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不動の人気ZONDA。人気の秘密はG3組みにあり?
by: 京都店

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お店で買ったままのロードバイクに乗っていて今よりも快適にサイクリングしたいならホイール交換がおすすめです。

自転車はペダルの力を駆動輪(リア)に伝えて進んでいるわけですが
駆動輪が軽くなるほど、回転の抵抗が減るほど、力に負けずに円を保ち続けるほど、快適に、楽に、速く移動することが可能です。

数十万するホイールには各メーカーのプライドと技術がつぎ込まれています。

いきなりそんなカスタムをするのは気が引ける・・・

という方は正しい感覚です。

快適なライドを楽しむには数十万円するホイールを買わないといけないのかといえばそんなことはありません。完成車に付属している鉄下駄でも十分楽しめますし、10万円以下のホイールでも違いを感じられます。

速さや軽さを突き詰めれば最後に行き当たるかもしれませんが・・・

ホイールのカスタムのド定番。どのサイトに行っても書いてあり、どのショップに行ってもだいたいすすめられるディスク、リム問わずにカンパニョーロ/ゾンダでしょう。

一目見てカンパニョーロだとわかるスポークのG3組み。
これに憧れる方は多いです。

なぜ人はゾンダをオススメするのか
今日はその理由をご紹介します。

Campagnolo ZONDA

楽天市場】CAMPAGNOLO カンパニョーロ ZONDA C17 WO ゾンダC17 クリンチャー 前後セット ☆カンパ仕様  ロードホイール(8050046163773) : 自転車館びーくる

リムブレーキ

86,900円 → 73,865円

ディスクブレーキ 

110,000円 → 93,500円

カンパニョーロ製としては非常にお手頃なミドルグレードホイールです。
カスタムとしてまだ手が出しやすい価格で交換による走りの違いを大きく実感でき、中古市場も大きく値崩れすることなく今後上位モデルに買い替える時に売って資金の足しにするもよし、街乗り用のホイールとして使うもよし。非常に優秀なカスタムです。

違いを実感できる軽さ!

完成車に付属しているいわゆる鉄下駄からゾンダに交換したら走りの軽さに驚くでしょう。2㎏を超えることも多い鉄下駄とは違い、重量は1540g(リムブレーキ)と約500gも軽量になります。たかがペットボトル1本分と侮るなかれ、500g軽くなれば漕ぎ出しが軽快に、上り坂でもちょっと楽に、速度の維持など走りのほぼ全てにいい影響を与えます。

これぞカンパ!G3!

ゾンダ_メガG3

カンパニョーロのホイールをご紹介するうえでこのG3組みの話をしないわけにはいきません。

リムブレーキはリアのみ、ディスクブレーキは前後ともG3というスポークを3本まとめた他のメーカーでは見ない組み方をしておりカッコいいだけでなく、空力性にも非常に優れています。

硬すぎず、柔らかすぎない踏み、乗り心地でとてもバランスのいいホイールです。

G3のデメリット

乗る上ではほとんど文句のないG3組みですが、当然デメリットも存在します。

・スポークの数が少ない為振れやすい

・振れ取りがちょっと難しい

特殊な組み方ならではといった感じでしょうか。
まぁ普通なら自分で振れ取りする機会なんて早々にないので気にしなくていいかと。

脱線

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リムブレーキモデルのフロントはこのように16本のスポークで組まれたラジアル組みで剛性はそれほど高くありません。
(右8本、左8本)

この組み方はリアのように高いがかかるところにはやや不向きですがリアほど高い剛性を必要としないフロントに採用することでしなやか乗り心地でかつ軽量に仕上がります。

スポーツ自転車、特に軽さを求めるロードバイクホイールに多い組み方です。

で、ディスクブレーキモデルはどうなのかというと、

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先程チラッと触れた通りフロントも21本のスポークで組んだG3組みとなっています。
(ディスク側14本、反ディスク側7本)

フロントにそれほど高い剛性を必要としないんじゃなかったん。

ってなりますがそれはあくまでもリムブレーキの話でディスクブレーキはハブからスポークを伝ってリムの回転を止める働きをします。

なので、スポークには駆動伝達の良さだけでなく制動伝達の良さも求められるようになったわけですが、リムブレーキモデルと同じ組み方では剛性が足りず早々に振れが出たり破断してしまう危険があります。なのでG3組みのように剛性の高いスポーク組みを採用したんじゃないかと。

リムブレーキモデルと比較してスポークの本数は増えたので若干の重量増。ディスクブレーキが出始めたときはブレーキ面がいらなくなるから軽くなるって聞いてたんですが・・・?

しかし前後ともG3組みになり、カッコいい!
という人も多いので結果オーライ。

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リアはディスク、リムモデル共通で21本のスポークで組まれています。
(ドライブ側14本、反ドライブ側7本)

あれ?これディスクブレーキモデルではディスク側ラジアル組みになってしまう・・・剛性大丈夫なん・・・と思わなくもありませんがディスク側のスポークを太くすることで十分な剛性を生み出せるようです。ノギスで測ってみましたが若干太くなっています。

そこは大手メーカーなのできちんと試験して合格したから世に出ているのでしょう。

そういえばフロントとリアでは少しリムハイトが違います。
操作性と空力性の両立です。

京都店にたくさんありますのでぜひご相談ください。