性が高くパワー伝達に優れている証拠です。
しかし乗っている時に突き上げるような衝撃や浮足立った感覚といったハイエンドフレーム特有のピーキーさが一切ありません。搭載するホイールのリム幅やチューブレスタイヤの恩恵もありますが、空気圧が低くなったと錯覚するレベルの乗り心地です。(空気圧は5.5barで乗りました)
快適性は間違いなく前作より格段に向上していますね。



乗り心地の面でも扱いやすかったですが、操作性の面でも良い意味でハイエンドらしくなく楽に扱えます。
特にハンドリングはとても素直で、まるで手足を動かすかのような感覚で、思い通りに自由自在に操作できます。
新しいフレア形状もまったく違和感なく、下ハンドルが持ちやすいのもとても好印象です。

試乗コースに登り区間は無いので未知数ですが、ここまで走りが軽くて快適性も申し分ないと〝登りも問題なく行けちゃうんだろうなぁ〟と思ってしまいます( ´∀` )
実際に今年のグランツールの登り区間で、選手がバイクチェンジせずS5のまま登っていたことを考えると、シリアスレーサーでも納得の登坂性能を持っているのでしょう。
であればCERVELO S5は究極のエアロオールラウンダーということになりますが、はたしてこのデザインでオールラウンドと言っていいものか、悩ましいところですね(笑)。

cervelo S5の店頭在庫はありませんがご注文は可能です。
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