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【世界選手権2位】FELT”BREED”新時代のグラベルレーサー【スタッフインプレ】
by: フジグラン広島

UCIグラベル世界選手権2位フリッツ・ビエステルボス(オランダ・BEAT Cycling Club)が使用していたFELT”BREED”。その後はグラベルのオランダ選手権で優勝とノリに乗っているBREEDです。今回は、スポーツバイクデモにて試乗させていただきました!

 

FELT BREED ADVANCED GRX610

価格:495,000-inTax

サイズ:510 (適応身長目安167-172cm)

カラー:グロスラバスモーク


レース系とアドベンチャー系、ジオメトリの傾向

グラベルバイクは、近年のレースの盛り上がりもあってレース系とアドベンチャー系と2つの傾向に分かれています。レース系の車体は、今までのグラベルとは一線を画すレーシングバイクが続々と登場しています。

例えば、BREEDとBROAM(FELTのアドベンチャーバイク)を同じ51サイズで比較してみると……。

ホイールベースは1029mmと1045mm。ヘッドチューブ長は116mmと145mmと大きく違うことがわかります。

アドベンチャーバイクがツーリング向けであると同時に、グラベルバイクのジオメトリの特徴となります。ロングホイールベースで直進安定性が上がり、ヘッドチューブが長く、アップライトなポジションがとりやすい。対して、レース寄りのBREEDはロードバイクほどではないにしろ、ハンドリングの反応良く、前傾姿勢がとりやすいようになっています。こうした特徴の結果……。


フィーリングはロードバイクに近い、クイックな感触

いざ試乗してみると、ペダルを踏んで「よく進む」というのが第一印象。グラベルはロードバイクに比べて、用途からジオメトリまで全く違ったものになるので、ついついロードバイクと比べてしまって、ネガティブな側面が目立ちがちですが、そういったイメージを完全に払拭することのできるバイクです。38cのタイヤを履いてるとは思えない加速と速度維持。逆にグラベルのイメージで乗ると想定以上にクイックで、いい意味で裏切られた(笑)となる車体です。ロード乗りの方にこそ、乗ってほしい、試してほしいBREEDです。


タイヤクリアランス最大50c、650bホイール使用可能

3-WAY ホイールコンパチ仕様となっており、29インチのMTBホイール、27,5インチ(650b)も使用可能。自身の好みやレースによって、ホイールとタイヤのセットアップが選択できるのは、後々のカスタマイズ、レースの勝敗に大きく影響してきます。こういったことが可能なのもBB周辺の設計やBREED独自設計のBB規格T47 – 77 ASYMMETRICによるものです。チェーンステーが左右で違うことでタイヤクリアランスの最大化と剛性を確保しています。


シートポストにもオリジナル設計、振動吸収UP

独自の振動減衰スリーブを内蔵し、振動吸収性能をあげています。ロード寄りのフィーリングに、非常にシルキーな乗り心地はグラベルバイクの中でも快適で、レースという状況でも乗り手の負担を減らしてくれるものとなります。27.2mmドロッパーポストも使用可能です。30.6mmドロッパーポストもスリーブ無しなら装着可能です。また軽量化を目指すなら、スリーブなしでの使用も可能です!


グラベル×エアロの答えとは

以上の独自設計と合わせて、FELTの持つカーボン成型技術によるエアロフレームはスピードにも強く影響しますが「空気抵抗が少なく、速く走ることができる」というのは、乗り手の負担軽減にもなるんです。抵抗が大きければパワーが必要になりますが、同じパワーで抵抗が少なければ「より進む」というわけです。ライディングポジションが比較的とりやすいグラベルバイクにエアロフレームという組み合わせは、見た目や性能以上に相性がいいものなんです!快適性を保ったまま、パワーロス少なく済むんです!素晴らしい!


完成車グレードはコンポ、ホイール、色別

こちらのShimano GRX 610 2×12、ホイールDevox WheelRDS.A1 with Shimano hubs | 23/21のミドルグレード、上位グレードのShimano GRX 820 2×12、Reynolds G700 Custom、スプロケットがShimano Ultegra CS-R8101, 11-34T等の落ち着いたトーンの水色グロススクラブ。

それぞれ1色のみの展開となるので、わかりやすい!またフレームセットのライムライトもあります!スラムで組みたい、またバラ完を考えている等のご相談もぜひ!

ロード乗りに試してほしいグラベルレーサー”BREED”

いかがでしょうか。レース向けとあって、操作性に優れたBREED。2026年は日本でもUCIグラベルワールドシリーズの開催に向けて進行中です。グラベルシーンの盛り上がりがひとつ大きなピークを迎え、またこれを起点にさらに広がっていくでしょう。あのモホリッチやピドコックを下したFELT BREED。こちらは現在お取り寄せの対応となりますが、お問合せご相談などお待ちしております!

 

 

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