【WAHOO】2か月目のインプレ!【ELEMNT BOLT】
by: 名古屋本館

どうも!名古屋本館の猪飼です。
新型のWAHOO ELEMNT ROAMが発表されたばかりではありますが、今回はそっちではなく発表から一年経ったELEMNT BOLTのインプレをあげていきたいと思います。

WAHOO ELEMNT BOLT

 WAHOO ELEMNT BOLT

本体のみ:¥48,400(税込)
バンドル(心拍・スピード・ケイデンスセンサー付):¥59,400(税込)

重量:68.4g
バッテリー駆動時間:15時間
充電ポートはType-Cを採用しています。

ルート案内

ルート作成はPCサイトやスマホアプリから行います。代表的な物ではstraveやRide with GPSが挙げられますが、他にも様々なアプリに対応しています。またアプリ以外にもルートのログなどを扱うgpxファイルを取り込む事ができるので、他の人が走ったコースをトレースする、なんてこともできますよ!

ELEMNTアプリELEMNTアプリ

ルート案内の開始はサイコンとBluetooth接続を下サイコンからルートを選択するだけ!開始した時にルートを転送するので前もってサイコンを接続しておくことは不要です!
さらに同じコースを逆向きに走るルート案内もボタン一つで可能です!

ELEMNTアプリELEMNTアプリ

曲がり角が近づいた際は通知音が鳴ったうえで曲がる方向を左右だけではなくナナメなどを含めた矢印で示してくれます。

案内時には設定したコースの標高や斜度の表示も色分けして教えてくれるので、ペースの組み立てや人によってはやる気に繋がることもあるでしょう。(たまに絶望を知らせてくれます…)

WAHOO ELEMNT BOLT

斜度の表示は下り勾配はグレー、0~4.0%は緑、4.1~8.0%は黄色、8.1~10.0%はオレンジ。更にきつい坂は赤や黒などで表してくれます。数値でも13%を越える坂などは本来は黒字の部分を白抜きしてよりアピールしてくれたりします。

表示内容

サイコンとして標準的な現在時速・走行距離・獲得標高・走行時間はもちろん,パワーメータやDi2ワイヤレスユニットなどアクセサリーと接続すればケイデンスや出力、Di2のギア位置やバッテリー残量などが確認できます!
また、スマートフォンと接続する事を前提としている為か、スマートフォンのバッテリー残量やスマートフォンに届いたメールやラインの通知を表示させることが出来ます!

純正アウトフロントマウント

 本体のみの販売でも付属してくるこのマウントは本体と一体型になるエアロ形状を持っています。落下防止対策もゴム紐ではなく裏側にあるねじなので見た目もかなりスマートになっています!

ELEMENT BOLT 純正アウトフロントマウント

 個人的グッドポイント

ルート作成がラク!

多くのサイクルコンピューターは専用のアプリを使うかgpxファイルを経由しないとナビコースを作成できませんが、WAHOOはELEMNTアプリと連携できるサイトならどんなサイトでもルートを作成するだけでルートをアプリに送信してくれます。
これまで使っていたBRYTONでは作成→転送→サイコン上で選択・スタートだったものがELEMNTアプリを使う事で任意のサイトで作成→ELEMNTアプリで選択・スタートとなります。なかでもデータ転送が億劫だったのでナビ付サイコンでもナビ機能は中々使っていませんでしたが、斜度表示機能なども合わせて使用頻度が高まりました。

スマホの通知お知らせ

だれからメッセージが送られてきたかはもちろん、内容もスマホのロック画面で見れる内容と同じ分量がサイコン上で見れるので、スマホをバックポケットなどに入れていたとしてもある程度の内容(例えば集合場所をずらすなどの連絡)をスマホを開かなくとも読めるのは便利です。
(ちなみに実際に使った時の内容は乗鞍畳平までのヒルクライムの途中に、「先発班は魔王岳に向かっているので後発班も登山してください」という連絡がありました。もう足パンパンですよ。)

ボタン式操作

ナビを使っている時に入り組んでいる路地を細かく見たくなる時ありませんか?タッチパネルのナビならスマホと同じように操作すれば拡大することはできますが、反応しない時だってありますし自転車に乗っている時にそんな操作あまりしたくないですよね。そんな時側面についているボタンを押せば拡大縮小が簡単に行えます!
ほかにも計測の開始、終了、一時停止を操作するのも本体下部のボタンなので雨などの水滴で濡れている時や冬の厚手グローブを付けている時などでも通常通り操作できます。

ELEMNT BOLT ボタン 

個人的バッドポイント

ルート作成が本体で出来ない

WAHOO ELEMENTはコンパニオンアプリと連動して使用する前提の為、サイコンのみではルートに関する操作や設定が一切できません。マップをみたりログを取ったりなどは出来るもののすぐにルート作成ができないためちょっと近くのコンビニまで、とかあのご飯屋さんまでなどといった柔軟性のあるナビを設定することが少し面倒です。この点で言えばもちろんスマホを持っているのでいっそスマホのナビを使うことも出来るのですが、やはり他のサイコンと比較すると不便に感じます。

電源をオフにするときに音が鳴る

これはメッチャクチャ個人的な話ですいません。でも電源を切る時って大体はお店の中だったり駅やフェリーターミナル等の人が多い所じゃないですか?そんなところでピロンッって音が鳴るの結構人の目を集めるので分かってくれる人もいるんじゃないでしょうか。ナビのミスコース時の通知やメッセージの通知の音は助かるのですがここだけは無くしてほしいという個人的な感想です。

まとめ

特徴や機能面からも旅やサイクリングよりはトレーニングなどに向いているような感じのサイコンですが、旅やサイクリングに適していないわけでは無いです。サイクリング中に訪れる坂にもある程度余裕を持って対応できますし、現在の斜度なんかに一喜一憂しながらヒルクライムできたりします。
買い替えの時期には是非検討してみて下さい!

2022/10/22 猪飼