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ディスクブレーキローターのグレード差ってどんな感じ?
by: 熊倉康将

最近はロードバイクもディスクブレーキが主流になりつつあり、使用者も増えていますね。そろそろ使用してからしばらくたちパッド及びローターの交換時期なんて方も多いのではないのでしょうか?
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さて交換するパーツですがパッドは105からDURA-ACEまで共通ですが、ローターはそれぞれのグレードに分けられています。上位グレードに上がるほど軽くなるのはわかりますが、フィンが付くことの意味や、そもそも制動力に違いはあるのでしょうか?ちょっと掘り下げてみましょう。

 

 

重要な放熱性

調べてみると通常の使用では制動性にそこまでの違いはなさそうです。何が違うかというと放熱性(冷却性)。上位モデルになるにつき、放熱フィンが付き、高放熱ペイントが施されるなどかなり冷却性に力が入っていきます。
なぜ放熱が必要なのでしょう。それはブレーキローターとパッドが熱を持つとフェード現象という自然現象のために制動性がガクンと落ちてしまうからなんです。場合によってはブレーキが利かなくなりかなり危険‼

ではどんな時にローターとブレーキパッドが熱をもってしまうのか。多いのは長い坂道で連続してブレーキをかけ続けることにより、ローターとパッドの摩擦熱が発生してしまう場合です。メーカーさんの実験ではローターの表面温度は500℃にもなるそうです。そこで放熱フィンや高放熱ペイントによりローターの熱を放出!それにより最大で140℃も温度を低下させているんです。
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ヒルクライムでは上位ローター必須

平地しか走らず、長くブレーキをかけ続けることが無いのであれば、上位グレードのブレーキローターは重要ではないのかもしれません。反対にヒルクライムなどに出かけることが多く、帰りに長い下りを降りることが多い人は上位グレードのブレーキローターが必須といえます。命綱のブレーキが利きにくい、利かないなんて言うのは悪夢でしかないですからね。

 

さていかがでしょうか?グレードによる違いとその意味お分かりいただけたでしょうか?乗るシチュエーションによってはローターだけでも上位グレードに替える必要があるのがお分かりになったかと思います。もちろん、使い込んで薄くなったブレーキパッドはとても危険‼用途状態を確認していつでもちゃんと利くブレーキを心がけましょう!

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