冬のサイクリングで大事なのは！？ブルベライダーオススメアンダーウェアの重ね着！
by: 尾林

冬でも登り坂を求めて山へとサイクリングへ出かける名古屋ウェア館の尾林です。
二之瀬峠は、もう通行止めとなってしまったので、しばらくは定光寺か雨沢峠へと通うことになりそうです。
二之瀬通いより遠くなるので、時間が無いときは自然とZwiftになっちゃいますがね。

ちなみに、

Zwiftに興味がある方は、2026年1月12日までスマートバイクの体験が本館で行えますので、是非！期間中にお試しください♪

また、サンデーライドも開催予定で、私も参加しますので興味があれば是非！エントリーを！！

さてさて、そんな感じで寒波もやってくる冬のサイクリングを楽しむ際に、私が必ず着ている『ほとんどのサイクリストにオススメできる』セットアイテムを本日はご紹介したいと思います。

真冬も快適にしてくれるアンダーウェアの重ね着

汗冷え知らずのポリプロピレン

MIZUNO（ミズノ） ブレスサーモアンダーウェア

BRYNJE（ブリンヤ） SUPER THERMOC-SHIRT

ミズノとワイズロードの共同企画である、保温力に優れたブレスサーモ素材を使用したアンダーウェアと、2020年に日本での発売を開始してから2,000着以上もの販売実績のある最上級のベースレイヤー！

（※注意※網目から素肌が見えてしまうため、撮影の為に中にTシャツを着てます）

まず、この商品の素材となっているポリプロピレンですが、水分を繊維に吸収しないという特性を持っており、肌に直接触れるベースレイヤーとして効果の高いものなのですが、基本的には肌あたりが硬くて伸縮性に乏しいというデメリットもあるんですね。

それがなんと！？こんなにしなやかにストレッチしてくれて、さらに敏感肌だと言っていたスタッフも着てて気にならないと絶賛！
私は特に敏感肌ではないので肌への刺激は分かりかねる部分でしたが、触り心地がふんわりとしてて気持ちいいことは確実に言えます！
そして、このストレッチ性がベースレイヤーにはとても重要な要素となっておりまして、どんな高機能のアンダーウェアでも肌に触れていなければ汗を吸い上げることも乾かすことも出来ませんので、この伸縮性によって隙間なく肌に密着してくれるおかげで効果を最大限に発揮することが出来るのです！

ちなみに、サイズチャートは上記画像を参考にしてください。基本的にはヨーロッパサイズなのでアジアサイズで考えると表記サイズのワンサイズ上で考えると良いでしょうね。

私は身長161cm・体重54kgなので、XSサイズがちょうどよいです。
ただし、締め付け感の少ない柔らかい着心地なので、締め付け感のあるタイトなフィット感が好きな方は少し小さめを選んだ方が良いですよ。なので、個人的にはもうワンサイズ小さいのが欲しいところですが、こればっかりはそのサイズ展開が無いので仕方ないですね。

普通にポリプロピレンの素材というだけではここまでこの商品を絶賛することは無いでしょう。
その素材の特性を活かすために、この厚みのある網目構造が毛細管現象によってかいた汗を素早く肌から引きはがし、肌に水分を残さないことで汗冷えを防ぎ、夏場はこの網目の隙間を風が通る事で新鮮な乾いた風が肌を爽快にさせ、汗っかきの方でも水没するようなビチャビチャ感を感じることが無くなるのです！
なので、インドアサイクリングで着ていると裸に近い感覚で扇風機の風を感じますが、風を受け続けると冷えやすいお腹周りの汗冷えはかなり解消してくれましたし、ある程度の保水力もあるので、床に落ちる汗の量も減らしてくれるのもありがたいポイントです♪（ポリプロピレン自体は保水しません）（編み方による効果で汗を吸い上げてくれます）
ただし、基本的には吸い上げた水分を移す相手（重ね着したウェア）が無いとこのアンダーウェアの特性を活かしきれませんので、外では吸汗速乾性に優れたサイクルウェア（スポーツウェア）としっかり着合わせてあげて下さいね。

そして、熱伝導率が低いという特性も持っているため、冬場のベースレイヤーとして使えば汗冷えが防げるだけでなく、外気でアウターが冷えてしまってもその冷たさが肌まで伝わってこないので、普段秋冬用の速乾性や保温性に優れた長袖アンダーウェアを肌に直接着ている方は、その間にこのBRYNJEを着るだけで寒いという感覚が遠ざかります！
さらに、厚みのある網目の間に空気を保持することで保温性を高めてくれますので、防風のジャケットやウインドブレーカーと組み合わせることで、起毛素材で起こりがちな蒸し暑さではなく、カラッとした暖かさで快適な秋冬ライドを楽しんでいただけますよ♪
冬場のライドでヒルクライムなども含めて頑張りすぎて汗をかいた後、休憩や下りで汗冷えして凍えてしまった経験のある方は、是非！このアンダーウェアを試していただきたい！サイクリングウェアの常識を覆すほどの快適性を体感して頂けます！
そう力説せずにはいられないほどのイチオシアイテムです！

小ネタ的ですが、タグも外向きに付けることで肌に直接当たらないようにとの心遣いも、長年ベースレイヤーを作り続けてきたからこその気づきによるものでしょう。こういう小さな工夫が長年の愛用者の心をつかんで離さない秘訣ですかね。

 発熱素材のブレスサーモのアンダーウェア

ミズノ×Y’s Road
ブレスサーモアンダーウェア
￥7,600（税込）

そもそも、商品名にも入っているブレスサーモとは、『発熱力』と『保湿性』に優れたミズノ独自の機能素材のことです。
体から発生する水分を吸収し発熱する快適な保温素材で、吸湿性能にも優れ、吸湿・発熱した空気を繊維間に取り込んで保湿します。
そして、その保温力や運動で汗をかいたとしても、蒸れにくく、ドライで快適な衣服内環境を保つことが出来るのが、MIZUNOだからこそというやつでしょう。

その素材を使用して、自転車に乗っているときの姿勢に最適化されたパターンで作られたアンダーウェアということで、前傾姿勢に合わせて後ろの丈を長くしており、全体的なフィット感も細身に作られております。

さらに、襟と脇には消臭テープが追加されており、気になる汗臭（アンモニア、酢酸、イソ吉草酸）を抑えてくれます。
なので、私は通勤で着たまま仕事中も着続けておりますので、この消臭効果はとてもありがたいです♪

また、肌に触れる面と外側とで保水力を変えておりますので、汗をかきすぎてしまった場合でも汗冷えがしにくくなっております。
これはホントに、自転車においてとてもありがたい機能で、冬場でもヒルクライムを楽しみたい方の救世主となってくれますよ！

サイズ感はタイト目ではありますが、ストレッチ性も高くて着やすいです。
当店ではS・M・L・LLサイズの試着用サンプルをご用意しておりますので、気になった方はご遠慮なく、スタッフまでお声掛けください！

二つ合わせるのが冬の最適解！

その高い保温性と発熱素材でもあるブレスサーモと、汗冷え知らずのポリプロピレンを合わせれば、冬のサイクリングは怖くない！そう自信を持ってオススメできるこちらの組み合わせ！
まだ、ミズノの方は実走では使っていないので、詳しいインプレはまた別の機会にご紹介いたしますが、私の経験からすると間違いない！と断言したいほど、良いものである確信がございますので、気になっている方は是非！ワイズロード名古屋ウェア館にてお試しください！！