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ブルベ300km15時間で完走!肩回りが過去一番楽だった4つの理由。
by: 尾林

6月11日のAR中部300kmブルベに参加してきた名古屋ウェア館の尾林です。
【そのブルベのレポートはコチラ】
2019年のBRM413中部と同じコースで、その時にも参加してまして16時間14分にて完走認定を受けていたので、16時間切りを目標に掲げて走っておりましたが・・・
まさかの15時間2分での完走認定!1時間以上も早く走り終えることが出来ちゃいました♪しかも、当日は15時ぐらいから走りきるまで強くはないものの雨に降られまして、気候条件としては恵まれてなかった中でのタイム更新!事前のトレーニングとしては100km以上を走る機会がほとんどなかったので体力アップによる力業ってこともないはずなので、あくまで機材の変化による効果だと思うんですよ。
そこで!じっくりと考えてみた結果、その大きな要因となりそうな四つの要素に思い至りました!

 100周年記念 ブルべ BRM AR中部 300km レポート 雨ブルべ

肩回りの疲労解消が適切なポジション維持に重要

今までに数々のブルベを完走してきましたが、どの距離であっても必ず悩まされてきていたのが肩回りの疲労・コリによる痛み!その痛みが酷くなってくると効率的なペダリングを維持するための前傾姿勢のポジションが取れなくなって、肩回りの痛みから逃れようとしてアップライトな姿勢になることで重心が後方にズレてしまって体重がペダルに乗せづらくなるだけでなく、お尻荷重になることでお尻の痛みに繋がるという悪循環が生まれ始めます。さらに、体重が乗らないペダリングは脚への負担も大きくなりますし、前傾姿勢を保てていれば出来ていた細かなポジションの変化が難しくなり、同じ様な姿勢が続くことで血流が悪くなって様々な場所のコリに繋がるという・・・思い出しただけでも憂鬱になりそうな苦痛の時間がやってくるのです。
しかし!それが今回はほとんど感じることが無く15時間を走りきることが出来たんです♪だからこそ、以前の完走時間と比べて一時間以上もの短縮が出来たんだと思います。

 

肩回りの負担軽減に繋がった4つの要素

1・ディスクブレーキ

100周年記念 ブルべ BRM AR中部 300km レポート 雨ブルべ

まず、機材の変化で最も大きいと言えるのがTREKのEMONDA SLRからBIANCHIのSPECIALISSIMA DISCに乗り換えていることで、リムブレーキからディスクブレーキに変わったことで下りでの負担が激減しました!
AR中部の様に獲得標高が高いと、当然下りもその分多くなります。そうした時に前のめりの状態で体重を腕で支えつつブレーキを強く握るとなると、当然肩回りに負担がかかるのは容易に想像できることでしょう。特に私は下りが苦手なうえに上半身も鍛えられていないので、長い下りの後は肩回りだけでなくブレーキを強く握り続けたことでの腕の疲労感も半端ないことになります。さらに今回のような悪天候でのライドとなれば、リムブレーキでの下りなんてもう考えたくもありません。本当に今回はディスクブレーキだったことでの優位性を強く感じるブルベとなりました。

 

2・カウンターヴェイル

100周年記念 ブルべ BRM AR中部 300km レポート 雨ブルべ

2つ目の要因は、すぐに体感できるものではないかもですがBIANCHI独自の振動吸収素材である『Countervail®(カウンターヴェイル)』
今回は肩回りの疲労軽減に注目しておりますが、そもそもサイクリングでの全体的な疲労の原因の一つとして地面からの微振動があります。なので、エンデュランス(ロングライド)モデルと謳っているものは基本的に『乗り心地が良い』という表現がされていますが、その乗り心地とは振動が少ないことを指しており、振動吸収性が高ければ高いほど疲れにくということを感覚的に皆さんが感じているということの証明ともいえるでしょう。そして、その振動吸収性と高めようとすると推進力を支える剛性が落ちてしまったり重量が増加したりするのですが、BIANCHIのカウンターヴェイルならそれらを犠牲にすることなく高い快適性を発揮してくれるので、今回のブルベ全体の疲労感を大幅に抑えることが出来たんでしょう。正直、私みたいな速さも求めるブルベライダーなら最適解ともいえるほどのフレームです!

 

3・チューブレス

100周年記念 ブルべ BRM AR中部 300km レポート 雨ブルべ

3つ目は走行性能に大幅な改善をもたらしたと言えるチューブレス化!
チューブレスと言えばMAVIC!ってぐらい、USTチューブレステクノロジーで有名で、チューブレス化の最大の障害と言ってもいいぐらいのタイヤの装着が簡単と評判だったので、作業のしやすさを考えてCOSMIC SLR32を購入!SLRグレードならリムテープ要らずでとっても安心♪リムハイトも低いのでクライマー向きの軽さが山岳ブルベでのアドバンテージになってくれました♪
タイヤはSCHWALBEのトップモデルであるプロワン!ビードがとてもしなやかでホイールとの相性も抜群!タイヤを嵌めるのも手で出来ましたし、ビードも普通の空気入れで簡単に上がってくれました♪
そして、この2つが合わさった時の転がりの良さと振動の少なさが革命的!完成車に付いてくるホイールとエントリータイヤから比べると、200W(体重比3.6倍)で踏み続けた時の巡航速度が約5km/hは変わってくると思う程よく進む!!そして、カウンターヴェイルでも述べた振動吸収性も高くなりますし、グリップも良くなったことで下りの安心感が増してリラックスして走れたので、余計な力が入らなかった分の楽さはとても効果的だったと思います。
さらに、チューブレスレディなのでシーラントによるパンクリスクの低減は今後も私のサイクルライフを支え続けてくれることでしょう♪

 

4・高性能グローブ

100周年記念 ブルべ BRM AR中部 300km レポート 雨ブルべ

4つ目はKINWTIXXのランド!去年手に入れてからブルベで使うことを楽しみにしていた、当店でも最強クラスの振動吸収性を誇る厚手パッド採用のグローブ!【商品詳細はコチラ】
パッドが厚いだけなら他にもいくらでもありますが、私がこのグローブを選んだ理由が手のひらメッシュの手の動かしやすさと通気性の高さ!今回のブルベでは雨だったので通気性の高さに関係なく手がふやけてしまいましたが(笑)
さて、4つめの要素としてグローブをあげたのは、やはり2つ目3つ目と共通しての振動対策!特にグローブが一番肩回りへの影響力が大きいと思ってますので、ここの性能は妥協できません!特に下りは本当に嫌いで、手で体重を支えている状態で速度が出ることで振動も当然大きくなります。それが腕から肩に伝わってダメージが蓄積されていきますので、タイヤ・ホイール・フレームとトータルで振動を抑えていても、当然抑えきれないものはありますので、最後の砦としてグローブが活躍してくれるのです!

 

 100周年記念 ブルべ BRM AR中部 300km レポート 雨ブルべ

ちなみに、実際に使っていて特によかったのが耐久性の高さ!左が私が使っている方で右が新品ですが、ほとんど見分けがつかないほどキレイじゃないですか?

 

100周年記念 ブルべ BRM AR中部 300km レポート 雨ブルべ

 

使う頻度が少なかったかもですが、一年以上使ってたうえで雨の中300km走った後だというのに、 メッシュにほつれとかも見当たりませんし、パッドもヘタれる感じが見受けられません!

 

100周年記念 ブルべ BRM AR中部 300km レポート 雨ブルべ

唯一、指切りの先がヨレて広がってますが破れそうな感じもありませんので、グローブとしてはお値段が高めですがまだまだ愛用できそうな耐久性の高さから考えると、意外とコスパも良いかもしれません♪

 

まとめ

自転車は自己研鑽も大事ですが、機材スポーツということもありむやみやたらと自分をストイックに追い込まなくても、他でカバーすることもできますので、レースでもブルベでもポタリングでも今より少しでも楽をしたいとお考えの方は、是非!ウェア関係のご相談はワイズロード名古屋ウェア館へ、ロードバイク・パーツ類のご相談は名古屋本館へご相談にご来店下さいませ!お待ちしております♪

 

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