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【Bryton】新製品解説!これは過去最良モデルの予感…。【Rider S500】
by: 京都店

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こんにちは、京都店フルヤです。

1万円を切る低価格モデルから高機能モデルまで、手広くGPSサイクルコンピューターを手掛けるBryton(ブライトン)から、先日発表されたニューモデル、”Rider S500″が入荷してまいりましたので、詳しくご紹介させて頂きます。

 

BRYTON Rider S500

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Rider S500E (本体のみ) : ¥39,380-(税込)
Rider S500T (速度・ケイデンス・心拍センサーセット): ¥49,280-(税込)

 

進化を続けるBrytonの新たなハイエンド

Brytonは、GPSを搭載した一般電子製品を開発生産する台湾の企業です。カーナビなどを手掛ける大手GPS関連企業から独立した社員が立ち上げたという経緯もあってか、良質な製品を他社メーカーより格安でリリースしているのが特徴。
プロチームにも機材提供していることもあり、昨今では多くのサイクリストにもその性能が膾炙されつつあるメーカーです。

そのBrytonの新作 Rider 500Sは、簡潔に言えばこれまでのトップエンドモデル、Rider 750の細部をブラッシュアップし、よりシリアスライダー向けに振ったモデルとなります。

 

現行モデルから大幅進化

まずは簡潔なスペックを。

Bryton Rider S500

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液晶サイズ:2.4″
防水性能:IPX7
充電ポート:USB Type-C
稼働時間:最大24時間
位置測位システム:Gull GNSS

 

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まずは画面サイズについて。2.8インチのタッチスクリーンを採用している現行フラッグシップのRider 750と比較すると、画面サイズが小型化しています。これは、ナビ機能に重点が置かれているRider 750に対して、Rider 500Sはよりワークアウト重視な性格となっているためだと思われます。

また、注目したいのがディスプレイ自体の進化。色彩が従来モデルよりも鮮明となり、表示内容が読み取りやすくなっているだけでなく、従来機種で課題を残していたタッチパネル自体の反応性も向上しています。更に明るさの自動調整機能までついてくる進化っぷり。
実際に触ってみましたが、なるほどタッチパネルの感度はすぐに分かるほど向上しています。スワイプ操作なんかは、正直かなりもっさりしていた従来モデルを知る者としては感動モノでした。

 

また、バッテリーの持ちもRider750の20時間から24時間へと向上。バッテリー持ちに関してはRider750を実際使ってみても特に不満はなかったので、ここはより盤石に、といったところでしょうか。

 

そして、裏面にもヒミツあり。

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マウントが交換式となり、破損に強くなっています。またそれだけでなく、ガーミン用マウントへのアダプターも別途販売されるもかなり嬉しいポイント。手持ちのマウントがガーミンタイプしか使えない…という方も選べるようになっています。

そして個人的に評価したいのは、充電ポートがUSB Type-Cへ変更になった点。全部Type-Cになったらいいのに…。(ぼやき)

 

更に充実した機能

Rider 500Sでは、Rider 750でも99以上と充実していた機能が130機能以上へと増えています。
その中からいくつかご紹介させて頂きます。

スマートトレーナーとも相性抜群なワークアウト機能

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ズーム機能の付いたワークアウトのグラフィック表示機能や、リアルタイム強度調整、新しい回復力ワークアウトモード、ワークアウトメモ機能などなど、充実した新機能により、更にトレーニングを楽しめるようになっています。

ANT+ FE-Cスマートトレーナーと互換性があるので、本体からトレーナーの負荷調整やパワー制御も可能。仮想走行シミュレーションモードで、ライダーが設定したマップの勾配をバーチャルに再現することも可能です。

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ワークアウトの残り時間の表示機能、ワークアウトの進捗状況の表示機能、目標パワーページ上でのカスタマイズ可能なパワーゾーンなど、鮮やかなグラフィック表示機能も満載です。そろそろ機能がゲシュタルト崩壊してきそう

 

ナビ機能も進化

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画面は小さくなりましたが、ナビ機能が使いやすいのはRider750から引き継がれた美点。

OpenStreetMapsに対応したマップは、自転車店、病院、給水所、トイレ、食品店など幅広いPOI(Point Of Interest)が表示可能。ライドの際、スマホでいちいち調べなくても目当てのスポットを簡単に見つけることができます。

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スマホからだけでなく本体からの検索も可能となっており、音声検索にも対応。ライドに集中しているときでも、曲がり角では音で通知してくれます。また、ルートから外れてもオートリルート機能があるので難なく復帰できます。更に、走ってきたルートを逆に辿れる機能「ターンバイターンナビゲーション」も搭載。はじめて行くルートでも、帰りが安心です。

クルマのナビよりすごいかも…。

 

その他役立ち機能

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まずはLiveTrack機能から。Garminにも同じ名前の機能があるので、使ったことがある方なら聞いたことがあるかもしれませんね。

機能自体もGarminと全く同じで、スマホと接続することでライド中の位置情報をリアルタイムで共有できるというもの。
自分がどのようなルートを走っていて、今どこにいるのかという情報を伝えることができるので、グループライドや練習の際には重宝しそうです。

 

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お次にクライムチャレンジ機能。これまたどこかで見たことあるような…

こちらは、ルート案内時に登り区間の距離、斜度などの情報をわかりやすく表示する機能となっています。ヒルクライムのペース配分に役立ちそうです。
登り区間に近づくと自動的にクライムチャレンジ画面に切り替わり、ワンタッチで戻せるようになっています。

 

大幅進化したBrytonの決定版

更なる機能の充実と、細かい瑕疵のブラッシュアップが行われたRider S500。

「これならGarminはいらない」…そう言っても差し支えがないレベルまで達していると思います。

 

実機レビューも追って掲載させて頂く予定です。
既存機種、Rider750の実機レビューはこちらからどうぞ。こちらもナビがメインの方には大きめ画面でおすすめです。
ナビ機能に関してはほとんど変わっていないので、参考になるのではないかと思います。

http://ysroad.co.jp/kyoto/2020/12/09/68310

サイクルコンピューターの購入の際はぜひご検討ください。

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