【BIANCHI】噂の最新バイク、乗ってきました！
by: クロダ

スポーツバイクデモの前日の11/2に、バイクデモと同じ味の素スタジアムのアジペン広場にて開催された弊社試乗会に参加してきました。

今回、発表されたばかりの新型SPECIALISSIMAに試乗することが出来ました！少し前に発売した新型OLTREも併せて試乗しましたので、乗り比べた感想を書いていきます。

新型SPECIALISSIMA

次世代のオールラウンダーバイクとして刷新され、完全にイチから剛性を見直し開発/数値を公開するという、アメリカンブランドに真っ向勝負をかけたフレームとの事。老舗イタリアンブランドながら、考え方すらも常に更新していくというの懐の深さを感じるお話でした。

SPECIALISSIMA RC

トッププロの厳しい要求に答えるべく開発されたトップグレードです。全てが前世代のSPECIALISSIMAとは異なり、新型OLTRE(後述)に近いフレーム形状です。
いざ発進してみると、軽い力でスススッと前に出ます。出ますが！固い！まるで飛行場の滑走路を走っているかのような進み方。路面の情報を的確に伝えてくれますし、まるで背中を押されているような感じで進んでくれます。フレームの剛性は勿論ですが、ハンドルのおかげかダンシングしても力が逃げるような事は全くなく、脚力のある方には非常に良い印象。

SPECIALISSIMAの為に開発されたステム一体型ハンドル。サイズ展開が細かく設定されているのでポジション出しもより細かく出来ます。超高剛性！

きちんと写真撮るの忘れてしまいましたが、ダウンチューブ左はBIANCHIではなく、「REPARTO CORSE」となってます！

チェーンステーにもレパルトコルサの文字が。

SPECIALISSIMA PRO

ミドルグレードフレーム。こちらにはカウンターヴェイルが搭載されており、非常に滑らかな走り心地。リノリウムの上を走っているような感覚になります。しかし剛性はしっかりと感じることが出来、他ブランドのトップグレードと遜色無い印象。カウンターヴェイルのおかげか、するするっと心地よくペダリング出来ます。

ヘッドチューブとフォークを真横から見るとこんな感じ。ヘッドチューブ下側が尖っているのがわかります。

RCと同形状のハンドル。

裏側はこんな感じ。一般的なライト・サイコンアタッチメントが使えるネジ穴が見えます。

OLTRE RC

今回発表されたSPECIALISSIMAと双璧の新型OLTREのトップグレードです。こちらもカウンターヴェイルを排除し、踏力を逃がすことなく推進力に変換する、完全プロスペックのエアロロード。
走り出しはSPECIALISSIMA RCと同じくカリッカリの走り心地でこちらも滑走路を走っている印象ですが、背中を押される感じではなく空気が避けていくような鋭い進み方です。高速域になると顕著で、入力した分が全て推進力に換わっていくような感覚。

整流効果のあるヘッドチューブサイドのフラップ

こちらはOLTREの為に開発された一体型ハンドル。ベンチレーションホールが特徴的。高剛性だが腕に優しい乗り味。

乗り手側から見るとこんな感じ。

最後に

SPECIALISSIMA、OLTRE共にオールラウンダーなイメージに出来上がっていますが、プラス、登りに特化したいならSPECIALISSIMAでスピードに特化したいならOLTRE、というふうに明確に色付けされているので選択しやすいと思います。

・オールラウンドにすべてを1台で走りたい方/脚力に自信あり→SPECIALISSIMA RC
・オールラウンドにすべてを1台で走りたい方/人並みの脚力→SPECIALISSIMA PRO
・平地でスピードに特化したいがオールラウンドでも行ける/脚力に自信あり→OLTRE RC

また、新型SPECIALISSIMAですが、RC/PRO/COMPすべて同じ金型を使用してますのでグレードによって見た目が変わるという事はありませんので、ご自身の能力・好みに合ったフレームを選んで、好みのパーツでカスタムしていくことが出来ます。

気になる方は店頭でも相談お受けいたしますので、ぜひご来店お待ちしております。