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ビンディングペダルのオススメと違い
by: 入澤 司

みなさんこんにちは。
名古屋本館のいりさわです。

スポーツ自転車を買われた方の多くが次のステップとして注目するビンディング。

今日はその種類や違いについて、簡単にご紹介します。

SHIMANO

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SPDという呼称の製品、業界ではあまりにも有名です。

SPDとはSHIMANO PEDALING DYNAMICSの略です。
自転車のシマノ社のシステムのことであって、ビンディング全体の呼び名ではないことだけは理解しておいてください。
接着剤のことをなんでもボンドとかアロンアルファと呼んでしまうのと同じですね。

種類は二つ

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SPD-SL

代表例

PD-RS500

価格:¥6,582(税込)

踏面が大きいのが最大の特徴

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片面のみ使える構造のSPD-SLは踏面が広く、駆動効率を最優先しています。
踏む(回す)パワーを逃がすことなくクランクに伝え、前に進みやすくしてくれます。

裏面は使えません

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裏面は凹凸が多く、踏んで使えるような構造にはなっていません。
未使用時にはペダル自体は地面に対して垂直に立つような姿勢を取るので、つま先で引っ掛けて水平にしてハメるように使い始めます。

自転車の上に居る時間が長く、走ることがメインの方におすすめします。主にロードバイクで選ばれる商品です。

もうひとつがこちら

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SPD

代表例

PD-EH500

価格:¥10,531(税込)

便利で歩きやすいのが特徴

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こちらがビンディング面の様子、SPD-SLより踏面が小型ですが、しっかりとキャッチ、固定は出来ます。
この固定具が両面についている物や、この商品の様に片面だけですが、裏面に工夫があるものもあります。

EH-500はフラット面あり

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上記でちょっと触れた裏面の工夫ですが、こちらはひっくり返すとフラットペダルに変身するモデル。
ネジ穴が見えるとおり、ピンを取り付けて靴が滑らないようにすることもできる本格的なフラットペダルとしても使えます。
今日はスニーカーで、はたまた別の日はビンディングシューズで、と行先や気分で走り方を選びやすいですね。

主にクロスバイクに選ばれます、もちろんロードもマウンテンバイクも問題ありません。

専用シューズにクリートを装着します。

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SPD-SLの場合

こちらが付属のクリート。
あえてわかりやすくするため、後から買い足す場合のパッケージで撮影しました。
消耗品でございますが、こちらを専用シューズの靴底にねじ留めして使って頂きます。

靴底の様子はこちら

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三つの穴が開いていて、靴底はフラット。硬く丈夫に出来ていて、通気性を考慮した穴や、駆動効率を重視したカーボンソールを採用しているモデルも多数存在します。

なお、取り付けたクリートは靴底に剥き出しになるため、歩きにくいですので、先述のとおり走る事をメインに考えているかた向きのアイテムです。

SPDの場合

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こちらのクリートはねじ2本で固定します。クリート自体も小さいですが、このおかげでとても歩きやすいというのが最大の特徴です。

靴底の様子はこちら

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位置を調整するためにねじ穴は4つありますが、基本的には左右の穴二つを使って固定します。
そして、クリートが固定される左右に下駄のように出っ張りがありますが、この部分が先に地面に接触するためクリートが地面にガッツリ当たって歩きにくいということも少ないです。
また、駆動効率重視のモデルであっても、クリートが固定される部分のみがカーボン化されているだけだったりと、自転車から降りて歩いたり、または自転車を担いで移動するシーンなども考慮した設計になっています。

主にツーリングで歩いて観光もしたり、マウンテンバイクやシクロクロスで自転車に飛び乗ったり飛び降りたり担いで移動したりというシーンを想定して作られています。

歩き重視のシューズ、レーシーなシューズ、結構種類豊富なのでお客様の走り方に合わせやすいのも特徴です。

最後に

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ペダルは本館やウェア館、クロスバイク館でご案内できます。
シューズに関しては主にウェア館でのご案内になりますので、それぞれスタッフにお声かけください。
特にシューズに関してはサイズ合わせがとても重要です、様々なメーカーがあり履き心地がそれぞれ違います。
足に合ったものをご提案しますので、ウェア館スタッフにお声かけください。