【 #SCHWALBE 】極太フラッグシップTLEタイヤ入荷。これは面白いデスヨ!!
by: 入澤 司

みなさんこんにちは。名古屋本館のいりさわです。

ここ数年、ロードバイクのタイヤがどんどん太くなってきています。リムとタイヤの関係性の規格を決めているETRTOも新規格に更新されていたりと何かと注目の分野かなぁと思っています。

さて、今日は特にエンデュランスロードやグラベルロード向けのスリックタイヤの上級モデル、この太いサイズが入荷してきましたのでご紹介します。

SCHWALBE

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 PRO ONE TLE(チューブレスイージー)

700 x 34C

価格:¥12,100

最も太い新サイズが登場

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34-622とMAX5.0BARとシンプルな表記のこのタイヤ、今まで30や32Cはラインナップされていましたが、34は初登場です。フラッグシップモデルで25.28.30.32.34と700Cで揃えているブランドは滅多にないかと思います!!

重量を実測

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この個体は367gでした、公式では360gなので2%程度のズレ。許容範囲かと思われます。太くして安定感と乗り心地を求めるとどうしてもエントリーモデルのタイヤになりがちで、グリップ力や転がり抵抗が低くなりがちですが、PRO ONEなら他社のフラッグシップモデルと比較しても引けをとらない高性能なタイヤですので妥協しない選択肢と言えるでしょう。

34cはC21のリムで使用します

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例えばこのホイール。622×21とありますね。この後ろの数字がリム幅です。新ETRTO規格ではタイヤの幅に対して指定されるリム幅が細かくなっています。34Cのタイヤでは内幅21mmのホイール(リム)に装着したときに規格通りの34mmの幅となるように設計されています。もしこれが幅の狭いリムならタイヤももっと細く、逆に広いホイールだともっと太く変化しますので、気を付けて下さい。

例えば

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こちらDOMANE SL6に装着されているホイール。エンデュランスモデルでマルチパーパスを謳う同モデルではホイールの幅が極太です。25mmの幅のホイールに32mmのTLRタイヤを標準装備していますが、この時点で恐らくタイヤ幅の実寸は32mm以上あるでしょう。ここに今回紹介のPRO ONE 34Cを履かせれば、更なるワイド化が見込めます。

クリアランスに注意

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フォークの内側に限らず、リアステーの隙間も確認してください。なお、DOMANE SLシリーズの対応最大タイヤ幅は38Cと言われています。恐らく収まるでしょう。これは最終的に現物合わせになる可能性も高いのでホイールやタイヤを拡大するとき、もしくは現状乗っている車体に新しいホイールとタイヤをインストールする際にはスタッフにご相談ください。

グラベルロードをスリック化

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店頭展示車では試験的にビアンキ アルカデックスにONEをインストールしています。これは実は28C。より軽量性を狙った組み合わせですが、グラベルロードの安定感を活かしつつオンロード走行のスムースさを求めると34Cにしてみると面白いかも知れません。グラベルロードは40~45cのタイヤ許容を持っているフレームが多いので、こちらはクリアランスの心配をする必要性は低いかと思います。カーボングラベルを高速オンロード化するには良いチョイスです!

店頭には2本のみ入荷

先ほど、商品紹介の写真は裸でしたが、実はこちらパッケージレスにて入荷して参りました。申し訳ないことに店頭にはクリスタルパックに入れた状態で展示在庫しておりますが、商品に問題はありませんのでご了承ください。なお、他のサイズは従来通りパッケージ入りで販売しております。

太めのスリックタイヤをご検討中の方、是非こちらも候補に入れてみて下さい。ご来店おまちしております。