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ワイズロード フジグラン広島店 Y'sRoad Hiroshima
2026/03/10 23:00
新たに発表されたキャノンデールのCAAD14。
前作CAAD13の完成度が非常に高かっただけに、登場前は「どこをどう進化させてきたのか」と気になっている方も多かったのではないでしょうか。
実際に乗ってみると、CAAD14は単なるブラッシュアップではなく、明確な設計思想の変化が感じられる一台に仕上がっていました。






まず注目したいのが、バックフォークの設計です。CAAD14ではバックフォークがダイヤモンド形状へと変更され、縦方向へのしなりを意識的に増やしています。これにより、路面からの細かな振動や突き上げが非常にマイルドになり、アルミフレーム特有の硬さを感じにくくなっています。実走では、荒れたアスファルトでも角の取れた入力に変わり、驚くほど快適な乗り心地を実現しています。
また興味深い点として、フレーム重量が前作よりもわずかに増えていることが挙げられます。軽量化を追い求めるのではなく、あえて重量を増やすことでフレーム全体の剛性バランスを見直した結果です。数値だけを見るとネガティブに感じるかもしれませんが、実際にはこの判断が乗り味に大きく貢献しています。踏み込めばしっかり反応しつつ、無理のない加速感と安定感が両立しており、非常に扱いやすい印象です。

さらにCAAD14では、UDH(ユニバーサル・ディレイラーハンガー)にも対応しました。これは将来的なコンポーネントの互換性や、トラブル時の対応力を高める要素であり、レース用途だけでなく長く安心して使えるフレームであることを示しています。最新規格を取り入れながらも、実用性を重視している点は好印象です。

そして何より強く感じたのが、その乗り心地の良さです。CAAD13の時点でも「下手なカーボンバイクより快適」と言われていましたが、CAAD14はそれをさらに上回ってきます。振動の収束が早く、路面に吸い付くような接地感があり、距離を重ねても身体への負担が少なく感じられます。もはや「アルミだから仕方ない」という次元ではなく、カーボンバイクと本気で比較できるレベルに達しています。
価格:¥345,000-inTax
サイズ:51


CAAD14は、速さ・快適性・耐久性のバランスを改めて見直したアルミロードです。カーボン全盛の時代において、あえてアルミでここまでの完成度を追求してくる姿勢こそが、キャノンデール、そしてCAADシリーズの魅力なのだと感じました。