チューブレスにして約2年、作業してみて。使ってみて。
by: やまで

 

こんにちは

松山テックやまでです。

 

今回は

チューブレスがオススメの方

クリンチャーがオススメの方

作業の難易度等

 

チューブレス気になるけどまだちょっと、、、

という方の助けになれればと思います。

新しいものを取り入れるのは不安ですよね。

 ※全て個人的な意見になります。

 ※ここに出るチューブレスは全てチューブレスレディorチューブレスイージーの話です。

 

チューブレスのメリット

タイヤの中にチューブがなくなる！というのが最大のメリットです。

 

1つ目 タイヤチューブ間の抵抗がなくなります。

チューブとタイヤの抵抗は少なからず存在します、それがなくなるだけですがそこが大きい！

転がりが軽くなります。ホイール、タイヤの性能を存分に発揮！！

2つ目 リム打ちパンクの回避。

中にチューブが無いので段差によるパンクがありません。

ですが勢いよく段差に行くとタイヤが外れたり、ホイール、フレームが傷むので注意！

3つ目 は中身がほとんど空気になるので浮きにくく地面に接地している時間が長くなります。

走っていると舗装路でも小さなバウンドを繰り返します、チューブが無いのでエアボリュームが増えて良い意味でタイヤが変形しタイヤが地面にいる時間が増えるので乗り心地が良くなり、しかも良く転がります

4つ目 シーラント剤の効果でパンク穴も防げる。(基本3mm程度まで)

入れるシーラント剤にもよりますが3㎜程度までの物刺さり穴であれば塞いでくれます

もっと大きな穴を塞ぐものも！シーラントの量は各メーカーのサイトを参考にしてください。

タイヤの太さによって量を変えないといけません。

 

これによって同じメーカーの同じ銘柄をつかっても

チューブレスとクリンチャーで乗っている感覚が違うのが分かると思います。

 

チューブレスのデメリット

1つ目 チューブレスタイヤとホイールの相性

一昔前(3.4年前)のチューブレス対応ホイール、チューブレスタイヤでは

相性が悪いものだと硬すぎてタイヤがホイールにはめれない

はまったとしても外せない、するっとはまるがビードが上がらない空気がすぐに抜ける

等の悲しい不具合もありました。

ですが最新の物であればそういったこともかなり少なくなっております。

新ETRTO最高！！！

2つ目 チューブでは無く中に入るのはシーラント剤

シーラント剤は液体なので乾きます、定期的に再補充が必要なのと

タイヤ交換の際には掃除が必要になります。

3つ目 チューブレスでも大きい穴が開くと空気が抜けてしまう

万が一パンクした場合は瞬間パンク修理剤を入れたりそれで無理ならチューブを入れたりするのですが

先程の相性が悪く脱着が硬い物だとそれが難しくなってきます。

4つ目 チューブレス用で必要なものがある(必要ないものもある)

リムテープの劣化による空気漏れもあり定期的な交換が必要に。

チューブレスバルブにも寿命があり交換が必要になります。 

 

個人的に使ってみた感想

自分はMAVICのホイールにしたことによりチューブレスを使ってみる事にしました。

MAVICの性能が良いだけなのかチューブレスの機能性が良いのか導入タイミングのせいでわかりませんが

乗り心地と巡行速度は格段に違いました。こんなに走れたっけ？ってなるくらいです。

約1年に4度くらいはパンクしていましたが

現在は通勤使用も含めてチューブレスにして約2年間パンクはしておりません。

タイヤ交換は3度目ですが。

デメリットを遥かに超えるメリットしか体感したことがありません。

結果デメリットが気になったことが無いです。 

 

作業してみた感想

やっぱり相性もあるので

苦戦するホイールもあったり、同じ組み合わせでも個体差があるので

難易度が低かったり高かったり様々あります

ただ、最近の物はほぼ難易度的には低く手のみで作業出来ております。

取り付けは個人的にはお店にお願いして作業がオススメですが

自身で作業される場合は必要な道具をしっかり揃えてから挑んだ方が良いかと思います。

当店の作業工賃は1車輪2,640円(別途清掃費等が掛かってくる場合があります)

※組み合わせによっては経験上お断りさせていただく物もございます。

硬い場合はこのシュワルベのタイヤレバーで固定して

後は

ぱわーぁあああああああああああああああああ ！！！！

やぁ！

ではなくテクニックです笑

何年も何本も日頃から作業しているので身につく技術でもあります。

 

最近作業した中で取り付けやすいタイヤ紹介

IRC FORMULA PRO TUBELESS RBCC

8,360円

一昔前のIRCはビードが上がらない個体が多く時間がかかり過ぎた印象でしたが

こちらは一撃で！！！はめやすく外しやすいです。

乗った感じも◎

 

ｺﾝﾁﾈﾝﾀﾙ GP5000S TR FB

12,500円

以前のTLと比べると大幅に進化、ですがやっぱ少し硬かった気がしました。

今現在メーカー在庫がないサイズが多く入手が難しいです。

選ばれる方が今後も多くなってくると思います。

言うまでもなく走行性能は◎抜群です。

 

SCHWALBE PRO ONE TLE

12,100円

 

様々なホイールブランドの開発段階で参考や共同開発に用いられる

シュワルベのハイエンドタイヤ！

柔軟性が高くビードの上がりやすさ、はめやすさ

共にピカイチです！！

転がりの軽さは1番◎

 

SCHWALBE ONE TLE

8,580円

先程のPRO ONEの弟です。

メーカーさんがこんなものを作ってくれています。

PRO ONEと比べると脱着は硬めです。

 耐久性は◎

 

今回紹介したタイヤは最新ですので

取り付けやすくトラブルも少ないので信頼できます。

 

 

チューブレスがオススメな方

1 大前提でチューブレスはクリンチャーよりも

金額が高めです、無理のない範囲でご使用出来る方。

2 定期的な空気入れやメンテナンスや管理が出来る方

これが出来なければデメリットが最大限に押し寄せてきます、、、

3 使ってみたい！！と思った方

当店で作業させて頂きます、運用に関しての注意点や

パンク時の対処など気になる事は何でも聞いてください！

4 定期的に自転車に乗って放置期間が少ない方

クリンチャーでもそうですが長期間放置すると

保存方法によっては使用していなくてもタイヤが傷んでしまいます。

良く乗る方こそチューブレス！！！

 

 

クリンチャーの方がオススメの方

1 空気圧は高めがいい方

ここは個人の好みになってきてしまいますがチューブレスは空気圧がクリンチャーと比べて低めです。

高気圧が良い方はクリンチャーやチューブラーがオススメ

2 Tubolito等の超軽量チューブを入れて軽量タイヤを入れたい方

20～50g程度ですがチューブレスタイヤの方が重たい傾向にあります

少しでも軽い方が良い方はクリンチャー

ディスクブレーキ用であれば24gのチューブが存在します。

3 予算を抑えたい方

クリンチャーの場合タイヤは安い物で2,000円台から

チューブレスの場合は6,000円程度は最低でも必要。

自身の使い方や、ご予算に合った物を選んでください！

4 空気圧の管理が出来ない方

空気圧が低すぎるとクリンチャーの場合パンクしてしまいます。

チューブレスの場合タイヤが外れる可能性が高くなるので注意が必要です。

 

 

総じて、しっかりと自転車に乗り込んで

しっかりとメンテナンスされている方は是非チューブレスにチャレンジしてみてください！！

昔にチューブレスで苦い思いをした方もいると思いますが、今はかなり良くなっています。

気になった方はご相談ください。

 

次回はチューブレス運用するのにオススメなリムテープ不要なホイールのご紹介です。

 

おしまい！