【ワイズロードスタッフ試乗会】ブリヂストンの新作RP8とフラッグシップRP9乗り比べてみた【RP8】
by: 元井

 

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こんにちは

京都店の元井です。

前回に引き続きスタッフ試乗会の記事になります。

 

今回はコチラの自転車

BRIDGESTONE ANCHOR  RP9/RP8

ブリヂストン アンカーのフラッグシップモデルRP9と今年の4月より発売予定のRP8を実際に乗り比べてみました。

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価格 (税込):RP8 105 Di2 MODEL 550,000円 / RP8 FRAME SET 308,000円 

   RP9 DURA-ACE MODEL 1,320,000円/ULTEGLA MODEL 825,000円/FRAME SET 528,000円

 

RP9とRP8の違い

東京オリンピックに向けて開発されたブリヂストンの”叡智の結晶”RP9の遺伝子を受け継いだフレームです。

その形状を受け継いだミドルグレードモデルが今回のPR8になります。

形状は同じなので空力性能は同等になります。

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重量と剛性

RP9は東レのT1100を多く使っているのに対してRP8は同じく東レのT800とT700で構成されています。

主要パーツの剛性はRP9の90%ですが、全体の剛性バランスはRP9同等となっているようです。

フレームセットの重量は1450gです。RP9との差は100gぐらいですね。

 

コンポーネント

RP9の方は電動シフト専用になっているのに対してRP8は電動、ワイヤー兼用になっています。

現在乗っているロードバイクからのコンポーネントの載せ替えなどもRP8の方がスムーズに進むかもしれませんね。

ケーブル類はトップキャップからのフル内装になります。

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完成車は105Di2組での販売となっています。

完成車だと8.4キロのようです。(公式サイトより)

 

カラー

落ち着いたカラーリングが美しいです。

(レーシングホワイトが個人的に好きです。)

RACING WHITE

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RACING BLACK

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ジオメトリー

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  フレームサイズ 440 490 510 530
1 フレームサイズ センター~トップ 436 486 513 534
3 トップチューブ長(ホリゾンタル時想定) 518 532 548 565
4 ヘッドチューブ長 89 108 128 148
5 キャスター角 72°00′ 72°18′ 72°48′ 72°48′
6 シート角 74°06′ 74°00′ 73°42′ 73°00′
8 オフセット 48 48 45 45
10 フロントセンター 570 581 587 596
11 リアセンター 410 410 410 410
12 ハンガー下がり 72 72 72 72
13 ホイールベース 969 980 986 996
15 スタンドオーバーハイト(地上高) 707 745 770 789
16 スタック(ヘッドパーツ*込) 499 518 540 559
16 スタック(ヘッドパーツ*抜き) 487 506 528 548
17 リーチ(ヘッドパーツ*込) 376 384 390 394
17 リーチ(ヘッドパーツ*抜き) 380 387 394 398
  適応身長(cm) 155-168 165-175 170-185 178-188
  股下サイズ(cm) 69.8-75.7 74.4-78.9 76.7-83.5 80.3-84.9

 

インプレッション

さて、長くなりましたが実際に乗っていきたいと思います。

最初RP9をお願いしますと伝えたのですが、RP8が出てきました。

乗ったときに失礼ながら「あれ?こんなもんか?」と感じて確かめてみるとRP8でした。

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RP8で感じたことは飾り気のないシンプルな乗り味といったところでしょうか。

特段ずば抜けて硬さからくる機敏さもしなやかに伸びてくる感じもないですが、きれいにまとまっている優等生キャラだと感じました。

とは言え8kg台のロードとは思えない重たさを感じさせない乗り味でした。

これはフレームの違いで剛性が違ったのももちろんあると思いますが、一番はコンポーネントとホイールの差だと思いますね。

フレームでは100gしか差がない訳ですが、完成車では2㎏変わってくるわけですからね。

 

というわけで、後ほどRP9もお借りしました。

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乗った瞬間にわかりましたね。

踏み込んだときに所謂すごい硬いフレームのようにすぐトップスピードに持っていってくれる感覚はないですが、グググッと後から押し上げてくれるような感覚がありました。ただ硬いだけではない人を選ばない自転車なのではとかんがえました。

これは楽しいフレームだなと。おそらく平坦でも上りでも自分の背中を押してくれるいいバイクだと感じました。

そこでなのですが、RP8もおそらくホイール、コンポーネントを変えれば化けるフレームだと感じました。

(今回の試乗車はRP8が105、RP9がアルテグラでした。)

空力性能は同じなわけですから、重量が軽くなって剛性の上がるようなホイールを履けば変わると思います。

もちろん主要パーツ剛性が変わっていたりするので全く一緒というわけではないですが、
このフレームが半額近い額で手に入るのは一考の余地があると思います。

これからレースを始めたい方や、カーボンフレームに乗り換えを考えている方にとっては
機械式コンポーネントの載せ替えも可能なのでRP8がオススメなのではないでしょうか!

ご予約、ご相談ありましたら、ぜひお問い合わせください。