完成車&サイクルウェア京都エリアNo,1品揃えのお店!
2023/05/20 21:47
どうも京都店 吉野です。
最近のシートポストは従来の丸型からD型などのカムテール形状のものが多くなった気がします。
それに伴い、シートクランプも専用化、内装化の車体が増えました。
臼型なんて呼んだりしてます。
見た目はすっきりしていてかっこいいですが
ちょっとした問題があります。
従来の丸型シートクランプが円で締めるのに対し、
臼型は点で抑えるイメージです。
なので指定トルクで締めたはずなのにまたがるとシートポストが下がる
なんていうトラブルがときどき起こります。
とはいえオーバートルクはパーツの破損に繋がります。
どうしたものか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
解決できるかもしれません。
1,848円
カーボンパーツ同士は自潤滑で滑ってしまうので
専用設計のグリスで固定力を上げようというものです。
デュラグリスじゃダメなんです。
グリスといえばパーツ同士の潤滑をよくしたり、錆びや焼き付きによる固着を防止したりするのですが、カーボンペーストというのは塗ることで摩擦を増やして滑りにくくするよく知っているグリスとは少し違う働きをします。というのもカーボンは表面がツルっとしていることが多くカーボン×アルミやカーボン×カーボンのいずれも滑りやすく、シートポストなんかに塗っておくと異音を抑えるとともに滑りの防止にもなります。
ファイバーグリップに含まれるシリコンが特殊な働きをし、普通の時はグリスのような性質ですが、圧力が加わると粘着力を発揮するので取り付けているときはなめらかに動き、ギュッと締めれば粘着力をもって固定する。2つの働きが出来ます。
柔らかい粒子によりパーツを傷つけにくく、カーボンとアルミなどの組み合わせの時にたまに起こる電解腐食を防ぐので使わない手はありません。
梨地加工がされているものには使用する必要がありません。
あくまでもシートポストのようなつるつるの場合です。
最近のロードバイクに多い臼型のシートクランプなどは
カーボンと接触する部分にカーボンペースト。
側面だけでなく底に塗るのも忘れずに。
金属が接触するところにプレミアムグリスを使うなどして
使い分けるのがおすすめです。綿棒や爪楊枝のしっかり奥まで塗りましょう。
解決するとは限りませんがやってみる価値はあると思います。
ぜひお試しください。