【LOOK】効率や楽さを追求したペダル
by: 京都店

どうもみなさんこんにちわ!
京都店の上田です。

少し前に自転車が欲しくて、色々なメーカーのモデルを見ていた時期がありました。

その中で当時(2014年頃)一番気になったのはLOOK。
トップチューブからステムまで一直線になるようなフレーム設計はいろんな自転車を見てきた中でも衝撃的でした。

そこからLOOKにハマった私で、色々なパーツを見ていました。
中でもペダルが気になっていましたので、ほんの少しだけ深掘りできればなと思います。

LOOKのペダルの進化

自転車業界は当初、トークリップのような固定方法を主としていました。

完全に固定できているわけではないので、お世辞にも効率がいいという事ではなかったようです。

そこに、スキー用品を扱っていたLOOKがそのノウハウを自転車業界に生かしたのが「ビンディングシューズ」の始まりでした。

業界初のビンディングペダル、「PP65」

すみません、幾分前のペダルなので写真が見つかりませんでした、、。

1984年、自転車界で初めてのビンディングペダルが発表されます。

それまで固定をする方法と言えば、トークリップの様にペダルに取り付けた輪っかに足を入れて固定するというのが定番でした。

LOOKが出したPP65は、今のビンディングペダルとあまりデザインが変わらないものとなり、また固定もしっかりしてくれるものなので、レースで劇的に環境が変わりました。

構造自体は今のKEOクラシックと似ていますね。
皆さんももしかしたら聞いたことがあるかもしれません。
「デルタクリート」と呼ばれるものが最初のビンディングモデルとなりますね。

新型ペダル、KEOシリーズ

時は流れて2005年。
LOOKが新しいモデルを発表します。

皆さんも聞き覚えがあるでしょう。
「KEO」シリーズ。

KEOクラシック3がこのモデルになります。
このあたりから現代の形にすごく近いものを感じます。

LOOK ( ルック ) ビンディングペダル KEO CLASSIC 3 ( ケオ クラシック 3 ) ブラック

バネで固定するタイプなのと、構造を簡略化することでかなりのコストダウンも実現できています。
クリートとの接地面も大きいので、安定したペダリングと優れたパワー伝達性能も実現できています。

そして2009年にKEO 2を発表。

LOOK ( ルック ) ビンディングペダル KEO 2 MAX ( ケオ 2 マックス ) ブラック

このペダルは先ほどのKEOクラシック3より接地面を25%広くなったので、パワーの伝達力をさらにアップしてくれています。
効率よくペダルを回す事ができる観点から、レースだけでなく、ツーリングと幅広く使うことができるようになりました。

この翌年の2010年には板バネ式を採用した「KEO BLADE」が登場します。

LOOK ( ルック ) ロード用ビンディングペダル KEO BLADE CARBON ( ケオ ブレード カーボン ) ブラック

見た通り、カーボンの板バネ式を採用されていますね。
これにより、コイル状の金属バネよりも重量が軽く、付け外しするときも「パチっ」といい音が鳴り響きます。

付けたか外したかが一発で認識できるのはLOOK唯一無二かもしれません。

レースだけでなくツーリングにも目を向けています。
このモデル、とても弱い力での着脱もできます。
なので、体重の軽い方や、女性のライダーさんには最適なペダルですね。

私が使っているペダルのお話

と、ここまでLOOKがどんなペダルを製造してきたかを軽くお話しさせていただいたのですが、ここからはLOOK愛好家の私が実際に使ってみてのレビューをお話しできたらなと思います。

LOOK KEO CARBON Ceramic クロモリアクスル

LOOK ( ルック ) ビンディングペダル KEO BLADE CARBON ( ケオ ブレード カーボン ) セラミックベアリング クロモリアクスル

私が愛用しているのが、このペダル。

グレードとしてはセカンドグレードになります。

 

このモデルはスピンドルがクロモリ、ベアリングがセラミック。

なのでとても良く回ります。

回転性能抜群です。

 

SHIMANOのSPD SLペダルも使っていました。

 

着脱の感じはSHIMANOとそんなに変わらないなというのが第一印象でした。

個人的には、付けた時の音がやはり気持ちがいいのと、固定できたことが確実にわかるので、不安感なくペダルを回すことができるのはよかったなと思いました。

 

では踏み面はどうでしょうか?

広いです。

 

SHIMANOやTIMEのペダルよりもかなり広く感じます。

そのせいか、中距離ライドでは、上記2メーカーのペダルより疲れにくい(足の裏が痛くなりづらい)と感じましたね。

 

見た目も高級感あふれる見た目でかっこいいのも好きな部分の一つです。

 

ただひとつ、固定力を変えたい時はSHIMANOの方が圧倒的に楽だなと感じた点です。

板バネを他の強さのものに交換する必要が出てきます。

交換の作業自体は難しくもなく簡単に終わる内容です。

DSC_0261

写真の部分にあるシャフトを抜いて、板バネを差し替えるだけです。
シャフトを固定する際も、力をかけながら締める必要は全くないのでパパッと終わります。

それよりも圧倒的にSHIMANOが楽さに関しては上回っていると言わざるを得ません。

あまり関係がないかもしれませんが、クリートにはグリップクリートとラバーなしのツルツルタイプのものとあります。

グリップクリートには、歩行するため、接地面にラバーがあります。

少し面倒ではありますが、ライドの目的によっては付け替えたりするのもいいなと思うところがあります。

グリップクリート↓

KEOクリート↓

着脱がはっきりわかる、固定感がしっかりとあるビンディングペダルをお求めならばLOOK製のペダル一択でしょう。

それほどまでに私一推しのペダルです。

本日はどうだったでしょうか?
初めの方に歴史などお話ししてしまい退屈だったかもしれませんね、、、

さらっと流し読みだけでもしていただければとても嬉しいです。

ここまでありがとうございます。
京都店の上田からでした。