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ワイズロード名古屋ウェア館 Y'sRoad nagoya-wearkan
2024/10/23 19:59
天候や家庭の事情が重なって、実走トレーニングが全然できていない名古屋ウェア館の尾林です。
明日こそは、2か月ぶりとなる二之瀬ヒルクライムに行ってこようと思います。
さて、そういった感じでサイクリングに出掛けようとするとき、秋って朝~昼~夕での気温差が激しいので、どんな服装をしたらいいのか悩んじゃいますよね?
そこで今回は、レイヤリングにお困りの方の参考になればと思い、私が秋サイクリングに出掛ける際のレイヤリングの基準をお伝えします。
左 KAPELMUUR ノースリーブアンダーウェア エアリーメッシュ
右 KAPELMUUR 長袖サーモアンダーウェアPP100
まず、一番の基礎となるベースレイヤーですが、大きく分けて夏用と冬用がございまして、分かりやすい違いとしては袖無しと袖有りになります。(夏用の袖有りもありますが、日焼け対策のカバーが一体式になっているだけで、ベースとしての性能は変わりません)
機能としては、夏用が涼しさを強調してくれるものが多く、冬用が速乾性だけでなく保温性が備わっているのが特徴です。
これらを選ぶ基準として、
・休憩中でも汗冷えしないほど気温が高い。(気温約25℃以上)
・巡行強度が高い。(FTP近いパワーで走ることが複数回ある)
・ヒルクライムに行く。(ジレかウインドブレーカー必須)
・とにかく涼しくしたい。
上記の場合には、夏用のアンダーウェアを選びます。
・肌寒さを感じそうな時間帯が増えてきた。(気温約20℃以下)
・巡行強度が低い。(ほとんどFTPを超えるパワーは出さない。出しても1分以上は継続しない)
・ヒルクライムに行くけど、ウインドブレーカーを持たない。
・休憩時間が長い。
・腕の防寒も少し欲しい。
上記の場合には、秋冬アンダーウェアを選びます。
もちろん、次に紹介するミドルレイヤーでも選ぶものは変化しますが、ざっくりとこんな感じで選んでます。
ちなみに、明日の気温は最高25℃/最低17℃で、私が走る時間帯は21℃~25℃の範囲らしいので、夏用一択ですね。
左 KAPELMUUR 半袖ジャージ クロスオーバー2ジャージ
右 KAPELMUUR 長袖ジャージ スムース ウォームジャージ
ミドルレイヤーと言いつつ、今(10月)ぐらいの時期ですと、基本は先ほどのアンダーウェアと合わせての2層で済みますので、ここのチョイスがとても重要です。
まず、半袖ジャージは見たまんま薄いので、とにかく暑い時用です。しかし、秋冬アンダーウェアを組み合わせることで、気温20℃前後にも対応できる保温性も出せますので、半袖ジャージ+夏アンダー=気温25℃以上。半袖ジャージ+秋冬アンダー=気温20~15℃。
こういった温度帯で考えてます。
こちらは、薄手の裏起毛ジャージなので、メーカー推奨温度帯としても20~15℃ぐらいのものになります。
程よい保温性がありつつも、走行中は通気性があるので蒸れにくいので、暖冬と呼ばれることの多い近年のトレンド的なウェアです。
裏起毛ジャージ+夏アンダー=気温20~15℃。裏起毛ジャージ+秋冬アンダー=気温15~10℃。
感覚的には、半袖ジャージの温度帯に-5℃になるイメージです。
そうすると、明日は半袖ジャージの組み合わせが良い感じでしょうか?
先程の説明だと、裏起毛ジャージ+夏アンダーと半袖ジャージ+秋冬アンダーの場合ですとほぼ同じ温度帯になりますので、この二つの違いをお伝えします。
左の組み合わせの場合は、休憩時の保温性が高くなるので、休憩が長い場合や走行中の運動強度が低い場合にマッチします。
なので、グループライドでは休憩が多くなりがちなので、この格好の方がメリットが多いです。
逆に、ジッパーを開けてしまえば夏アンダーのみになるためとても涼しさを感じることも出来ますので、走行中の運動強度が高いけど、冷える場面があるヒルクライムや早朝・日暮れも含めたロングライドをする場合にも良いです。この時期のブルベに参加するならこの組み合わせで参加すると思います。
右の組み合わせの場合は、保温性が落ちますのでウインドブレーカーとの相性が良く、レースやトレーニングライドでよく着ています。
自分よりも実力が同じかそれ以上の人達と一緒に走る場合には、この組み合わせが多いです。
ただ、冷えやすくはあるので汎用性は低いと思ってます。
明日の気温だけ見たら夏アンダーに半袖ジャージなのですが、天気は曇っぽいです。
そうすると、体感温度も下がりますので、秋冬アンダーに半袖ジャージが最適解かも!?
左 CASTELLI SQUADRA STRETCH VEST
右 KAPELMUUR ストレッチウインドブレーカー
最後に補助として、このどちらかを持ち歩くことをオススメいたします。
身体が温まる前の走り始めの防寒としてや、ヒルクライム後の休憩中や下りでの防寒、疲れて運動強度が下がってきたときや日暮れからの冷えに備えた防寒、ランチやカフェといったお店に入った時の冷房による冷えに対する防寒、といった様々な場面で活躍します。
基本的にウインドベスト(ジレ)は、身体の中心のみを防寒してくれますので、運動強度が高い方や暑がりの方に重宝されてます。
特に、ホビーレーサーなんかだと薄手の裏起毛ジャージにジレだけで真冬も走っちゃうツワモノもいるらしいです。
ジッパーを締めた状態だと、ほとんど空気抵抗が変わらないことから、楽に遠くに行きたい場合に向いています。
あと、持ち運びがコンパクトなだけじゃなく、ジッパーを全開にしてても、ウインドブレーカーほどの空気抵抗にならないところから、脱ぎ着が面倒くさくてジッパーの開度だけで体温調節をしたい方にも人気です。
こちらは、ヒルクライマーの必需品ともいえるほど、防寒対策として幅広く活躍してくれます。上半身のほとんどが防風になりますので、薄手なのに防寒力が高くて、温度変化が激しい場面に向いています。
しかし、空気抵抗が高いですので着たまま長時間走り続けるのには向いてません。あくまで、スポット的な防寒対策です。
もし、着たまま走ることが多くなってきたら、ミドルレイヤーを今より暖かいものに替えてあげて下さい。
ちなみに、雨が降りそうなときや、ブルベの様な状況の変化が激しい場合はこちらの様なウインドブレーカーとしても使えるレインジャケットがオススメです。
ホントに、こういったジャケットは長く使えて、快適性も高いので一着持っているだけでサイクルライフがとても豊かになりますよ♪
全天候型ブルベライダーなら必須アイテムじゃないでしょうか?
私はそこそこハードに走ることが多いので、アウトレイヤーには空気抵抗を減らせるジレが合っていそうなのですが、ヒルクライム好きのグルメライド好きなので、用途としてはウインドブレーカーの方がピッタリということもあり、ベースとミドルでほとんど完結させて、基本的にはウインドブレーカーをサドルバッグに入れっぱなしにしてます。
もちろん、明日もウインドブレーカーは持っていきますよ♪
そして、明日の服装の最終決定としては、晴れ間の見える度合いによりますが、基本的にトレーニングとしてがっつり走る予定なので、走行中は涼しくいられるように夏インナー+半袖ジャージに、疲れて休憩が長くなっても良い様に防寒力のあるウィンドブレーカーをセットしていきます。
休憩せずに走り続けるなら、ウィンドブレーカーをジレに変えるのがジレだけにベストかと思います!
この様に、あくまで今回は私の一例ですが、レイヤリングに困った方は是非!ワイズロード名古屋ウェア館へご来店下さいませ!各スタッフがアドバイスさせていただきます!