ヒルクライムにオススメの軽量ニットシューズ！KRSLじゃないよ。
by: 尾林

最近、サイクルイベントでのお問い合わせが増えてきており、本格的なサイクリングシーズンが始まったと心躍らせている名古屋ウェア館の尾林です。
ツール・ド・熊野やグランフォンド東農が終わり、今週末にはツアー・オブ・ジャパンも開催され、21日にはいなべ・22日には美濃ステージがあるので観戦に行く方も多いことでしょう。
26日には緑のアルプスあづみのセンチュリーライドも開催され、同日には坂バカの祭典！The PEAKS ラウンド15石鎚山／UFOラインもあります！
そして、私の様なヒルクライマーなら参加したくて仕方がない第20回Mt.富士ヒルクライム！
6月2日に開催予定ですが、約8,000人もの応募枠があったにも関わらず、受け付け開始から数時間で締め切りとなる大人気っぷり！
私は余裕ぶっこいて、翌日でいいや～って思ってたら、当然アウトでした（笑）
そんな感じで様々なイベントがあると、それらに向けてサイクリング欲が沸々と湧き上がってくるのではないでしょうか！？
そこで！今回は富士ヒルやピークスに向けて！ヒルクライムにオススメのニットシューズをご紹介いたします！

1 DMTの象徴ともいえるミドルグレードモデル
2 しなやかで足にフィットする
3 袋構造による確実な足首のホールド
4 BOAダイヤルによる気軽かつ確実なホールド
5 ペダリングのブレを抑える剛性
6 在庫カラーとサイズ
7 最後に

DMTの象徴ともいえるミドルグレードモデル

DMT　KR30
￥38,000（税込）

DMTの代名詞ともいえるニットの高い伸縮性を活かした軽量モデルで、ビンディングシューズ特有の硬いアッパー素材が苦手な方や、外反母趾の方も含めて様々な足の形にシューズが合わせてくれるので、試着してみると『ソックスの上にソックスを履いているみたい』な感覚を味わうことが出来ます！
なので、長時間履いていたとしても高い通気性も相まって、とても快適にサイクリングを楽しんでいただけます。
デザインのオシャレさや軽量性といったところから女性人気も高いので、当店ではメーカー最小サイズから在庫しておりますよ♪

しなやかで足にフィットする

ニットの特徴として伸縮性の高さと柔らかさがありますが、こちらのシューズはつま先も含めて柔らかいので、本当に履いた瞬間足に馴染むようにフィットしてくれて、他のシューズでは味わえない気持ちよさと指先の楽さがあります♪
そして、足と一体化するかのような密着感から、ペダリング中のどの方向への力も逃さずにペダルに伝えやすくなりますので、軽量性と相まって、ヒルクライムでのメリットが高い性能となっております！

袋構造による確実な足首のホールド

足袋の甲側のつくりがソックスの様に一枚なりのニットで出来ているので、甲の高さに関係なく密着してくれますし、歩いたりした時の違和感が少なくなっております。
この特徴的な構造が、履いた時の感動を味わえる要因の一つなのですが、逆に入り口が狭くて履きづらく感じてしまうというデメリットも少しあります。
これは、実際に履いてみて体感していただいた方が良くわかるかと思いますので、店舗でのご試着を強く推奨いたします！

かかと側はブレを抑えるための滑り止めもしっかりと配置されており、一度履いたらかかとが動く感じがほとんどなくなります！
その代わりと言いますか、先程の履くときと同じようにフィット感が高すぎて脱ぎにくいという欠点もございますが・・・
これは、パフォーマンスを高めるために、多少なりとも犠牲にしてしまう部分はあるということですね。

BOAダイヤルによる気軽かつ確実なホールド

脱ぎ履きに関しては置いておいて、フィッティング自体はとても単純で、1mm単位での締め付け調節が出来るBOAダイヤル一個のみとなっているため、

甲に気になる樹脂パーツが無いので、自然なホールド感を味わえます♪ニットシューズとしての特性が分かりやすいモデルです。
そして、このシンプルな構造だからこその軽量性が秀でておりまして、42サイズのメーカー公式重量が220gとなっております！
ちょっと軽めなモデルでも240g前後が多いので、片足で20g違えば両足なら40g！それをケイデンス80ぐらいで回したとするなら、一分間で3,200gも持ち上げていることになるんですよ！？（厳密には違うと思いますが・・・）
なので、ケイデンス型のヒルクライマーにとってはシューズの軽量化は結構な重要ポイントだったりもします。

ペダリングのブレを抑える剛性

軽いだけじゃなく、どんな強い踏み込みにも負けない高剛性のカーボンソールが採用されてますので、踏み込んだ際の反応性の良さやロスの無いパワー伝達を実現しております！
個人的には、ヒルクライムでは高剛性のシューズの方が速く登れると思っておりますので、タイム短縮を目指しているのならカーボンソールがいいですよ♪

さらに、踏み込みに負けないヒールカップがペダリングのブレを抑えて真っ直ぐ踏み込みやすくなってますので、ニットの履き心地の良さだけでなくペダリング効率の高さと安定感も抜群です！
実際私は身体が小さいこともあってペダリングパワー自体は低めなのですが、高剛性のシューズの方がふくらはぎの負担が少なく感じますし、ダンシング時の反応性の高さがヒルクライムに効果的だと思っているので、ブルベの様な超ロングライドでもずっと高剛性のモデルばかり履いてます。