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車体の軽量化に!京都店にあるTPUチューブをご紹介!
by: 元井

 

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こんにちは!

京都店の元井です。

近年ディスク化の影響で以前よりも太いタイヤが履けるようになったり、
ワイドリム化とそれに伴う空気圧の低下などもあり、
決戦用ホイールといえばチューブレスレディ(チューブレス)対応のものが増えてきています。

実際、チューブレスのタイヤの低圧による乗り心地の良さと漕ぎ出しの軽さには感動します。

しかしシーラントの定期的な管理やシーラントではカバーしきれないパンクをした時など
ただチューブを入れてしまえばパンクするまでは空気圧のチェックだけしておけばよいクリンチャータイヤ
と比べると面倒な点が多いように感じいる方も多いのではないでしょうか。

そこでクリンチャータイヤでも軽いチューブを入れればいいじゃない!ということで

近年普及しましたブチル、ラテックスに次ぐ”第三のチューブ”こと
TPU(熱可塑性ポリウレタン)製チューブが登場してきます。

TPUの熱に弱い傾向が影響してリムブレーキでは心配なメーカーもありますが、
ディスクブレーキではその問題も解消できるのです。
(※ブレーキをかけると多かれ少なかれ摩擦の影響で熱が発生します。
 リムブレーキの場合はブレーキングしているリムとチューブが接しているのが
 問題となってくるケースがちらほら見受けられますが、
 ディスクブレーキの場合はディスクローターでブレーキングしているので、
 リムには影響はありません。)

僕もライドの際に携帯している緊急用のチューブはTPUチューブにしています。
(ブチルチューブよりもコンパクトになるので)

三者三葉の特徴がありますが、軽さだけに関してはTPUチューブに勝てるチューブはありません。
(チューブレスを除いて)

ということで、京都店に在庫があるTPUチューブを紹介したいと思います。

 

1, SCHWALBE  AEROTHAN

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重量:41g
価格:5,500円

ドイツの老舗タイヤブランドシュワルベとドイツの化学企業であるBASFとが共同開発した、TPU製の超軽量チューブです。
軽さと耐パンク性能を両立し、転がり抵抗をも大幅に抑え、 従来のブチルチューブをしのぐ高性能を実現しております。

こちらも前後合わせて100g近い軽量化が可能となります。

シュワルベのタイヤと合わせてチューブもエアロザンにしてしまいましょう!

こちらはロードバイクからMTB、トレッキングバイクなど、さまざまな自転車で使用可能なサイズを展開しています。

 

2,PANARACER PURPLE LITE TPU TUBE

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重量:36g
価格(税込):1,980円

パナレーサーから今年遂に満を持して登場しました。

”紫のTPU”ことPURPLE LITEです。

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後発であるが故にTPUチューブでよくある問題を解消してきているように感じます。

特徴はバルブが金属であるという事でしょう。

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チューブの付け根は樹脂製で、途中から金属と接合してありますね。

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基本的にTPUチューブではバルブが樹脂製であることが多いのですが、このチューブは金属で出来ています。
これにより、最近一気に普及した電動ポンプ使用時のトラブルも起きません。

また、金属製であるが故にねじを切ることができます。
TPUではバルブホールで遊んじゃう影響で特にハイトの高いホイールだと音鳴りがしたりするのですが、
このチューブはバルブナットがついています。
細かい所にまで手が届いているチューブですね。

 最後に

TPUチューブの大きな弱点は2つあります。
一度膨らませると再利用が難しいという点と
パンク修理ができないもしくは専用キットが必要であるという点です。
今回紹介したチューブはどちらもパンク修理ができませんのでご注意ください。

 

しかし、ブチルとラテックスにはできない重量の軽さと
漕ぎ出しの軽さは一度体験してみる価値があるとおもいます。

安いものではないですが、レースのない今のうちに試してみるのはいかがでしょうか!

それでは、

お待ちしております。