日本最大級のスポーツサイクル専門店!圧倒的在庫量!中京地区のウェア専門館!
ワイズロード名古屋ウェア館 Y'sRoad nagoya-wearkan
2023/09/10 20:58
タイトルから名乗っておりますが、ヒルクライムをメインで楽しんでおり、たまにブルべも頑張っている名古屋ウェア館の尾林です。
ソロライドも多いですが、フェイスブックのサイクリンググループのライドリーダーとしてグルメライドとかもしていたりして、様々なシチュエーションでのサイクリングもしております。
そこで今回は、初心者の方の参考になればと思い、これからの季節に対応できるように、私が秋サイクリングに出掛ける際のレイヤリングの基準をお伝えします。
左 KAPELMUUR ノースリーブアンダーウェア エアリーメッシュ
右 KAPELMUUR 長袖サーモアンダーウェアPP100
まず、一番の基礎となるベースレイヤーですが、大きく分けて夏用と冬用がございまして、分かりやすい違いとしては袖無しと袖有りになります。
機能としては、夏用が涼しさを強調してくれるものが多く、冬用が速乾性だけでなく保温性が備わっているのが特徴です。
これらを選ぶ基準として、
・休憩中でも汗冷えしないほど気温が高い。(気温約25℃以上)
・巡行強度が高い。(FTP近いパワーで走ることが複数回ある)
・ヒルクライムに行く。(ジレかウインドブレーカー必須)
・とにかく涼しくしたい。
上記の場合には、夏用のアンダーウェアを選びます。
・肌寒さを感じそうな時間帯が増えてきた。(気温約20℃以下)
・巡行強度が低い。(ほとんどFTPを超えるパワーは出さない。出しても1分以上は継続しない)
・ヒルクライムに行くけど、ウインドブレーカーを持たない。
・休憩時間が長い。
・腕の防寒も少し欲しい。
上記の場合には、秋冬アンダーウェアを選びます。
もちろん、次に紹介するミドルレイヤーでも選ぶものは変化しますが、ざっくりとこんな感じで選んでます。
左 KAPELMUUR 半袖ジャージ アーガイル
右 KAPELMUUR ライトウォームジャージ
ミドルレイヤーと言いつつ、今(9月10月)ぐらいの時期ですと、基本は先ほどのアンダーウェアと合わせての2層で済みますので、ここのチョイスがとても重要です。
まず、半袖ジャージは見たまんま薄いので、とにかく暑い時用です。しかし、秋冬アンダーウェアを組み合わせることで、気温20℃前後にも対応できる保温性も出せますので、半袖ジャージ+夏アンダー=気温25℃以上。半袖ジャージ+秋冬アンダー=気温20~15℃。
こういった温度帯で考えてます。
こちらは、薄手の裏起毛ジャージなので、メーカー推奨温度帯としても20~15℃のものになります。
程よい保温性がありつつも、走行中は通気性があるので蒸れにくいという程よい保温性を持った、最近のトレンド的なウェアです。
裏起毛ジャージ+夏アンダー=気温20~15℃。裏起毛ジャージ+秋冬アンダー=気温15~10℃。
感覚的には、半袖ジャージの温度帯に-5℃になるイメージです。
先程の説明だと、裏起毛ジャージ+夏アンダーと半袖ジャージ+秋冬アンダーの場合ですと同じ温度帯になりますので、この二つの違いをお伝えします。
左の組み合わせの場合は、休憩時の保温性が高くなるので、休憩が長い場合や走行中の運動強度が低い場合にマッチしますので、グループライドではこの格好の方がメリットが多いです。
逆に、ジッパーを開けてしまえば夏アンダーのみになるためとても涼しさを感じることが出来ます。なので、走行中の運動強度が高いけど、冷える場面があるヒルクライムや早朝や日暮れも含めたロングライドをする場合にも良いです。この時期のブルベだとこの組み合わせが多かったりします。
右の組み合わせの場合は、保温性が落ちますのでウインドブレーカーとの相性が良く、レースやトレーニングライドでよく着ています。自分よりも実力が同じかそれ以上の人達と一緒に走る場合には、この組み合わせが多いです。
ただ、冷えやすくはあるので汎用性は低いと思ってます。
左 KAPELMUUR ストレッチウインドベスト フラグメント
右 KAPELMUUR ストレッチウインドブレーカー
最後に補助として、このどちらかを持ち歩くことをオススメいたします。身体が温まる前の走り始めの防寒としてや、ヒルクライム後の休憩中や下りでの防寒、疲れて運動強度が下がってきたときや日暮れからの冷えに備えた防寒、ランチやカフェといったお店に入った時の冷房による冷えに対する防寒、といった様々な場面で活躍します。
基本的にウインドベスト(ジレ)は、身体の中心のみを防寒してくれますので、運動強度が高い方や暑がりの方に重宝されてます。特に、ホビーレーサーなんかだと薄手の裏起毛ジャージにジレだけで真冬も走っちゃうツワモノもいるらしいです。
ジッパーを締めた状態だと、ほとんど空気抵抗が変わらないことから、楽に遠くに行きたい場合に向いています。
あと、持ち運びがコンパクトなだけじゃなく、ジッパーを全開にしてても、ウインドブレーカーほどの空気抵抗にならないところから、脱ぎ着が面倒くさくてジッパーの開度だけで体温調節をしたい方にも人気です。
こちらは、ヒルクライマーの必需品ともいえるほど、防寒対策として幅広く活躍してくれます。上半身のほとんどが防風になりますので、薄手なのに防寒力が高くて、温度変化が激しい場面に向いています。
しかし、空気抵抗が高いですので着たまま長時間走り続けるのには向いてません。あくまで、スポット的な防寒対策です。もし、着たまま走ることが多くなってきたら、ミドルレイヤーを今より暖かいものに替えてあげて下さい。
ちなみに、雨が降りそうなときや、ブルベの様な状況の変化が激しい場合はこちらの様なウインドブレーカーとしても使えるレインジャケットを常備します。
ホントに、こういったジャケットは長く使えて、快適性も高いので一着持っているだけでサイクルライフがとても豊かになりますよ♪
私は空気抵抗を減らしたいのでアウトレイヤーにはジレが合っていそうなのですが、ヒルクライム好きのグルメライド好きなので、用途としてはウインドブレーカーの方がピッタリということもあり、ベースとミドルでほとんど完結させて、基本的にはウインドブレーカーをサドルバッグに入れっぱなしにしてます。
この様に、あくまで今回は私の一例なので、レイヤリングに困った方は是非!ワイズロード名古屋ウェア館へご来店下さいませ!お待ちしております♪