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ワイズロードフジグラン広島店 Y'sRoad hiroshima
2019/11/30 14:02
今日・明日と、2日間に渡って開催される「コーダブルーム」試乗会。
で、本イベントが始まる前、朝イチでちょっと試乗車をつまみ食い。
せっかくなので、ブランニューのアルミロード2台を乗り比べてみました!
〇KHODAABLOOM STRAUSS DISC 105 ¥199,000-+TAX
従来の「FARNA SL」の路線をさらに突き詰めたアルミのピュアレーサー。
その走りのレベルはいかほどのものか。
〇まずは見た目。
細身のチューブながら、スクエア形状&直線基調でまとめられたシンプルで
ソリッドなフレームデザイン。
カラーリングと合わせて「玄人好み感」はかなりのものです。
〇乗ってみての第一印象。
漕ぎ出しはかなり軽め。
標準装備タイヤがコンチネンタル「GP5000」なのも大きいとは思いますが
ホイールがオリジナルなことを考えればかなり優秀かと。
〇乗り心地。
ここはそれなり・・・というか正直あまり良くはないですね。
荒れた広島の市街地だとガコガコ揺すられます。
タイヤやホイールで多少改善は出来るかもしれませんが、フレームの特性
自体がが硬い感じなので、ここは好みが分かれるかもしれません。
〇加速性能。
フレームの硬さはこのためのものなのでしょう、間違いなく速いです。
BBの戻りが速くペダリングが多少忙しないのですが、それを変になんとか
しようとは思わず、バイクが求めるタイミングでテンポよくシフトアップ
してあげれば、あっという間に速度が上がっていきます。
前評判通り「速く走るためのマシーン」という感じが強めで、わずか15分
程度の試乗でしたが、結構息が上がっていました。
〇KHODAABLOOM FARNA DISC TIAGRA ¥134,000-+TAX
無印「FARNA」の乗りやすさを前面的にフィーチャーした正常進化Ver.。
ストラウスとの乗り味の違いはどの程度の物でしょうか。
〇まずは見た目。
緩やかにカーブしたトップチューブや横潰しのチェーンステーなど、乗り心地
の良さをイメージさせるフレーム形状が快適なライドを期待させます。
〇乗ってみての第一印象。
ゼロ発進ではストラウスより軽い?と思ったのですが、そこから先はちょっと
重さを感じるライド感覚。
リアセンター短めなのもあって、いわゆるエンデュランスバイクのような走り
のダルさはあまり感じられず、予想以上にシャキシャキ走ります。
〇乗り心地。
当初イメージしていたほどしなやかではない・・・というかこちらも硬い。
標準的なアルミバイクと比べても硬い方かもしれません。
その分走りは軽快。スタンダードな乗り味にエンデュランス要素をちょっと
混ぜたような感じで、普通のユーザーならこれでレースに出られます。
〇加速性能。
BB周りが硬すぎずそれなりのたわみと戻りのタメがあるので、ペダリング
に対する許容範囲が広く、踏んでも回しても良く進みます。
試乗コースの直線でバイクなりに走らせてみて、加速と伸び具合をチェック
してみたのですが。
ストラウスでMAX「38.6Km/h」、ファーナはMAX「35.8lm/h」。
厳密に同じように走れたわけではありませんが、それでも3Km/hくらいの
差が付きました。
まあファーナも平ペダルにスニーカーでこれだけ走れば十分なのでは。
カーボンモデルの試乗はこの後のお楽しみになりますが、2台ともにアルミ
バイクっぽさを強く打ち出した 味付けになっていたのが印象的でした。
常にバイクが「踏め!」と求めてくる感覚で、それにきちんと応えることが
できれば、見事な速さを見せてくれる「ストラウス」。
間口が広く、乗り方の自由度が高いところがエンデュランス向けと言えなく
もないものの、実際は見た目以上の速さを隠しもつ「ファーナ」。
スポーツバイクブランドとしてさらに一歩踏み込んできた感がある、20年の
コーダブルームのアルミロード。
これは一度体験してみる価値アリです!