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【ワイズロード試乗会】乗って実感した「結局これが一番いい!」なエンデュランスバイク3選!【CANNONDALE】【WINSPACE】【GIANT】
by: 元井

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こんにちは!

京都店の元井です。

少し時間は空いてしまいましたが、11/21に社内試乗会がありました。

多くのメーカーさんのご協力のもと、良い時間を提供していただけたことこの場を借りてお礼申し上げます。

とても勉強になりました。

 

さて、個人的に今回の試乗会で最初から乗るつもりでテーマとして決めていたものがあります。

それが最新のエンデュランスバイクたちです。

ほとんどのサイクリストにとってはレースは縁遠いものだと思います。

じゃあ一番需要があるのはエンデュランスモデルでしょう。

一昔前までのエンデュランスモデルといえばもっさりした乗り味やジオメトリで、どうしてもレースモデルの下位グレードというイメージがある方も多かったと思います。

しかしここ最近のエンデュランスモデルはレースモデルの”下”ではなく”隣”に並びたつものになっていると思います。
(細かい話はここでは省略しますが、気になる方はぜひ店頭にて!笑)

実際今回の試乗会の中でも自分の想像を超えていいじゃん!ってなった車体のほとんどはエンデュランス系のモデルでした。

残念ながらサイズや時間の関係で乗れなかったものもありますが、試乗したなかでおすすめしたい三台をご紹介したいと思います。

 

これ一台で何でもOK!CANNONDALE シナプス LAB71

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カラー:Black Marble(BMB)
試乗車サイズ:54(適正身長:175cm前後)
価格(税込):¥2,288,000

ジオメトリ

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正直今回の試乗会で一番感動したのはこのシナプスでした。
LAB71と銘打ってありますが、カーボンのグレードはSUPERSIXevoでいうところのHi-MODに当たります。

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安定感は当然抜群ながら漕ぎ出し、巡行どちらにも隙がないです。
シートチューブはSUPERXと同じような極限まで細い形状です。

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タイヤの許容幅も最大40cとかなり広く、メーカーさん曰くシナプスをグラベル化しているスタッフもいるのだとか。

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ダウンチューブは収納を兼ねており、底部にはライトが仕込まれており夜間でも収納しているものを見失わないです。

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ちなみにこの収納の中に前後ライトのバッテリーが入っているのですが、本来単独でバッテリーが必要なスラム変速機にも電力を供給しています。

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この走り心地はホイール次第ではホビーレースなら全然戦えると思います。

ロングライドからレース。さらにはグラベルまで!

一台で何役もこなせる車体だと思います。

 

 

エンデュランスだけどゴリゴリのエアロ!WINSPACE C5AERO

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カラー:M.BLK
試乗車サイズ:M(適正身長:178~185㎝)
価格(税込):【105Di2】¥590,000/【フレームセット】¥298,000 

 

ジオメトリ

C5_Aero_Specs_.pdf

個人的にWINSPACEの中で密かに一番オススメできる車体はこれなのではと以前から考えていました。

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WINSPACEのエアロモデルであるT1600と比べても引けをとらないかなりのエアロフレームだと感じます。
というか見た目はWINSPACEのフレームの中でも一番エアロなフレームだと思います。

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フロントフォークはUCIの新規定に合わせてTTバイクさながらの太さになっています。

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正直レースモデルのSLC5やT1600のようなキレはないですが、長距離走行を苦にしない硬さに設計してあるように感じました。

ゴリゴリのレースモデルがほとんどであるエアロフレームに対してこの車体は競技者でないサイクリストでも持て余さない車体だと言えるでしょう。

レースに出るわけではないけど、エアロモデルに憧れる!という方にはおススメの一台だと思います。

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基本はフレーム売りのWINSPACEですが、C5AEROは完成車もあります。
セミオーダー制なのでお時間は必要としますが、105Di2組で60万円を切っているのは魅力的だと思います。

 

シンプルイズベスト!?抜群の走破性能!GIANT DEFY

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試乗車サイズ:M(適正身長:172~180㎝前後)
価格(税込):¥880,000

 

ジオメトリ

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XS S M ML
A Seat Tube Length (mm) 410 445 480 515
B Seat Tube Angle 74.5° 74.0° 73.5° 73.0°
C Top Tube Length (mm) 515 530 545 560
D Head Tube Length (mm) 125 135 150 175
E Head Tube Angle 70.5° 71.8° 72.5° 72.5°
F Fork Rake (mm) 50 50 50 50
G Trail (mm) 71.6 63.4 58.6 58.6
H Wheelbase (mm) 995 994 998 1010
I Chain Stay Length (mm) 420 420 420 420
J Bottom Bracket Drop (mm) 75 75 75 70
K Stack (mm) 527 541 558 577
L Reach (mm) 369 375 380 384
M Stand Over Height (mm) 705 733 762 796
N Handlebar Width (mm) 404 404 424 424
O Stem Length (mm) 80 90 100 100
P Crank Length (mm) 165 165 170 170

 

じつはかなり終盤に乗ったのでかなり疲れている状態でスニーカーに履き替えた状態で試乗させていただきました。

それでも十二分に気持ちよく感じる走行性能です。

 

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いい意味で従来のエンデュランスモデルっぽくないです。

かといってレースモデルのような苛烈さはなく、長い距離走ることに苦労しないと思います。
シンプルに長い距離走ることがストレスなくできる車体です。

ハンドル・シートポストは振動吸収設計のD-FUSE。

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またエンデュランスモデルにありがちなギミック要素がほとんどなく、”素材の味”で勝負しているところにGIANTの自信が伝わります。

上二台の様にデザイン的インパクトもないですが、だからこそしっかりいいものだとわかる一台です。

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ということで、以上エンデュランスモデル特集でした。

ご参考になれば幸いです。

それでは、また次の試乗会ブログにて。