日本最大級のスポーツサイクル専門店!圧倒的在庫量!中京地区のウェア専門館!
ワイズロード名古屋ウェア館 Y'sRoad nagoya-wearkan
2023/01/21 20:38
昨日(1月20日)に味の素スタジアムのあじペン広場にて、本日行われていたワイズロード スポーツバイクデモ2023 in 東京に先駆けてスタッフ向け大試乗会に参加してきた名古屋ウェア館の尾林です。
まず最初に、お忙しい中我々スタッフのために貴重な機会を与えて下さった各メーカーの皆様、大変ありがとうございました!
さて、天気にも恵まれて絶好の試乗日和でとても楽しく様々な自転車と触れ合えましたが、その中でも今回私が皆様にお伝えしたいと思ったのが、スポーツサイクルデビューに一度は候補に挙がるであろう105グレードのロードバイクに着目し、名古屋本館でも人気の2車種FARNAとDOLOMITIです!
KHODAABLOOM(コーダーブルーム)
FARNA 105(ファーナ 105)
定価¥204,050(税込)
スペック詳細は下記リンクにてご確認下さいませ。
ディスクブレーキモデルは定価¥273,900(税込)
CORRATEC(コラテック)
DOLOMITI-DISC 105 RS171(ドロミテ デイスク)
定価¥247,500(税込)
スペック詳細は下記リンクにてご確認下さいませ。
この2台を比較しながらご紹介していきますね。
インプレの前に、まずなぜ一台の紹介ではなく比較なのかというところですが、スポーツサイクルを購入するにあたって悩む要因が、どの価格帯にするのか?とその価格帯の中からどのモデルにするのか?だと思いますので、比較することでその悩みを解消する手助けになればという想いからになります。
最初に乗ったのがFARNAになります。
まず私は、現在BIANCHIのSPECIALISSIMAというフラッグシップモデルに乗っており、その前もTREKのEMONDA SLRというクライミングバイク、そして初めてロードバイクを買ったのがEMONDA S5というエントリーカーボンロードであり、実はカーボンフレームしか所有したことがなかったりしますので、アルミフレームの乗り比べはかなり珍しいです(笑)
しかしながら、こうした試乗会もありますし、実はスポーツサイクルデビューしたときに一緒にサイクリングを楽しんでいた友人がまさにFARNA 105に乗っていたということもあり、自転車を交換して乗っていたこともありますので、思い出深いモデルだったりもします。
さて、そんな軽量カーボンばかりを普段から乗っている私の第一印象としては、『ふらふらする!?』です。
これは、全体的な剛性不足からくる踏み心地と反応性の差から感じる、まさしく愛車の感覚が強く残っているからこその比べる相手が悪いという状態。なので、その感覚を慣らすべく一周900mほどの試乗コースを5周ぐらい走り続けました。
・・・ということで仕切り直しです。
ホイールはいわゆる鉄下駄といわれる様な重たい初期ホイールではあるのですが、この価格帯では珍しく車重9kgアンダー(500mmサイズ8.8kg)ということもあり、漕ぎ出しも巡行までの加速感も悪くないです。ダンシングからの急加速(スプリント)ともなると踏み込みから加速に移るまでのタイムラグ(しなり)を感じてしまいますが、シッティングからの高ケイデンスによる加速に関しては、アルミフレームらしいパリッとした加速感がありますので、ホイールを変えるだけでも0.5kg前後は軽量化出来ちゃうでしょうから、ヒルクライムにはもってこいの性能です!
タイヤが25Cと最近の流行りからすると細身にはなるので、30km/hを超える巡行になってくると地面からの振動やギャップによる跳ねが気になってしまいますが、それならホイールのグレードアップと共に28Cぐらいにボリュームアップすればいいだけなので、初心者の壁といわれる30km/h巡行に至るまでなら25Cだからこその漕ぎ出しの軽さの方がメリットが大きいと思いますので、きちんと需要を考えたアッセンブルでしょう。
次に、DOLOMITIです。
こちらはメーカー公式重量が無いので数値では比較できませんが、加速感が少し鈍くなった気がします。これはFARNAがリムブレーキモデルに対して、こちらがディスクブレーキだからこその重量増なのかとも思いましたが、その場にいたメーカーの方に聞いたところ『正確な数値は分かりませんが、一応9kgは切ってたと思います』とのことだったので、原因を考えてみたところタイヤの違いが大きかったです!
なんと!?FARNAは300gを下回るタイヤに対してDOLOMITIは300g後半なので、片輪で100gほどの差がありますので、そりゃあ漕ぎ出しの差に出るというもの。
しかし、スピードが乗ってからの巡行のしやすさとしてはホイール外周が重いほど慣性が働く分楽になりますし、フレームの特性としての乗り心地の良さがこちらに軍配が上がりましたので、琵琶イチや河川敷をメインコースとする平坦ライダー向きのモデルといえるでしょう。
どちらも105なので、ここはリムとディスクの違いというところになりますが、FARNAはリムブレーキながらも正直105グレードまであれば十分な制動力はありますので安心感はあります。もちろん、握力は必要なので私のような手が小さくて非力な人ですと下りで疲れてしまいがちですが、実はショートリーチブレーキレバーを採用してますので、力もかけて握りやすくてかなりしっかりと止まる印象でした。
ならばDOLOMITIは?といいますと、油圧ディスクブレーキということもあって強く握りこむ必要がないので、当然制動力は高いです!しかし、先ほどの差にあったタイヤの重さのせいでしょうか?自分の止めたい感覚より鈍さがあったので、下り坂や雨ともなればディスクブレーキのメリットが明確に出てくると思うのですが、試乗程度の速度域ですと意外と105グレードまでくるとリムとディスクの大きな差は無いのかもしれません。
変速に関しては比べるまでもなく同じグレードなので印象も同じです(笑)
なので、単純に性能の評価をさせて頂くと、実走の愛車がULTEGRAなので変速速度も確実性も劣る印象は当然ありますが、加速中の無理目な変速でも変わらないってことはなく、多少のタイムラグはあれどちゃんと変速しきってくれますので、レースを楽しまれてる方にも人気のモデルというだけあって安定感が違いますね。
というか、自宅のZwift専用ロードが初めて買ったEMONDA Sの105仕様なので、ある意味いつものインドアトレーニングの感覚です(笑)しかも、Zwiftではレースイベントに出ることが多く、それでも問題なく使用し続けてますので、はっきり言って変速性能に関しては105で十分という気持ちが強いです。
もちろん、変速の気持ち良さを求めるとULTEGRAの魅力には叶いませんがね♪
どちらもエントリーユーザーをメインターゲットとしながらも、ホイールのグレードアップだけでミドルクラス並みの性能を発揮してくれる、長く愛用できる一台としてオススメしたいです。
その中でも、ヒルクライム好きや、信号ストップといった加速する場面が多い(レースならクリテリウムも向いてます)ならKHODAABLOOMのFARNA、サイクリングロードや河川敷メインのフィットネスライダーやロングライド(レースならエンデューロ)を楽しむならDOLOMITIが向いていると感じました。
ただし、初めての一台ならば性能も大事ですがビジュアルも重要ですので、その点この2モデルであればカーボンモデルかと見間違うほど溶接面が綺麗になっておりますので、気になった方はワイズロード名古屋本館へご来店下さいませ!どちらも今ならサイズがある程度揃っておりますし、実際に目で見てもらった方が直観も働くと思いますよ♪