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ワイズロード池袋本館 Y'sRoad Ikebukuro honkan
[英語対応可]
2022/12/18 17:14
どうもY’sRoad池袋本館 流石です。
今回は店頭でもよく質問される修理に関しての内容です。
たまたまスタッフ同士でRIDEした時にザックリとやってしまったので
丁度良いので記事にしてみました。
目次
日頃、良く店頭で質問を受けるネタです。
パンクリスクの低いチューブレスレディーですがパンクしないわけではありません。
パンクするとしたら割と起こりやすいのは突き刺しパンクやカットパンクです。
これは外的要因なので完全に防ぐことは出来ません。
乗り方で多少は変わると思いますが実際には「運」の要素が強いと思います。
小さい穴であればシーラントで埋まって気が付かない場合もありますが
埋まるまでの間に空気圧が低下するのでそれをきっかけに気が付くパターンはあると思います。
気が付いてポンプアップする際は穴の箇所を確認しシーラントのみで塞がっているか確認してください。
塞がりそうだけど若干漏れてるような状況であれば穴の箇所を下にしてシーラントを集めてみても良いと思います。
シーラントのみで自己修復されない場合は無駄に噴射させず
今後の物理的修理の為にシーラント量の確保に努めて下さい。
自己修復したとしても不安定な場合があるのでしばらくは様子を見ながら走行して下さい。
色んな製品が販売されていますがオススメはコレ
物理的に詰め物を挿入し穴を小さくして残った隙間をシーラントで埋める方法。
このSTANSのDART TOOLとSTANSシーラントを併用した場合は
物理的に埋めるだけではなく特殊な加工がされた矢がシーラントと反応して、タイヤと結合し穴を防ぐという事です。
ロングライドの場合はシーラントが噴出して量が足りない場合に備えて
予備のシーラントを携行するのもアリですね。
これは20年弱?くらい前から流石が愛用しているチューブレス修理KIT
当時はチューブレスレディはまだ存在せず、純粋なチューブレスでした。
ゴムのシートから穴の大きさに合わせ細く切り出します。
ゴム糊を塗布し少し乾かしてから差し込みます。1回差し込んで一旦保持したのちに引き出してカット
挿入したゴムはWの形になっています。
数ミリ残してカット
1回の補修で切り出したゴムが4本挿入された形になります。
最近はこのようなタイプが増えています。
このタイプは最近頂いた物でまだ未使用ですがゴム糊は使いません。
ニードルの先端が割れているタイプはWの形ではなくVの形で2本打ち込む感じになります。
※しかしこの単純なプラグを打ち込むタイプの補修は
空気圧の高いロード等には推奨されていないのでご注意ください。
異物を除去する際などは多量のシーラントを外に噴出してしまわないよう注意して下さい。
恐らく物理的修理が必要になるので先に準備しておき、異物除去と同時に
ニードルを刺すなどするとシーラントや空気漏れを少なく出来るので復旧が楽になります。
状況次第では有りますが
・勝手に直る時もある
・少し大きめの突き刺しパンク位までは
車輪もタイヤも外さず外から修理出来ます。
・ウルトラスムーズに対処出来た場合は
エアーが抜け切る前に修理完了する事もありました。
ただし次に紹介するカットパンクの場合を除く・・・
鋭利な岩やガラスなどでザックリタイヤを切ってしまうのがカットパンク
比較的大きな穴が開くので一気に空気が抜けて転倒する事もあります、
精神的にも経済的にも大きなダメージが有ります。
今回のRIDEで起きたパンクもこのタイプ
4-5cm位カット
内3cm程は内部まで完全に到達していました。
やっちゃいましたの図
↓
この場合、タイヤは完全にアウトなので修理するというより
応急処置をして何とか帰宅するとか車まで戻る事を目指します。
予備のタイヤを持って走っている方はあまりいないでしょう。
この場合にはチューブを入れて対処します。
タイヤを開け
チューブレスバルブを外し(失くさないように)
替えのチューブを挿入します。
このままポンプアップすると穴からチューブが飛び出し、
パンクしてしまいますので
当てものを入れてチューブを保護します。
自分が以前から使っているのはタイヤブート
この商品は粘着シートタイプなので
タイヤの内側に張り付けて使用するのですが
タイヤ内部はシーラントでビチョビチョな状態
なので張り付かずズレてしまう事もしばしば
SDA王滝でカットパンクした時にズレて苦労したので
現在は代用品を携行しています。
100均のシートまな板を適度な大きさにカットし角を丸めます。
切り口に角があるとチューブと擦れてパンクの原因になるので
紙ヤスリで丁寧にならします
ライター等で加熱してタイヤのカーブに合わせて整形します。
これをツールケースに忍ばせておきます。
これで何度か救われましたが、タイヤ交換後は回収し再利用しています。
カット位置に合わせてチューブを包みこむ様に挿入
ズレないようにタイヤを閉じてポンプアップ
痛々しい画像ですね・・・
走行出来る範囲で控えめな空気圧までポンプアップして
穴が広がったり、変な膨らみ方をしていなければ一旦完了
シーラントで手がベトベトです。
作業時はニトリルグローブの着用を推奨しているメーカーもあるので
ツールケースに1双しのばせておけばよかったです。
他に有ったら良い物
SDA王滝などのアドベンチャー系レースでは針と糸を携行している方もいるようです。
最悪当て物が何もない時は
チューブのパッケージや紙幣を折って入れるなど・・・
ソックス片方脱いで当て物にする?
様々なトラブルに応じて対処方法も異なります。
色々想定してシュミレーションするのも
自転車の楽しみの1つです。
皆様の楽しいサイクルライフの参考になれば幸いです。
ではまた。
Y’sRoad池袋本館
流石