街乗り文化からスポーツ文化へ!!
ワイズロード 池袋本館 Y'sRoad Ikebukuro honkan
[英語対応可]
2024/12/12 19:27
こんにちは!ワイズロード池袋本館です。
先日11/16開催されたスポーツバイクバイクデモ、ご来場いただいた方には御礼申し上げます。
前日にはワイズロード社内のみでの試乗会を行わせていただきました。
その試乗会でかなり高いポテンシャルを感じた一台のご紹介&インプレになります。
目次
試乗車体情報
フレーム:アルミニウム 142×12
フォーク:フルカーボン
コンポーネント:Shimano R7120 105
ホイール:Shimano WH-RS171
タイヤ:Vittoria Zaffiro pro 28C
カラー:DARK BROWN/KHAKI
サイズ:51 サドル高730mm
参考販売価格:¥258,500(税込)
モデル名は「ドロミテ」と読みます。
これはイタリアとオーストリアの国境付近にある「ドロミテ山塊」(ちなみに世界遺産だそうです)から取られたものです。
アルミフレーム×フルカーボンフォークと堅実なフレーム構成でデザインも奇を衒ったものではなくオーソドックスな形状になっています。コックピット周りも汎用的な規格になるのでライダーに合わせてカスタマイズがしやすいのもポイント。
カスタマイズつながりで代理店であるグローブライドより「Japan assembry」というプログラムを利用でき、初めからパーツを一部変更することが出来ます。
具体的にはハンドル幅を380mm 400mm 420mm (C-C)の中から選択
ステム長を10°で60mm~120mmの中から選択
バーテープのカラーもWHT,BLK,BLU,RED,YELの5色から選択可能です。
今回はR7120 105での試乗&紹介ですが、コンポーネントも変更でき4700シリーズのTiagraかR7170 105 Di2に選択することも可能です。
コンポーネントも歯数も変更可能なため自由度が非常に高いです。
ここまでパーツ選択が出来る背景の中に「日本国内での組み立て」があります。
通常のスポーツバイク全般※に言える事ですが、海外工場での組み立てをしてそのまま輸入~組立~販売と経る訳ですが、このDOLOMITI DISCはフレームで輸入され大阪・堺市にある「株式会社ワコー」で組立/検品をして出荷されています。その組立時にパーツ選択が可能なのでセミオーダーに近い形式が取れています。
(※もちろんTREKのPROJECT ONEやORBEAのMyo等例外もあります)
※このJapan assembryはメーカーの部品の在庫状況によっては選択できない仕様がございますのでご注意ください
コンフォート向けのジオメトリーになっており、舗装路の上での走りは確かな走りを感じることが出来ます。
ヘッドチューブ周りやトップチューブ~シートチューブ~シートステーの部分の溶接部にはスムースウェールディング加工が施されており、カーボンフレームと見紛うほど綺麗な仕上がりになっています。
個人的な意見ですが、バイクを所有するうえでデザインは重要と考えているのでこういった仕上がりにこだわっているのは好印象です。
カーボンフレームと比較して突き上げ感のあるアルミフレームですが、快適性も確保するべくシートチューブは扁平形状になっているほかドロップドシートステーを採用。シートステーとシートチューブの交わる位置を下側にオフセットしているのが特徴です。
このおかげでサドル周りの快適性が向上しています。
標準で付属しているのは28Cのものになりますが、タイヤ幅は30Cも履けるようになっています。
乗り方に合わせてタイヤ幅を変えるのはよくあることですが、近年の標準になりつつある30Cもいけるのはイイですね!
最大タイヤ幅はメーカーも公称はしていませんが個人的には30Cが限度と考えています。
理由として32Cを装着した上でのフォーク/シートステー/チェーンステー状態はかなりクリアランスが狭く、タイヤとホイールの相性ではフレームと干渉する恐れがあるので個人的には30Cが限度というわけです。
↓↓↓
32C以上の幅は厳しいかもしれませんが、25~30Cの幅で様々なシチュエーションへの対応は出来ると考えているので「舗装路をメインフィールドで、ゆったり走るよりもスピード感を求めて速く走ってみたい!」という方にはうってつけかもしれません。
コンフォート寄りのジオメトリーから感じられるのは、スピードを出しやすくペダリングをしていくと小刻み加速していき良く進んでくれる印象。
アルミフレーム特有の突き上げ感も先述したシートチューブの工夫や28Cタイヤの組み合わせである程度軽減されています。ここからカスタマイズすればさらに軽減される気配があったのでそれ以上を求めるならカスタム次第といったところでしょうか?
ヘッドチューブもテーパードになっている恩恵でコーナーでのハンドリングも安定しているのでアグレッシブな走りも出来ます。
流石にカーボンのハイエンドフレーム等と比べたら敵わない部分もありますが、アルミフレームであることや価格面等を踏まえてかなり高いパフォーマンスを出せる部類と感じました。
試乗した上でポテンシャルは高い一台と感じていますが、つい上を目指したくなるのがサイクリストの性。
過去に51サイズのR7020 105仕様を実測値で9,75kgという数値を出していたので軽量化の余地もまだまだあります。
その軽量化でパッと思いつくカスタムとしてホイールを交換することでしょうか?
そこで今回同時に出展していたMAVIC JAPAN様からのご厚意もあって MAVIC COSMIC SLR32(日本限定ホワイトデカール使用)+Panaracer AGILIST DURO TLR 30Cに交換して試乗をしてみました。
交換した状態で乗って感じたのはキレのある走りはさらに洗練され、乗り心地も上質なものへ変化したということ。
吊るしの状態であるアルミホイール×アルミフレームという組み合わせもあってそれなりに突き上げ感がありましたが、カーボンホイール+チューブレス化に路面からのノイズが減り、ホイールの外周部が軽くなったのも大きな要因でしょうか?
参考までにRS-171の前後セットは1,995g 対してCOSMIC SLRは前後セットで1,390g
タイヤも片側あたりの重量で Vittoria Zafiro Pro 28C 340g、Panaracer AGILIST DURO 30C 290g
チューブとシーラントのスペックは不明だった為カウントしませんが、ほぼ同じ重量だとしても約700gも軽くなっているので走りが良くなるのは必然です。
ここまでのスペックはかなりの費用がかかりますが、タイヤを交換し余力があればチューブレス化するだけでも効果がありますし。SLRグレードでなくてもCOSMIC S 42等のカーボンホイールに交換したら素の状態からさらにいいパフォーマンスを発揮してくれるのは間違いありません。
初めの状態も変にコストカットをし過ぎて性能を犠牲にしているわけではないのでスペックとしても価格面を考えれば申し分ないですし後々カスタマイズをすればより楽しく乗れる一台ですので最初の状態でも大きな不満はありません。
以上、これからロードバイクを始めてみたい方にオススメしたい「DOLOMITI DISC」のご紹介でした!
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気になった方は実際に実車を確認することもできますよ!
ご不明な点がございましたら
ワイズロード池袋本館(03-5992-4070)までどうぞ!