完成車&サイクルウェア京都エリアNo,1品揃えのお店!
2025/11/06 18:31
![]()
こんにちは!
京都店の元井です。
ディスクブレーキの普及とともにロードバイクに着けるタイヤのサイズも年々肥大化しています。
最近ではロードバイクでもディスクモデルなら完成車の時点で28Cが当たり前のようについています。
ピナレロの26年モデルのFシリーズは30Cが初期装備です。

こうしてタイヤが太くなることは、制動力だけでなく走りの面でもいいことが多いのです。
ですが、特にクリンチャーだとどうしても重量が重くなってしまい動き出しもその重さを感じるようになります。
そこでお勧めしたいのがチューブレスです。
チューブレスはその名の通りタイヤの中にチューブが入っていない仕様です。
(気密性を保持するためにシーラント液が入っており本来はチューブレスレディというのですが、便宜上チューブレスと呼んでおきます。)
回転体の外周部が軽くなることは走りに大きく影響します。
中にチューブが入っていない分空気の容積が増えてクリンチャーよりも低圧に乗れるのも魅力の1つです。
ということで、チューブレス導入にオススメのタイヤをいくつかご紹介したいと思います。

価格(税込):¥11,000
何を隠そう元スパークル大分関係者としてはIRCを推さないわけにはいきません。
というのは冗談で、僕自身IRCのタイヤをよく使ってきましたが、本当にいいタイヤだと思います。
コーナーや下りでの安心感は圧倒的で、グリップ力の高さを感じさせます。
前作は前面にあったトレッドパターンをサイドのみに変更されたことにより、転がり抵抗も低減しつつコーナー等で活きるサイドのグリップ力は健在なのです。
さて、転がり抵抗がよく議題に取り上げられていますが、ほとんどのレースをしないサイクリストには滑らない、パンクしにくいタイヤほどいいものはありません。
RBCCはシーラント要らずのチューブレスに対応するほど精度が高く気密性がよく作られているのでチューブレスにありがちな空気の抜けもほとんどないです。
(個人的にはシーラント入れておく方がよさそうと感じています。)

取り付けもかなり楽な部類だと思います。
精度の高さが故にホイールに嵌めるのが固くて大変だとよく言われていますが、嵌めてしまえば通常のフロアポンプでも楽にビードが上がります。
(新ETRTOになって嵌めるのも前世代に比べたら全然楽になりました。)
現在店頭にはFORMURA PROの在庫は無いですが、転がり抵抗を低減して作られたFORMURA PRO SPEED EDGEの在庫ならあります!

価格(税込):¥10,780
お次はMAXXISのロード用タイヤのセカンドグレードHIGH ROADです。
僕自身現在HIGH ROAD SLを使用していますが、なかなかいい感じです。

後述しますが、HIGH ROADはTPI値が非常に高くしなやかさを持つタイヤです。
全体的には圧倒的に優れた点があるというよりかは五角形が綺麗な優等生タイプのタイヤだと思います。
あえてHIGH ROADの方をおすすめするのはSLよりもグリップ力が高く、耐パンク性にも優れているからですね。
HYPRコンポジットによるウェットコンディションにも対応できるグリップ力があり、
K2プロテクションが高い耐パンク性能を発揮してくれます。
(余談ですが、国内プロチームでMAXXISを使用している愛三工業もHIGH ROADの方を付けているシーンをよく見かける気がします。)
HIGH ROADの方もクリンチャーではありますが、お借りして使ったことがあります。

クリンチャータイヤとは重量が全然違うので完全には比較できませんが、HIGH ROADも走りの面でも十分に性能が高いと感じました。
HIGH ROADは比較的チューブレスタイヤの中だと金額的にも優れていると思います!

価格(税込):¥13,750
国内外プロアマ問わず誰もが愛用し、その性能を認める。そんないわずと知れた”ロードタイヤの王様”。
コンチネンタルのグランプリ5000Sです。

もはや説明不要かと思いますが、最大の特徴は圧倒的TPI数値からのしなやかさと転がり抵抗、ブラックチリ・コンパウドによるグリップ力です。
TPI値が大きい程しなやかなタイヤになります。
ちなみに小さいと丈夫なタイヤになります。
(※高耐久でおなじみのシュワルベのマラソンだと67tpiです。)
このTPI値、レース用タイヤだと大きくても100tpi台中盤のメーカーがほとんどですが、グランプリ5000は驚異の220tpi!
(※レイヤー数が違うためだと推測されています。)
ちなみに先ほどのMAXXISのHIGH ROADが150tpiでこれでも相当高い方だと思います。
TPIの数値が上がるとケーシングが薄くなり耐パンク性能が悪くなりやすい傾向にあるのですが、ベクトランブレーカーにより耐パンク性能も優れています。
ラバー部にブラックチリ・コンパウンドという超微小サイズのコンパウンドを混ぜ込んであり、これがよりしなやかでグリップ力のあるタイヤにしてくれています。
イメージはスパイクを履いた状態です。
今回紹介する中では最高値ですが、レースシーンで見てもポガチャルが使用しているように正に向かう所敵なしのタイヤです!
ということで、いかがでしょうか。
デメリットもないわけではないですが、空気圧さえしっかり管理しておけばそこまで困ることもないと僕は思います。
(それはクリンチャータイヤでも同じことです。)
ホイールにもよりますが、最初のカスタムとしてもおすすめです!
それでは!