【TREK】2023 新型EMONDA ALR5 徹底解説いたします
by: イワナミ

1 TREK EMONDA ALR5
- 1.1 新型Emonda ALRのアップデートポイント
- 1.2 各部チェック

TREK EMONDA ALR5

Trek Black

Azure to Living Coral Fade

価格:301,290(税込)
サイズ:47,50,52,54,56,58,60
※サイズにつきましては購入前にバイオレーサーシステムにて測定させていただくことを推奨いたします。

新型Emonda ALRのアップデートポイント

空力性能と速さを追求したジオメトリー設計に

新型Emonda ALRでは、前作のH2フィットに比べて、約2.4㎝ヘッドチューブ長が短くなったH1.5フィットを新たに採用。EmondaのカーボングレードSLやSLRに採用されている物と同様になります。
ヘッドチューブが短くなることで、より前傾姿勢とれると同時に空気抵抗を減らし、より速く走ることを可能にします。
前作と比べると少し前傾姿勢にはなりますが7サイズの展開があり要望に合ったサイズでお選びいただけます。

フレーム形状を一新しKammtailチューブ形状を採用

TREK最軽量アルミ（Ultralight 300 Series Alpha Aluminum）はそのままに、フレーム形状を従来モデルの丸いフレーム形状から、Emonda SLR、SLなどでも採用している空力を意識した翼断面のカムテール形状を採用。平地、登り、下りなどあらゆる状況下で優れたエアロダイナミクスを発揮します。
Emonda ALRは、Domane ALシリーズなどと比べ軽く、より速く走ることを可能にします。

コンポーネントはSHIMANO 105 11S

メインコンポーネントは、Shimano 105 11Speedを採用。
11速モデルの中では一番コストパフォーマンスがよく、ブレーキ・変速操作も非常にスムーズで初心者から上級者まで扱いやすいコンポーネントとなっています。
ホイールはAffinitiyからParadigmへとアップグレード。
TLRに対応しているホイールです。別途パーツは必要になりますが新たにホイールを購入しなくてもTLRにすることが可能となります。

各部チェック

ヘッド周り

前作ではダウンチューブやフォークへ延びていたワイヤー類がヘッドのところから内装へ変更されています。これにより空力性能が上がっているのもそうですが、ハンドル回りがすっきりしていいですよね。近年ひそかに人気があるハンドルバーバックを付ける際もワイヤー類を気にせず取り付けが可能となります。

TREKのアルミ加工のここがすごい！

他メーカーの車体と比べTREKのアルミ加工技術は群を抜いているのではないでしょうか。
ハイドロフォーミング技術を用い円筒状のパイプを加工しています。Invisible Weld Technology（溶接痕を目立たせない技術）を用いており、特にALRグレードについてはカーボンバイクのような滑らかな仕上げとなっています。

TREKの加工技術についてはこちら。