【ワイズロードスタッフ試乗会】がっちり試乗してきました！
by: クスノキ

こんにちは神戸店の楠です。

年に1回のワイズロード主催スポーツバイクデモの
スタッフ向けの試乗会に初参加してきました。

まずこの試乗会に当たり協力くださった各メーカー様方々
貴重な機会を設けさせて頂いてお礼申し上げます。

さては１月に開催という事で天気が気になる所でしたが
当日は快晴に気温も比較的暖かく気持ちよく試乗出来ました。

今回は試乗した中でこちらをピックアップさせて頂きます。

TREK

DOMANE SLR７ e-TAP GEN4

￥1,501,390(税込)

エアロロードのMADONE(マドン)と共にフルモデルチェンジし第4世代のDOMANE(ドマーネ)です。

新型が2種類あるという事で非常に賑わっていたTREKブースですが
早速乗った感想をまとめていきたいと思います。

インプレッション

こちらの車体、最初に試乗しメーカーの方から
『出来るだけ道の悪そうな所を選んで走ってみて下さい』
との事で凹凸を狙い走行してみました。

流石は名うてのエンデュランスロード
少しの凹凸ぐらいでは地面からの突き上げや
細かな振動は感じさせません。

OCLVカーボンとIsoSpeedの恩恵が非常に大きく感じられました。

ここまでは従来のドマーネでも体感出来た部分でも有りますが
今回印象が変わったのが操作性、エンデュランス系は快適さを
求めるため重量に関してはあまり重要視される要素ではありませんが
今回のドマーネはフレームで約300ｇ車重全体だと500ｇ近く軽量化
されています。

この効果は操作の反応速度が1段階上がった感覚を受けました。

登り坂があればもっと実感できたと思います。
機会があれは試してみたいですね＾＾

コンポーネントはSRAM Force Etap普段シマノに慣れているのですが
これはこれで電動変速でスムーズですし変速方法の違いも意外と
慣れるまでそれほど時間がかかりませんでした。
使用感もシマノとそこまで変わらないかなという印象です
(グレードはアルテグラ相当の物です。)
この辺りは好みになってくると思います。

やはり1番体感できたのは重量の部分でしたので
これから少し詳しく説明致します。

OCLVカーボンフレーム

フレームはOCLVカーボン800を使用しています。

OCLVとはOptimum Compaction Low Void(超高密度圧縮低空隙)
カーボンファイバーの層を高密度に圧縮する工程の中で
カーボン構造内の空隙(弱い点)を最小限に抑える技術を使用し
空隙を1％未満に抑える事で高い耐久性と高強度の構造を持った
トレックのオリジナルカーボンテクノロジーを駆使し作られたフレームです。

カーボンフレームを製造する過程で最も重要なのが
カーボンシートや樹脂の中から可能な限り空隙を除去することです。
空気の残る量が多ければ強度が落ち、その分肉厚に形成しなければなりません
そうすると重量も増してしまいます。

800シリーズは最上位に当たるグレードで
今まではエモンダ・マドンに使用されていましたが
今回の新型からドマーネにも採用されました。

剛性は変わらずより強度があるフレームなので
同じ剛性を持った物よりもカーボンの使用量を抑えて形成が出来る事で
軽量化に繋がっています。

今回第3世代から第4世代に大きく変わった点が
IsoSpeedという振動吸収機構です。

各部、パイプとパイプが繋がる部分を敢えて独立させ、
しならせて振動を吸収。
元々、繋がるはずだった箇所にはサスペンション的なギミックで
パワーの逃げも最小限にとどまっています。

新型になり変更されたのはまずフロントのIsoSpeedが無くなった事と
リアのIsoSpeedが調整式から固定式になりシンプルになりました。
その分フレームだけで約300ｇ軽量化しています。

IsoSpeedを搭載してからのデータを元に
長所を殺さず必要最低限の機能を残し
バランスをオールラウンドに傾けた
そんなイメージを受けました。

 終わりに

今回試乗させてもらい受けた印象は快適さは勿論
今までよりも速く走れそうとの印象を受けました。

タイヤ幅も38㎜まで装着可能なので未舗装から
舗装路まで用途に合わせて換装出来るので
レースもバッチリ対応出来ます。

後この車体を最初に乗ってしまった為、エンデュランス好きの
私としては基準のハードルをググッ！と上げてこの後乗った
エアロロード・オールラウンドモデルを固いと感じてしまい
乗る順番を間違えたと少し後悔しています(笑)