ロードバイクが少し大きく感じた時の手段。
by: 京都店

どうも京都店 吉野です。

自分にあった完成車を買ったはいいけど

若干サイズが大きい気がする・・・

適正サイズのはずなのに…

 

前傾姿勢がつらい・・・

 

 

なんてことありませんか？

既製品なので160～175㎝の方向けの完成車であれば身長の違いの分ハンドルが遠く感じたり近く感じたりするかもしれません。

今日は簡単にできる？ハンドルの位置をちょっとだけ上げる方法をご紹介します。

まずはハンドルを外しましょう。

大抵の場合は4㎜の六角レンチで外せます。

ハンドルを外す際は１→２→３→４→１・・・の順に均等に少しずつ緩めていきます。

ハンドルやボルト、ネジ山に無駄な力が加わらないようにするためです。

トップキャップのボルトを外します。

左右にボルトがあるのでハンドルと同じように交互に緩めていきます。

これだけでステムは外せます。

ロードバイクでは水平で取り付けあることが多いですね。

前傾姿勢を取りやすくなります。

これは同じステムを反転させたものです。

少しだけ上に反っているのがわかりますね。

ではこの状態で取り付けていきます。

実際に取り付けてみるとかなりハンドルの位置が上がっていますね。

さて、この画像には一つあまりよろしくないポイントがあります。

↑これではトップキャップを締めることができません。

もともと3㎜のコラムスペーサーをステム上に置いていましたがなんでそんなことをするのかというと

トップキャップは意外と厚みがある。

なのでこの厚みを考えておかないといけません。

アルミコラムならスターファングルナット、カーボンコラムならプレッシャーアンカーというものがあります。

これらはコラムの内側でトップキャップを締めることによりフォーク全体を引き上げ玉当りとガタを取る役割があります。じゃあトップキャップを締めればいいだけじゃん。となりますがここに浮きがあれば引き上げられなくなります。

これではなにも固定されていないも同然。 

なので厚みをカバーするだけのコラムスペーサー2～5㎜をステムの上に1枚乗せるなどする必要があります。

しっかりガタが取れていないとコラムスペーサーは手で簡単に回ってしまいます。

このまま乗っているとフォーク破損の原因にもなるので必ず確認しましょう。

締める順番はトップキャップ→コラムクランプです。

 

なんやかんやでハンドルを取り付けました。

結構上がりましたね。

シマノのLTステム35°などを使えばもっとアップライトなポジションにすることも可能です。

ワイヤーを交換しないといけないこともあるので注意が必要です。

これで前傾姿勢も多少ましになり、ハンドルも近く感じますが自分で作業する際は必ずトルクを守って取り付けてください。

 

 

ポジションのお悩みやステム交換などの作業はぜひご相談ください。