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ワイズロード フジグラン広島店 Y'sRoad Hiroshima
2026/06/29 10:49
パナレーサーから登場した次世代レーシングタイヤ「AGXERO TLR」
しなやかでグリップ感を感じながらも耐久力が確保され、価格も控えめでオススメです。
価格:¥9,020-inTax

使用タイヤ:AGXERO TLR 28C
ホイール:BORA ULTRA WTO33
シーラント:マックオフ
実測値:27.5㎜
空気圧:4.5Bar

1000kmほど使用した率直な感想をまとめると、「ハイエンドタイヤらしい速さを維持しながら、普段使いで安心できる耐久性を手に入れたタイヤ」という印象です。メーカーが掲げる「AGILESTの速さを残しつつ耐パンク性能を向上させる」というコンセプトは、実際に走ってみても十分に感じられました。耐貫通パンク性能は従来AGILEST比で6%以上向上するとされており、コンパウンドやトレッドを見直したモデルです。
まず一番印象的だったのはグリップ性能です。ドライ路面ではもちろんですが、舗装の荒れた路面やマンホール、白線などでも急に不安になるような挙動は少なく、バイクを倒していく際の安心感があります。限界域での絶対的なグリップというより、「常にタイヤが路面をしっかり掴んでいる」という感覚が強く、ロングライドでは精神的な疲労が少ないタイヤだと感じました。
転がりについても非常に優秀です。軽く漕ぎ出せるタイヤというよりは、一度速度に乗るとスーッと巡航を維持してくれる印象です。28Cというサイズもあり、空気圧をやや低めに設定しても転がりが重くなる感覚は少なく、チューブレスレディならではのしなやかさを十分に味わえます。特に荒れたアスファルトでは細かな振動を上手く吸収してくれるため、結果として平均速度も維持しやすく感じました。

1000km走って驚いたのは摩耗の少なさです。リアタイヤは多少センターが丸くなってきたものの、明らかなフラットスポットや深い傷はほとんど見られませんでした。小石やガラス片を踏んでも致命的なカットはなく、シーラントが必要になるような大きなトラブルもありませんでした。以前の軽量レーシングタイヤでは1000km程度でも細かな傷がかなり増えることがありましたが、AGXEROは安心感が一段上だと感じます。
また、タイヤ表面に小石が刺さりにくい印象もありました。走行後に点検しても異物が少なく、トレッドの耐久性が向上していることを実感できます。そのため、レース専用品というより「毎週末しっかり走るサイクリスト」に向いているタイヤだと思います。
一方で、気になる点が全くないわけではありません。軽さだけを求めるなら、より軽量なレース向けタイヤの方が加速の鋭さはあります。AGXEROは耐久性や安心感とのバランスを取った設計なので、信号ダッシュやロングヒルクライムの様な場面では超軽量タイヤとの差を少し感じます。ただ、その差は走り始めの一瞬だけで、巡航に入れば気になることはほとんどありませんでした。
価格も現在のハイエンドタイヤとしては比較的手が届きやすく、性能を考えるとコストパフォーマンスは非常に高いと感じます。レースだけでなく、ロングライドやヒルクライムイベント、日常のトレーニングまで一本でこなせる万能さが魅力です。

1000km使用した結論としては、「速さ」「グリップ」「耐久性」のバランスが非常に優れたタイヤでした。毎日のように乗る方や、タイヤ交換の頻度を減らしながらも走行性能には妥協したくない方には、自信を持っておすすめできる一本です。特に「レース用タイヤはパンクや摩耗が心配だけど、ツーリングタイヤでは物足りない」と感じている方には、まさにちょうど良い選択肢だと思います。
気になる方はお気軽にご相談くださいませ。
ご来店お待ちしております。