日本最大級のスポーツサイクル専門店!圧倒的在庫量!中京地区のウェア専門館!
ワイズロード 名古屋ウェア館 Y'sRoad Nagoya Wear
2025/12/04 19:10
先日、ワイズロードの社内研修の一環で数々のメーカー様の協力の元、数多のスポーツサイクルを試乗してきた、名古屋ウェア館・尾林です。
改めまして、このような貴重な体験をさせて頂くことにご協力して頂いた各メーカーの皆様!ありがとうございました!
さて、そこで私が今回皆様にお伝えしたい自転車というのが、長らく当店では取り扱いが出来なかった!?
PINARELLOのプロレースにフォーカスを当てたFシリーズのミドルグレードモデルであるF5と、ホビーライダーにフィットしたエンデュランス向けXシリーズのミドルグレードモデルであるX5を乗り比べてきましたので、PINARELLOの魅力とともにお伝えしたいと思います。
X5はすでにモデルチェンジが発表されていますが、さすがにこの試乗会には用意が無かったため(2026年1月に日本に入荷予定?)、モデルの詳しいインプレというよりは、そもそもFシリーズとXシリーズでは、どちらがどういったサイクリストに向いているのか?というところが個人的に気になっていたので、その部分をお伝えしていきたいと思っております。
そして、前述している様にFシリーズはレース向け。Xシリーズはロングライド向け。と、謳われていますが、そんな単純なものなのか?
最初のマットブラックがX5で、後のモスグリーンがF5なのですが、パッと見は間違い探しと言えるほど、外見的な違いが分かりにくいです。
しかし、試乗してみると明らかにその性格の違いを感じることが出来ました!
PINARELLOの特徴でもあるハンドリングを支えるONDAフォークに関しては、ほぼ違いはございません。
それは、PINARELLOらしさと言われる乗り味の根幹にも関わるので、レース目的であろうとロングライド目的であろうと、安定感のある走りは大事ですからね。
レースであれ、ロングライドであれ、空気抵抗は減らせるに越したことは無いので、意外と空力効果の高いフォーク先端も両方ともFORK FLAP構造でエアロ性能も高められています。
では、いったい何がこの2モデルに違いを生み出しているのか?
まずは、ジオメトリーの違いと、
ハンドル幅などを含めた乗車姿勢・・・ポジションの違いです。(X5のハンドルの画像がうまく撮れて無くて申し訳ない)
X5はエンデュランス寄りなので、リーチが短めのスタックも高めなアップライトでリラックスできるポジションができる快適性優先の設計となっており、アッセンブルされているハンドル幅も広くなっているため、初心者も含めてとても乗りやすいです。
実際、私が乗った感じもブルベ向きだなと感じるほど、ただペダルを回しているだけでグングン進む気持ち良さがありました♪
F5はコンペティション寄りなので、深い前傾姿勢がとりやすく、空気抵抗低減のために前面投影面積を減らせるようにハンドル幅も狭くなっています。
これらの要素がうまく組み合わさって、気合いを入れて乗る分にはハッキリとした加速感や早さを感じられますが、逆に体幹にも力を入れずにリラックスしながらダンシングしようとすると、うまくバランスがとりずらくて乗りにくさを感じました。
X5に乗った後だったからか、本当に見た目の違いを感じにくいのに、明らかな乗り味の違いに戸惑ってしまいました。
ただ、レース・タイムアタックさながらに、上半身を使った乗り方をするとグングンと伸びのある加速からの高速巡航へと移れて、これぞ!レース機材だ!といった、快適性とは別のベクトルの気持ち良さを味わうことが出来ました♪
明らかな見た目の違いとしてシートステーの形状に違いがあり、X5が振動吸収性が高くなるようになっており、F5のほうが剛性重視となっているので、クイックな加速感やスプリントでの高い推進力を生み出してくれます!
その違いは、巡行時に感じ取りやすく、X5の滑らかな走行感は一般サイクリストに受け入れられやすくて、個人的なオススメモデルだと実感できました!
私はクリテリウムにも参戦してたりしますが、基本的にヒルクライムがメインであり、ロングライドを楽しむタイプなので、X5を気に入るのも当然といえば当然の結果ですね。
ちなみに、X5の方がタイヤクリアランスも広いので、より走破性や乗り心地を求める方にピッタリです♪
モデルチェンジを控えているのもあって、現在ワイズロード名古屋本館にはX5の在庫はありませんが、X3なら実際にそのフレームの造形の美しさを見ていただくことも出来ますし、
F5なら最新モデルの在庫がございますので、PINARELLOが気になっている方は是非!ワイズロード名古屋本館へご来店下さいませ!