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2024/09/14 19:28
こんにちは!
PINARELLO ROOM担当の福元です。
本日入荷したばかりのハイエンドフレームをご紹介。
京都店初入荷です。
ピナレロのハイエンドロードの証、”DOGMA”の名を冠する
エンデュランスモデルです。
ONDA FORK、左右非対称なフレーム設計といった
伝統的なテクノロジーの他、新たなテクノロジーも採用され、
「エンデュランスモデル=走りは良くない」という
世間一般的な印象とはまったく別物のバイクになりました。
詳細をご紹介していきます。
DOGMA X で最も特徴的なのはシートステーの形状。
できる限りシートステーを細くしてフレックスを高め、
なおかつ重量やボトムブラケット剛性に影響しない
新しいシステムです。
”X-STAYS”と名の通りXを描くような形をしていますが、
横から見てもかなり特徴的。
細身のシートステーで縦方向の振動を減衰。
さらに取り付けポイントを2倍に増やすことで、
シートチューブの2点にかかる力を分散、
サイクリストへの振動伝達を軽減させる効果があります。
X状のブリッジは横方向の剛性を上げる役割。
ダンシング等で過度に捻じれるのを防ぎます。
ピナレロが積み重ねてきたカーボンレイアップのノウハウと、
東レの高性能カーボン素材により実現した、一見奇抜な”X-STAYS”
エンデュランスモデルに求められる快適性と、
ピナレロらしいパフォーマンスを融合させる為に肝となった
このステー形状の開発にはかなりの時間を要したとのこと。
DOGMA X に採用されている
ロード・エンデュランス・ジオメトリー。
同じエンデュランスモデルのX1をはじめとしたX seriesに採用される
エンデュランスプラスジオメトリーよりも
エアロダイナミクス性能が高く、長時間のバイクライドに適した設計です。
加えて近年のエンデュランスロードに多く見られる
幅広いタイヤクリアランスも確保。
オールロードと呼ばれる新しいジャンルが確立されつつありますが、
DOGMA Xはそれに近いタイヤクリアランスを持ち、
最大で35㎜まで許容します。
パフォーマンスを犠牲にすることなく、
幅広いタイヤによる最高の快適性を提供するバイクです。
使用されるカーボンは東レの「TORAYCA T1100」
世界最高レベルの高強度・高弾性カーボンで、
2024年モデルまではレーシングモデルの最高峰、
DOGMA Fにも採用されていたカーボンです。
強度と弾性という相反する特性を極限まで高めることに成功した
最先端のカーボンファイバーにより、DOGMA Xは
高い走行性能を獲得しています。
上述の”X-STAYS”も含め、快適性を持ちつつも
確かな剛性感を感じるDOGMA X。
発表時のプレゼンテーションでは
「走行性能の95%はDOGMA F。残りの5%は快適性と安定感に振った」
という言葉があったそうです。
実際エンデュランスロードとしてラインナップされていますが、
ピナレロらしく非常に良く走るDOGMA Xはまさに
プロではない、ホビーライダー向けに作られたバイクです。
レーシングバイクとしての性能が高すぎると
乗りづらさを感じてしまう方も少なくはないと思います。
正にそんなホビーユース向けの方に設計された
DOGMA X。
是非店頭でご覧ください!!