スポーツサイクル全ジャンルの品揃えと専門スタッフによるサポート
ワイズロードフジグラン広島店 Y'sRoad hiroshima
2019/10/04 16:14
キシリウムPROの話をしたなら、コレに触れないわけにはいかないでしょう。
最高レベルのアルミリムホイールとして忘れてはならない、もう一方の雄が
この「レーシングゼロ」。
〇FULCRUM RACING ZERO
¥132,000-+TAX → ¥118,000-+TAX!
ホイール性能に見合った高級タイヤ込みで考えると「キシリウムPRO」と
同じくらいの価格帯となってくるので・・・
やはりライバルとして意識せざるを得ません。
フロント27mm/リア30mmと前後でリムハイトを変えることでエアロ効果を
高める考え方はフルクラムが得意とするパターン。
ただ、切削部のエッジが立ち過ぎていることがドラッグになってしまうのか
中~高速域の空力特性は正直なところ今一つ。
中速域から速度の伸びには目をつぶり、その分ゼロ発進からの強烈な加速力を
思い切り楽しむのがレーゼロの正しい乗り方なのかも。
ゴツいハブとゴツいアルミスポーク、そしてそこに組み合わされる硬いリム。
ホイール剛性の高さを活かした、踏み込みに対してダイレクトに反応する
キレの良さがこのホイールの最大の魅力。
フルクラム自慢のセラミックベアリング(USB)の滑らかな回転が生み出す
転がりの強さも他社ホイールに対する大きなアドバンテージ。
世間一般で言われているように、乗り心地に関しては正直良くはないですが
それもまぁ慣れの範囲、ガマンできないほどではありません。
全方位的に優等生な「キシリウムPRO」に比べて、メリット・デメリットが
はっきりしている分、その個性の強さがクセになる「レーシングゼロ」。
高剛性ホイールならではの加速のキレと、ハブの回りの良さは文句なし!
乗り心地と空力面で若干のネガもありますが、それに負けないだけのパワー
がある方なら、その強烈な加速を文句なしに楽しめます。
ノーマルモデルのハブベアリングをCULT化、さらにリムをチューブレス対応
(2WAY-FIT)としたコンペテツィオーネ(¥150,300-+TAX)と
そのコンペテツィオーネをベースに、全スポークを真っ赤にカスタマイズした
限定仕様(¥154,800-+TAX)も在庫アリ。
キシリウムシリーズ以上に基本構造が昔から変わっていないにも関わらず
未だにアルミリムホイールの頂点に君臨し続ける「レーシングゼロ」。
こちらもサイクリストなら試してみる価値がある名ホイールです。