Muc-Off プロテクト系スプレー 3種、どう使う？
by: 大久保徹泰

洗車後や日常のメンテナンスで役立つのが、Muc-Offのプロテクト系スプレー。

「Bike Protect」「MO-94」「HCB-1」と似たような役割に見える製品がありますが、実際にはそれぞれ得意なシーンが違います。

ここでは、Muc-Offヘビーユーザーの私が普段行っている使い分けをご紹介します。

① Bike Protect

• 特徴

  • 洗車後のフレームや金属パーツに吹きかけて、水分を追い出し、防錆・防汚コーティングをする仕上げスプレー。

  • フレーム全体に薄い保護膜を作り、次の汚れが付きにくくなる。

  • グロス／マット塗装どちらでも使用可（ただしディスクブレーキやリムブレーキ面は避ける）。

• 使い方

  1. 洗車・水切り後、バイク全体に軽くスプレー。

  2. 柔らかいクロスで拭き上げる。

  3. ブレーキ周り、タイヤトレッド面は避ける。

② HCB-1

• 特徴

  • 最大1年持続する長期防錆コーティング。

  • ナノテクノロジーによる“バリア膜”が塩害・湿気から守る。

  • 海沿いや冬場（融雪剤）、長期保管など「過酷環境」向き。

• 使い方

  1. 洗車＆乾燥後、金属パーツやボルト類にスプレー。

  2. 流れ落ちにくい粘度のある被膜を作るので、長期間放置OK。

  3. 塗装面にも使えるが、特に金属部品や隠れた箇所に効果大。

③ MO-94

• 特徴

  • BIKE PROTECTと比べ、よりギア周りにおすすめな潤滑・防錆スプレー。

  • 水置換性あり、軽い潤滑、サビ止めに使える。

• 使い方

  1. ギア、チェーンにスプレー。

  2. 布で余分を拭き取る。

私は、実際に次のように使い分けています。

• フレーム全体 → Bike Protect

  • 洗車後にフレームやフォークにスプレーして拭き上げ。

  • 水分を追い出し、薄い保護膜で防錆＆防汚。

  👉 次回の洗車が楽になるので、定期的なお手入れの仕上げに最適です。

• 駆動系→ MO-94

  • 水洗いした後に残った水分を追い出し、チェーンオイルを塗布する下準備に

  • 水分を弾き、錆を防止。

  👉 「潤滑、防錆、水置換」ができる万能スプレーとして1本持っておくと安心です。

• ボルト類・ステムやシートクランプ → HCB-1

  • ステムやシートクランプのボルト類など、汗や雨で錆びやすい場所に使用。

  • 長期間持続する“防錆コーティング膜”が安心感を高めます。

  👉 過酷環境や長期保管用として頼れる一本です。

ぜひ参考にしてみてください！

📌 まとめ

• 日常の洗車後ケア → Bike Protect
  → 次回の掃除が楽になる“お手入れ用”。

• 過酷環境や長期保管 → HCB-1
  → 海沿い・冬場・屋外保管なら必須。

• 万能スプレー → MO-94
  → 工具箱に1本入れておくと安心。