完成車&サイクルウェア京都エリアNo,1品揃えのお店!
2026/01/27 17:30

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ヘルメットの購入を検討されている方とお話していると時折話題に出るのが、「ヘルメットはどれくらい使用できるのか」というお話。いずれ劣化して買い替えが必要なものだと知ってくださっている方も多いのですが、中には1回買ったら事故に遭うまでずっと使い続けられるものだと認識されている方も。経験者さんでも意外とご存知なかったりするのですが、実はヘルメットには使用期限があります!!
ヘルメットは万一の際、自身の命に最も深く関わってくる重要な装備品。安全かつ快適に自転車を楽しむため、改めてご案内させていただきたいと思います!
ご存知でいらっしゃる方、そろそろ買い替えかな…とお店に立ち寄ってくださる方もたくさんいらっしゃいますが、ヘルメットの使用期限は使用開始から3年とされています。
事故に遭ったことがない・転んでない・ぶつけてない、だから大丈夫!と思われがちなのですが、ライド時に大量にかく汗や紫外線などが要因となり、ヘルメットは徐々に劣化していきます。使用する頻度が低くても、見た目には何のダメージが見られなかったとしても、目に見えない内部の劣化が進行していていざという時の衝撃を受け流せなくなっている可能性があるため、使用を開始したヘルメットについてはこの3年という期間を目安に買い替えしていただくことをお薦めしています。
ちなみに、一度でも事故に遭った・転倒してぶつけた・高いところから派手に落とした、といったことがあった場合はそこでヘルメットはお役目全うです。見た目にダメージのあるものはもちろんですが、パッと見で損傷が見受けられなかったとしても、内部の緩衝材がダメージを受けて変形していた場合は次の衝撃を受け止められなくなっている可能性が非常に高いです。「見た目なんともないし、まだイケるやろ」はとても危険!大きな衝撃が加わったヘルメットは早めの買い替えを検討していただけたらと思います。
では、なぜ3年を買い替えの目安とするのか?それ以上長く使っていたらダメなのか?
先述の通り、ヘルメットは外部から強い衝撃を受けた時だけではなく、降り注ぐ紫外線や使用者本人の汗・皮脂など、使用に伴う外的環境によっても少しずつ劣化していきます。ですが、そんな環境の影響や自分の汗に含まれる成分量は簡単に測定できませんし、人によって使用頻度や取扱い状況、保管状態等が違うため、どれだけ劣化が進んでいていつまで使用できるのか、個々に調べることはできません。かと言って、劣化しているものを使い続けていては万一のアクシデントの時に十分な保護性能が発揮されない可能性があります。
そこで、メーカーは一定期間使用されたヘルメットを大量に集め、衝撃を加えて耐久性能の試験を行いました。その結果をもとに、安全を確保できる期間を『使用開始から3年』と設定しているのです。
ヘルメットブランドの営業の方から伺った、ヘルメットの耐用年数を定めるにあたって行われた実験のお話です。大量に集めた使用済みヘルメットを使用された年数ごとに分けて耐衝撃性能のテストを行ったそうなのですが、
3年以内の使用期間のもの→いずれもほぼ確実に衝撃を受け流せた
4年使用されたもの→衝撃を緩和できたものとできなかったものが五分五分
5年以上経過したもの→衝撃を受け流せず内部までダメージが素通りになり、ヘルメットとしての役割を成せないものが大半を占めた
…という結果だったそうです。
事故に遭ったり転倒した時、衝撃を緩和できる確率が50%では安全とはとても言えません。それを下回るものはもってのほかです。せっかく安全のための装備品としてヘルメットをかぶっていても、何の意味もなくなってしまいます。
そのため、ヘルメットを製造するメーカー自ら【ヘルメットの使用期限=保護性能を十分発揮できる期間=使用開始から3年】を設定し、それを経過したら買い替えしていただくことを推奨しているのです。
この使用期間には法的な規制があるわけではありませんが、実際に行われた試験の結果を踏まえて設定された、使用者の安全のための数値。古くなったヘルメットはずっと使い続けず、3年を目安にお買い替えくださいね!!
ヘルメットの目に見えない劣化というのは実際どの部分に、どのように起こるものなのでしょうか?

ヘルメットの構造をざっくり図解するとこんな感じ。(画像はOGK KABUTO様よりお借りしました)ライナーはヘルメットの内側を覗いた時に見える発泡スチロール素材の部分ですが、これが衝撃吸収の役割を受け持つ部分。

強い衝撃を受けた時、内部の衝撃吸収ライナーがつぶれたり断裂したりすることで衝撃を吸収・緩和してくれる設計となっています。
目に見えてパックリと割れた状態になっていたり、グシャッとつぶれた状態になっていればわかりやすいですが、内部で起こった場合外からはどうなっているかわかりません。また、一度変形した衝撃吸収ライナーは元には戻らないため、次の衝撃を吸収・緩和できなくなっています。そのため、事故などで一度大きな衝撃が加わったヘルメットは買い替え推奨となります。
汗や皮脂・紫外線などの要因によって起きる劣化はもっと分かりにくく、衝撃吸収ライナーが脆くなってしまったり、逆にシェル(外殻)と大差ないくらい硬化してしまったりするのですが、これらも衝撃吸収ライナーの変形の一種。次の衝撃に対する耐性が下がってしまっている可能性があります。衝撃を受けた・受けていないは判断しやすいですが、こういった内部劣化は正直ほとんどわからないので、メーカーの提示する「使用開始から3年」が目安になるんです。
安全にヘルメットを使用し、自転車を快適に楽しむため、ヘルメットの使用期限をしっかり把握しておくこと、お手入れをこまめに行うことが大事です!ヘルメットによっては内部に使用開始年月日を記入する欄を設けている場合もあります。
とはいえ、経年劣化もまったく視認できないというわけではありません。あくまでも目安ですが、OGK KABUTOの営業担当の方に伺った、ヘルメットの劣化判断の一例がこちら。
内側の角ばった部分が丸くなっていく

ヘルメットの内側の発砲スチロール部分を見た時、買ったばかりの頃は角ばっていた形が徐々に丸くなだらかになっていくそうです。
ザラザラした発泡スチロールの質感がツルツルになってくる

内部の衝撃吸収ライナー部分がツルツル、テカテカになってくるとかなり危険信号だそう。他にも、発砲スチロールがボソボソのそぼろ状になってこそげてくるケースもある模様。
また、近年の猛暑・酷暑を受けて要注意度が上がっているのが『二次発泡』という現象。
ヘルメットの保管には「直射日光が当たらない、50℃以上にならない場所」が推奨されていますが、自転車のハンドルや前カゴ、アスファルトなど熱をもった地面、エアコンの入っていない車中などにヘルメットを長時間放置することでヘルメットが高温(50℃以上)に達し、その結果、衝撃吸収発泡ライナー部分に「二次発泡」という現象が発生することがあります。(※OGK KABUTO様よりお借りした↓ 画像参照/集合体恐怖症の方はお気をつけください)

高温が加わって異常発泡が進み写真のような状態になると、衝撃吸収性能が低下して安全性が損なわれる可能性があります。この現象自体は以前から知られていたものですが、昨今の猛暑の影響で相談件数が急増しているそう。本来の性能を発揮できるよう、ヘルメットのお取り扱いにはくれぐれもご注意を!食事や買い物等で自転車を離れる際には、ちょっと邪魔になりますがヘルメットも持ち歩くのがおすすめです。
ちなみに走行中は走行風やベンチレーション機能である程度温度を下げられるため、異常発泡は抑えられるそうです。

なお、ヘルメットを構成するパーツのうち、アジャスターとインナーパッドについては消耗品となっています。
使用頻度やお手入れ状況などにより、ダイヤルの締まりが悪くなったり、インナーパッドが剥がれたり、という消耗がヘルメットの使用期限より早く生じる場合がありますが、こちらは不良というわけではありませんので、消耗に気づいたらお早めに交換用パーツをお買い求めくださいね。
2023年4月に道路交通法の改正によって自転車乗車時のヘルメットの着用が努力義務となってから今年でまる3年を迎えます。着用努力義務のタイミングでヘルメットを購入された方は、まさにそろそろ使用期限。ヘルメットのお買い替えを是非検討いただきたいタイミングです!その間、ヘルメットに助けられた…!って経験があった方も結構いらっしゃるのでは?特に何事もなかったな、という方も、今後も何事もなく過ごせるように是非ヘルメットの使用期限を守って着用を続けてくださいね。
買い替えにおすすめのモデルをいくつかご紹介したいと思いますので、良かったら参考に!
OGK KABUTO
FLEX-AIR
KASK
VALEGRO
MET
TRENTA MIPS
KASK
PROTONE ICON
KASK
MOJITO 3
MET
RIVALE MIPS
OGK KABUTO
RECT
TANIZAWA
AIRBEL
Y’s Roadで取り扱っているヘルメットはいずれも何らかの安全規格をクリアした認可モデルになりますので、基本的な安全性はどれを選んでいただいても問題ありませんが、日本よりも海外の方が安全規格の水準が高く厳しい面があったり、「回転衝撃に強く脳震盪を起こしにくい」といった、より安全性を向上させた構造をもつものがあったりします。一度事故に遭った方はそういう「より安全性能の高いもの」を希望される方も多いですね。そういうタイプをお探しならMETやGIROの『MIPS』搭載モデルやLAZERの『KinetiCore』搭載モデルがおすすめ。
GIRO
SYNTAX MIPS AF
MET
VINCI MIPS
LAZER
STRADA KC AF

他にも様々なヘルメットをラインナップしておりますので、是非店頭で色々かぶってみてくださいね!!
いかがでしたでしょうか?意外と知らないヘルメットの使用期限とその理由、参考になれば幸いです。使用期限を超過しているヘルメットを使い続けてるな…って方、そろそろ期限になるな…って方は、是非お買い替えを検討してくださいね。ヘルメットを正しく使用して不意に起こる危険から頭を守り、サイクリングをより快適に楽しみましょう!!
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