日本最大級のスポーツサイクル専門店
2026/08/23 11:33
ワイズロード金沢野々市店のエンドウです。
しなやかな乗り心地とクラシカルな美しさで、多くのサイクリストを魅了し続けるクロモリ(クロムモリブデン鋼)フレーム。適切なメンテナンスさえ行っていれば「一生モノ」として長く愛用できるのが最大の特徴です。
しかし、アルミやカーボンとは異なり、クロモリ最大の敵は「サビ(酸化)」です。今回は、大切なクロモリバイクを美しく保ち、末永く乗るためのメンテナンス方法を分かりやすく解説します。
目次
鉄を主成分とするクロモリフレームは、水分や湿気放置による内部からのサビに最も注意が必要です。
濡れたらすぐに拭き取る
雨天走行後や洗車後は、フレーム表面だけでなく、ラグ(継ぎ目)やネジ穴の隙間までしっかりと水分を拭き取ります。
シートポストとネジ類のグリスアップ
金属同士が固着(固まって抜けなくなる現象)するのを防ぐため、シートポストや各種ボルトのネジ山には常にグリス(固形潤滑油)を塗っておきます。
フレーム内部の防錆処理(年1回〜)
シートポストを抜き、フレーム内部(パイプの内側)に向けて金属用防錆スプレーを吹き込んでおくことで、目に見えない内部からの赤サビを防ぎます。
日常の簡単なケアから定期的な点検まで、スケジュールを意識して行うのが長持ちのコツです。
空域圧点検≪乗る前≫ タイヤの指定空域圧を確認&亀裂や傷が無いか確認
チェーン洗浄・注油≪200~300㎞≫ ディグリーザーで汚れを落としてチェーンオイルを1コマずつ注油
シートポストのグリス≪半年に1回≫ シートポストを一度抜いて、古いグリスを拭きっとってから新しく塗りなおす
内部防錆≪年1回≫フレーム内部に防錆スプレー処理を行う

大量の水洗いは避ける(「水なし洗車」が基本)
ホースでの丸洗増や高圧洗浄は、フレーム内部に水が侵入してサビの原因になります。水で濡らして固く絞ったマイクロファイバークロスや、自転車用フォーミングマルチクリーナーを使った「水なし洗車」がおすすめです。
塗装剥げ(小傷)の放置は厳禁
跳ね石などで塗装が剥がれて金属が露出すると、そこから一気に赤サビが広がります。小さな傷を見つけたら、すぐにタッチアップペイント(車用や自転車用)で補修しましょう。



一見手間に思えるクロモリのメンテナンスですが、手をかければかけるほど愛着が湧くのもこの素材ならではの魅力です。
「水気を残さない」「定期的にグリスを塗る」という基本を守って、最高の相棒と長く快適なサイクルライフを楽しみましょう!