完成車&サイクルウェア京都エリアNo,1品揃えのお店!
2022/03/18 20:02
目次
いつもワイズロード京都店をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
誠に勝手ながら3月の定休日を変更させていただきます。
第二月曜日↓
3月7日㈪
3月14日㈪
3月28日㈪
お客様には大変ご迷惑をおかけ致しまして誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。
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こんにちは、京都店フルヤです。
三寒四温と謂われるように、まだまだ寒い日もあるものの暖かい日も増えてきましたね。そろそろ本格的にライドの準備をはじめる頃ではないでしょうか。花粉が辛いところでもありますが…。
というわけで、今回は大注目の最新ロードタイヤが入荷しましたのでご紹介させて頂きます。
ロードバイクのパーツで最も費用対効果が高いであろうパーツがタイヤ。それゆえ多くのメーカーがしのぎを削っているのですが、その中で長きにわたってひときわ存在感を発揮している日本のメーカーが”Panaracer”です。
もともとパナレーサーのロードタイヤでは、10年以上にわたって”RACE”シリーズがメインのラインナップとなっていました。例えば”RACE A EVO 3″とか…。耳にしたことがある方も多いのではないかと思います。
その”RACE”シリーズの後継となる完全新作モデルが「アジリスト」なのです。
今年で70周年を迎える同社が節目にリリースしたこの”AGILEST”―「アジリスト」。
機敏性、俊敏さ、素早さ…などといった意味を持つ形容詞、”agile”の最上級が”aglest”。その冠する名から、自ずとコンセプトが見えてくるように思えるのは私だけでしょうか。
メーカー曰く、開発コンセプトは「全く新しい黄金比」。
転がりの軽さ、高いグリップ力、そしてしなやかな乗り味。それらを高い次元で実現するための過程で、これまでにない「黄金比」のリビルドに至ったといいます。
さしづめ、極限まで性能を追求する中で、これまでのタイヤ設計をゼロから見直して再構築した…といったところでしょうか。
そして実際に、タイヤを構成するほとんどの部分は刷新されています。
まずはコンパウンド。タイヤの中でも路面と直接接するゴム素材です。
前作RACE EVO4シリーズまで採用されていた”ZSG ADVANCED Compound”から、今作では”ZSG AGILECompound”へと進化。
具体的に数字として大きく改善されたのが転がり抵抗で、なんと12%も削減。もちろん、グリップ力はそのままだといいます。
グリップ力や耐パンク性は以前から文句なしだったパナレーサーのタイヤで、唯一他社ハイエンドに劣るかな?と個人的に思っていたのが転がり抵抗だったので、これはかなり期待できるのではないかと思います。
また、これまでのRACE EVOシリーズで特徴だったオールコンタクト形状—タイヤを断面から見た際に地面と接する側が尖った形状が廃止されています。
オールコンタクト形状にはバイクを倒した際僅かに接触面が増えグリップが増えるというメリットもありましたが、その分コンパウンドが厚くなっていました。それを削除したことで、大幅な軽量化に繋がっています。
次に、耐パンクベルト。コンパウンドの下に敷かれ普段は見えませんが、これがないと簡単にパンクしてしまいます。縁の下の力持ち的な部位です。
新たな耐パンクベルト”Tough & Flex Super Belt/Outer Shield”は、その名の通り、従来の”ProTite”より強く、しなやかで、さらにより軽くなっています。
軽い転がり、耐パンク性能、しなやかな乗り味を目指し行われた上記の改良は、副産物として飛びぬけた軽さまでももたらしています。
今作も重視する性能に合わせて3つのモデルが展開されるのですが(詳しくは後述します)、最もノーマルなオールラウンドモデル、”AGILEST”の25Cで、なんと190g。これは他社の軽量モデルに比類する軽さです。
軽量モデル”AGILEST LIGHT”に至っては、なんと170gと、耐パンク性能を完全に捨てた飛び道具系を除けば、最軽量クラス。
パンク性能を重視した”AGILEST DURO”でも220gと、他社のオールラウンド級の軽さと、全体的にとても軽量に仕上がっています。
オイシイことばかり書くのは胡散臭いので、個人的にちょっと気になった点も。
前作までのオールラウンドモデル”RACE A”系では全面に耐パンクベルトが配置されていたのに対し、今作のオールラウンダー”AGILEST”では接地面のみの配置となっています。また、実物を触ってみた感じも全モデル通してかなり薄め。あくまで一個人の感想ですが、ピレリに近いような…。全体的に前作よりレース志向なのかもしれません。
そのため、デイリーユースも視野に入れるのであれば”AGILEST DURO”の方がイイのかな…?という気がチョットしています。十分軽いですし。
少し先走って書いてしまいましたが、今作”AGILEST”も、”RACE”シリーズ同様3つのバリエーションの展開。
メーカーさんが単純明快に特徴をまとめてくれています。
ほうほう。では、左から順に見てゆきましょう。
23C~28C
各6,270円(税込)
や、安っ。他社ハイエンドタイヤが1万円を超えようかという昨今でこの価格…。パナレーサーさん、いくらなんでも気合入りすぎでは。
こちらの”AGILEST”は、軽さ・耐パンク性をバランスよく備えた、ラインナップ中最もベーシックな位置づけ。
ロングライドからレースまで、シーンを選ばず活躍してくれそうな一本です。
こちらのモデルは、クリンチャーに加えてチューブレスレディタイプも用意されます。当店への入荷は今年4月予定です。
また、このモデルの25C, 28Cに限りクラシックスキン、いわゆる飴サイドもラインナップがあります。
カスタム上級者の方、バイクのアクセントにいかがでしょう。
23C, 25C
各6,820円(税込)
「鬼軽」とは思い切ったキャッチコピーですね。
こちらはヒルクライム向けの超軽量モデル。23Cで160g、25Cで170gという驚異の公称重量です。これで耐パンク性能もある程度は確保しているというのだから驚き。
ヒルクライマー御用達の飛び道具、Continental GrandPrix SUPERSONICが23Cで公称150g、実測175~185gなので、公称通りならば同等レベルの軽さですが…ということで実測。
?????
実測153g。これでお値段も他社決戦用タイヤの半分くらいなのですから、ぶっ壊れとしか形容できません。ヒルクライマーの皆様は是非ご購入を。感想お待ちしております。
23C~28C
各6,820円(税込)
最後は重量の微増と引き換えに耐パンク性能が大幅に向上している”AGILEST DURO”。
接地面以外にも耐パンクベルトが仕込まれています。メーカーの指標ではツーリング向けとなっていますが、25Cで220gと他社フラッグシップオールラウンドタイヤ並の軽さ。個人的には迷ったらコレじゃないかな、と勝手に思っています。
実はラインナップはもうひとつ。
25mm
10,780円(税込み)
最近なかなか見る機会も減りましたが、プロなど競技の世界では現役バリバリなチューブラーもあります。
言うまでもなくこちらも新型コンパウンド、耐パンク層を採用しており、チューブにはもちろんパナレーサーの誇る軽量チューブ、R’AIRが。
ここまでご紹介させて頂いたAGILEST。デビューしたてホヤホヤの新作タイヤですが…
ただいま京都店では、期間限定のポップアップストアを展開中!
店内奥の方の壁面にて、紹介映像やパネルと共に展示しております。グラベルキングもありますよー。
もちろん本日ご紹介させて頂いたタイヤは全てご用意しております。
※在庫には限りがございますので、品切れの際はご容赦ください。
ご来店お待ちしております。