完成車&サイクルウェア京都エリアNo,1品揃えのお店!
2022/05/20 17:22
どうも京都店 吉野です。
今回はリムブレーキのロードバイクのお話です。
完成車は少しでもコストを削減して、
少しでも安く提供しようとクランクやブレーキなど
変速にあまり関係のないパーツのグレードを下げることで
お安く仕上がっていることが多いです。
「105完成車」と書いていてもクランクが、ブレーキが違う!
なんてことがよくあります。
フレーム、ホイールに次いで目立つクランクが社外品・・・
というのもなんだか味気ないものですが
クランクに関しては社外品でも変速しますし
ほとんど誰も気にしません。
大切なのはきちんと変速するということ。
どうしても見た目が気になるなら後から交換すればいいんです。
クランクなんかは簡単に交換できますので。(シマノ→シマノの場合)
個人的な意見ですがブレーキは交換したほうがいいんじゃないかと思います。
SHIMANO BR-R7000(前後セット) 12,163円
フロントのみ 6,705円 / リアのみ 5,609円
重量 379g(ペア)
昔からやっている人は多いカスタムです。
例えば、社外品のエントリーブレーキキャリパーから105にブレーキキャリパーをアップグレードすると制動力が強くなるというものです。誤解がないようにお伝えするなら社外品のブレーキが効かない!ということではなく、105のブレーキキャリパーは剛性が高く、強い力が掛かっても変形しにくいこと、構造的に105以下の同社のブレーキよりも更に軽い引きで同等かそれ以上の制動力を得られるといったものです。ロードバイクはスピードの出る乗り物で慣れた方なら原付の法定速度を超えることがあります、自動二輪のような丈夫なプロテクターや頑丈なヘルメット、自動車のエアバッグのような衝撃吸収システムもありません。生身に着用義務のない樹脂と発泡スチロールの緩衝材でできたヘルメットだけで身を守ります。(ヘルメットの着用努力義務はある)
自転車に限った話ではありませんが危険予測、回避というのは必要なんですが、そこで制動力が大切になってきます。
万が一の時を考えると制動力の強いブレーキの方がいいと10人に聞けば9.8人は言うでしょう。平坦だけでなく山を登ったり下ったりする以上、自転車のブレーキは自分の命にも他人の命にも関わる重要なパーツです。
なので105のブレーキキャリパーのように最上位モデルの流れを汲んだものに変えた方がより安全です。
ブレーキをしっかり効かせた状態で自転車を前に押そうとすると皆さんの自転車はどうでしょうか?ズルズルと引きずられるように進んだりしませんか?これはブレーキ本体のストッピングパワー不足もあるかもしれませんが汚れ、メンテナンス不足の可能性もあります。
同じように105のブレーキを効かせた状態で押してもビクともしません。後輪が浮くくらいの力で押してもです。
もちろん105などのブレーキを使っていてもメンテナンスしていなかったり、リム面が汚れていたりすると社外品ブレーキと大差なくなってしまいかねないので基本的なメンテナンスはとても大事です。
それだけでなくブレーキの効きをレバーの握りで細かく調整しやすく、スピードのコントロールもできるので、サイクリングを楽しみたい方にも非常におすすめです。
余談ですが105以上のアルテグラやデュラエースは
更に制動力、コントロール性に優れており中には105にない金属製のプレートが入っており、たわみなどに対する剛性が大きく向上しているだけでなく、肉抜きもされ、デュラエースは326g(ペア)、アルテグラは360g(ペア)となっています。
SHIMANO R55C4(BR-5800) 1,656円(片輪分)
ブレーキ本体を変えるのは予算的にちょっと・・・
という方はブレーキシューを105グレードにするのもおすすめです。
ブレーキキャリパー交換ほどの驚きや感動はありませんが
お手軽に交換できるので互換性があるなら取り付けが可能です。
安いブレーキシューのように固く削れにくい(止まりにくい)ものとは違い、柔らかく削れやすい分、リムをギュっと掴み止めることが可能です。
社外品は~社外品は~と散々言ってきましたが、あくまでも完成車のコストダウンに採用されているやっすいブレーキキャリパーのことです。「ブレーキが効かない」で有名ところもグレードが上がればちゃんと効きますのでご安心ください。
安全のために、快適なライドのためにぜひ交換してみてはいかがでしょうか?
ぜひご相談ください。
それでは。