【京都TECH】新シャフト大爆発回避成功！ZONDAのスポークを交換しました。
by: 京都店

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ご存知の方も多いとは思いますが、カンパニョーロ＆フルクラムは

新型ハブになってからエンドが左右別体になっております。左右5mmの

アーレンキーをかけて回すと普通は左エンドナットが外れます。が、新型

ハブはまれに右側が先にゆるんでしまうことがあります。

玉当たり調整機構が付いている左側のエンドが外れたらそのままシャフト

が抜けるんですが、右側はエンドが外れてもシャフト自体の鍔で抜くこと

はできませんので、左エンドナットを外すことが必須です。

 

普通に考えて↑のような状態になってしまうと、14mmのスパナをかけてし

まいたくなりますが、このままスパナをかけて回すとアルミ製のシャフト

はあっという間に歪んでしまってシャフトを破壊しないと取ることは不可

能になってしまいます。

 

 

この部分の幅は13.80mmです。

通常の14mmスパナはメーカーによって公差もありますが、

 

 

14.30mm、0.5mmも差があるとなめてしまう可能性がかなり高いです。

ちなみにこういう時に使いがちなパークツールのハブレンチは14.40mm

あります。さらに薄いので余計にダメです。

 

そこで、工具を作ります。

 

 

この13mmのスパナを13.40mm→13.90mmまで削って広げます。

 

 

削ってる様子は割愛しますが、寸分のガタもない状態で差し込みます。

 

 

 

この時、右エンドナットは必ず取り付けた状態にしてください。

ナットがない状態でスパナをかけるとあっという間にダメにし

てしまいます。

 

念には念を入れてアーレンキーもさして一緒に握ります。

 

 

パキッという甲高い音ともに左エンドナットが外れました。

写真の通り、このホイールはスポーク折れで入庫していた

のですが、スポーク交換よりこの右エンドナット問題の方が

仕事量的におおごとでした。

 

 

スポーク交換は数分で完了しましたが、

工具を加工している方が数倍かかっています。

 

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4月21日　土曜日

 

 

 

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時間

 

 

一部　13時

 

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