【WINSPACE】一年足らずで型落ち！？まだまだ現役のWINSPACEのエアロモデルをご紹介！
by: 元井

こんにちは！

京都店の元井です。

最初の四半期は色々と忙しくようやく落ち着いてきたので、乗れるときは積極的に乗るようにしていこうと思っています。

ですが、京都は昼間は40℃越えの猛暑が続いていますから、基本的には朝か夕方で乗るようにしています。

前後ライトは必須ですね。

さて、僕が乗っているT1550はWINSPACEのエアロフレームとしては2世代前のモデルとなります。
T1550→T1550GEN2→T1600と進化してきています。

T1600は今年発表された最新モデルで京都店には試乗車もありますので、実際に乗ってもらえるのが性能の何よりの証明になると思います。

でもT1550に乗っている僕としては実際に乗り比べてみるとT1550がそこまで劣っているようには感じられないのです。
T1600の方が優れていると感じる瞬間もありますが、乗り慣れているT1550の方がいいなと思う瞬間も多くて、完全に負けた！とは思いませんでした。というか同じメーカーの同じ系譜のモデルなのでキャラクターが近いのだと思います。
（ポジションもそうですし、付いているパーツが何から何まで異なるので一概には比べられませんけどね。）

他の人の感想を見ていると絶賛しているものがほとんどですし、
僕もT1600が良くないとは思いませんが、個人的にはT1550もまだまだ捨てたもんじゃないと思います。
といっても、T1550は事実上の廃盤で新規での購入は難しいでしょう。
ですが、T1550の後継モデルであるT1550GEN2は現役です。

ということで、狭間の年で一年と足らずに型落ちとなってしまった悲しいモデルT1550GEN2を深掘りしてみたいと思います。

WINSPACE　T1550 2ndGEN

【店頭在庫】
年式：2025
サイズ：M（適正身長：168～178㎝）
カラー：PANDA
価格(税込)：￥348,000

ジオメトリ

カラー

ホワイトシルバー

ホワイトブラック

フレーバードブラック

レトロブルー

カメレオンホワイト

パンダ

タービュレントブルー

トロピカルグリーン

フランスチームカラー

現行モデルT1600と張り合う空力性能

実はT1550が空力性能が良すぎるという話をメーカーさんから聞いたことがあります。
具体的な数値はここでは出せませんが、多くの他メーカーと空洞実験の結果を比較しても勝っていることが多いそうです。

後継モデルのT1600の方がもちろん数値は良いです。
時速48km/hでの走行時、T1600とT1550 Gen2は比較して5.5Wほど差が生じています。

パーツごとに見てもT1600はよりスリムになっている箇所が多いです。

が、値段も含めて考えるとまだまだ現役で張り合えるT1550 Gen2はかなり優秀だと思いますよ。

前作T1550よりも強度も剛性もアップ！

よくごっちゃにしている人がいますが、強度と剛性は相反する数値です。

剛性が高い素材のみを用いれば強度は落ちます。逆に強度に振り切ると剛性は損なわれてしまいます。
この辺の塩梅を上手く作ってあるのが東レのTシリーズなのですが、この話は一旦置いておいて、、、

従来のT1550の素材には東レT800が採用されましたが、T1550 2nd Genには高剛性でより強度の高い東レT1000がメイン素材に採用されました。
自分の車体を触っていても思いますが、旧型のT1550ははっきり言ってペラペラです。押し込んだら凹むレベルです。
T800で極限まで軽くしようとした結果だと思います。
そのおかげで見た目に反して結構軽い仕上がりにはなっていますが、一回落車したら終わりを覚悟するフレームになっています。
（スパークルおおいたのショップの裏で大量の哀れな姿のT1550を見たのはここだけの話。）

このあたりがGen2では前述のとおりT1000を使用することでかっちり作られています。
少なくとも指で凹みそうな感じはしないです。
この価格帯でT1000をメインで採用しているフレームは珍しいと思います。

成型も大手ブランドのハイエンドモデルでも使用される一体型のフルモノコック製法に変更されたことにより、
継ぎ目や接合部がなくT1550からヘッド周りで33%、BB周りで7%、リアトライアングルで36%の剛性向上を実現しています。

前作T1550より万人受けするジオメトリに！

T1550 2nd Genでは、スタック値とヘッドチューブが長くなり、より快適なライディングを実現しています。

レース志向でないという方でもおすすめできるフレームかと思います。
もっと快適でかつエアロなフレームがいいという方にはC5 AEROがおすすめです！

時代の流れに沿うアップデート！

BBは圧入式のBB86からねじ切り式のT47に変わりました。
音鳴りの心配もなくなりますし、強度アップも側面も期待できます。

最大タイヤ幅は28Cから32Cに変更されました。
最近はレースでも30Cを使う選手もいるようなので、トレンドに合わせた変化ですね。

スルーアクスルの先も閉じていて空力的にも良くなっています。
旧型のタイプもネジ部を交換できるのは良い事だと思いますが、空力的には閉じているのが正解でしょう。

まとめ

ということで、いかがでしょうか。

実はスパークルおおいたの選手の中には現在もT1550 Gen2を使用している選手もいます。
まだまだ現役もフレームだと思いますよ。

今年からWINSPACEは完成車販売も始まりました。

T1550 Gen2だと、
105Di2組で￥740,000（税込）
アルテ組で￥890,000（税込）です。

特にアルテ組の方は付いているものを考えるとかなり割安な構成になっていると思います。

もちろん今までどおりフレームセットで載せ替え、バラ完も可能です。

WINSPACEをご検討の際はぜひワイズロード京都店にて！

それでは、

お待ちしております。