愛媛で自転車をお探しならY's Road 松山店エミフルMASAKI
2021/11/27 00:01
みなさんこんにちは。Y’s Road松山店 関です。
今回は11月某日行われた、ワイズロード社内試乗会の様子をご紹介します!!
このイベントはワイズロードスタッフの為だけの試乗会で、
普段乗れないハイエンドモデルや最新モデルの実際の使用感をお客様にお伝えするためにメーカー様にご協力をいただいているありがたいイベント。
このような機会をいただいたからには全力で一台でも多く乗って皆様に特徴をお伝えできればと思っておりますので最後までお付き合いください。
第二弾のこの記事でご紹介するのは、、
・BIANCHI SPECIALISSIMA
・PINARELLO DOGMA F
第一回FELT FR&VR MERIDA REACTOはコチラ
インプレのフィーリングは体格によっても大きく変わると思うので自己紹介。
身長174cm 体重56kg FTP220~240
ですのでご参考に。
☆注意事項☆
インプレはあくまで主観です。
一般的に同じフレームでも、体重が軽い方には硬く、重い方には柔らかく感じると思います。
現在、バイク・パーツの供給が不安定で紹介したバイクの中にも長期入荷待ちのものがあるかもしれません。
在庫状況は変動します。最新の情報は店頭などでお尋ねください。
今回はイタリアンブランドの最新フラッグシップモデル2台をご紹介します!
どちらも大人気の注目車種ですが、なかなか見る事もない高級なバイクです。
今回も実際乗っての感想や多くの写真をご紹介しますので是非ご覧ください!!
¥1,133,000
ビアンキの最上級モデルであり、軽量オールラウンドモデル。
ビアンキのレーシングマシンと言えばエアロロードのオルトレのイメージが強いですが、SPECIALISSIMAもディスクブレーキの登場と共に多くのレースで活躍してきました。
リムブレーキ版の発売が2015年ごろですが、技術の進歩が目覚ましく、ディスクブレーキ化、ワイヤフル内装化をしたうえでフレーム+フォーク重量がリムブレーキ版とほぼ同じと言う素晴らしい軽さを誇ります。
ワイヤは一切露出しないデザインで、見た目はもちろん、優れた空力を発揮
比較的オーソドックスなデザインやビアンキ独占の振動吸収素材カウンターヴェイルなどから比較的マイルドな乗り心地を想像していましたが、実際にはやはりバリバリのレーサーでした!
剛性感あふれる踏み心地は大柄なライダーが登坂やスプリントをしてもしっかりと加速力に変換してくれそうです。
フレームの軽さや、そこからくる機動性や操作のしやすさはどんなライダーにも大きなメリットになります。
非エアロフレームなので、様々な天候やシチュエーションで性能を発揮することが出来ます。
高い剛性はこれぞイタリアンバイク!と思わせるような安定感があり、ピナレロやコルナゴもそうですが長年レース現場で培われてきた設計や経験が脈々と受け継がれているのを感じます。
快適性はキレイな舗装路で短時間のライドなので、正直に言うと実感するのが難しいところですが、設計からビアンキなりの考え方を読み解くことも出来ます。
最近のバイクはレーシングモデルであっても剛性だけでなくいかに快適性を高め、レース終盤に体力を残すかを各社工夫して設計されています。
多くのモデルがシートステーを扁平させたり、シート集合部の位置を下げる事でシートチューブをしなりやすくしたり、中にはサスペンションや可動ギミックを盛り込むモデルもあります。
これと対照的にビアンキの快適性への取り組みは「カウンターヴェイル」と言う素材をフレームのカーボン素材の中に織り込むことで振動の最大80%を除去してくれるというもの。
サスペンションを追加したり、フレームを扁平加工させるのに比べ(一般的に)軽く、剛性や加速性を犠牲にせずに必要十分な快適性を確保することが出来ます。
どちらが良いということはありませんが、ビアンキのレース機材としてストイックに剛性や軽さを追求した設計思想がよく伝わってきます!
性能はもちろんですがデザインやロゴの美しさもみどころ
ハンドルはACRシステムのフル内装
丸型シートポストは乗り心地もよくカスタムの選択肢も広い。
シンプルだが力強いデザイン
スピードを求めるライドであれば万能で何でもこなせるが、
ヒルクライム、起伏の激しいコース、高速ロングライド、横風や雨天など厳しい環境でもバイクを正確にコントロールできるのが強み。
1,815,000
デュラエース Di2 12s仕様(試乗車とは異なる仕様)
ピナレロの誇る最速エアロロードDOGMA
F8、F10、F12、、、と進化してきたDOGMAはモデルナンバーを廃しDOGMA Fとなりました。
また、電動コンポ専用フレームであることも話題を集めましたね。
非常に複雑な形状のフレーム
筋骨隆々というよりかは最新のステルス戦闘機のよう。
直線的な印象なのに直線はあまりない不思議なデザイン。
空力や快適性を高めるホークやシートステーの形状。
ボトルケージまで配慮されたダウンチューブ
空力を高めつつ軽さや剛性を犠牲にしないカムテール形状などがよくわかるアングルです。
もちろんワイヤフル内装!
独自開発のTiCR規格でステム内にワイヤが内装されます。
メカニックとしてはACRより若干組みやすいのもGOOD
果たして実際の乗り心地は、、
悪いわけはありませんが出来る限り先入観を捨てて試乗、、、
速い!
最終的にはその一言に尽きますが、、
加速の速さ、反応の良さは一級品!
もしも従来のF10やF12などFシリーズに試乗したことがあれば、それよりさらにパリッとした感じで加速のキレやコーナリング、ダンシングで振った感じなどもより機敏に感じました。
当然ですが、F8とはもう別物ですね。
加速のダイレクト感、素直なコーナリング、重量や空力、、、
プロチームが山岳も平坦もこのバイク1台でこなしていることが証明している通り、全てのレベルが高く、バランスの良いバイクです。
(ハイエンドとしては)特別フレームが軽いわけでも、(レース用としては)特別乗り心地が良いわけでもありませんが、高負荷の乗り方であれば、
クリテリウムなどのコーナリングや加減速の激しいレースや高速スプリントはまさにですが、
常時高負荷のかかるヒルクライムでもこのフレームの速さを実感できるはず。
空力を活かして平坦巡航やトライアスロンでもラク出来そうですね!
DOGMAは議論の余地のない真実の意
滑らかなヘッドのワイヤ内装部分やエッジのたったダウンチューブにも注目
さりげなく散りばめられた”F”
フレーム形状はまったく違いますが不思議と乗り心地はスペシャリシマと似た印象。
速さを突き詰めた結果、似てくるのは必然でしょうか?
フレームは電動コンポ専用で今回はSRAM REDが付いていました。
SRAMは電動の分野で一歩リードし、使っている人も確実に増えてきていますね!
フレームを電動専用とする事でデザイン的にも性能的にも完成度の高いフレームになっています。
(私感ですが)ピナレロは先見の明があるブランドだと思います。
早い段階からフレームをカーボン素材に置き換えたり、BBを圧入からネジきりに戻したり、、
ねじ切りタイプのBBを採用するメーカーが増えてきているように電動専用フレームも今後増えるかもしれません。
以上が2台の自分の乗った感想です。
もっとじっくり乗りたかった~~
余談ですが、この2台は試乗会でも人気なのでかなりの順番待ちでした!
出来るだけ先入観なく、公平に試乗したつもりですが感じ方は人それぞれ、体格や脚質によっても変わると思います。
話題の最新エアロロード アンカー RP9の2台をご紹介します。
お楽しみに~
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