227

#SCHWALBE 最軽量を目指すならこのチューブにすると良いかも!? 高性能TPUチューブ再入荷
by: 入澤 司

みなさんこんにちは。
名古屋本館のいりさわです。

わたくし、マニアックなパーツが大好きです。中でもキワモノが特に好き。今日は店頭にやってきたそんな怪しげだけど高性能なチューブをピックアップしてみたいと思います。

SCHWALBE

20221229_154030

熱可塑性ポリウレタンのチューブ

20221229_154113

先ず、この佇まいにヤラれます。半透明。格好いい。しかも、バルブは真っ黒。格好いい。プラスチック系の素材であるTPU(熱可塑性ポリウレタン)は熱に強く、摩擦や貫通にも強いです。

そして何より超軽量というとこが素晴らしいのです。

驚きの重量

20221229_154059

このチューブのサイズは23~28cで、バルブ長は80mm。そのため45gと、ちょっと重いです。え?って思いますよね。バルブが短いモノなら41gまで重量を落とせます。もうこの辺は誤差で済む範疇です。

そして、一般的なブチルゴムのチューブでバルブ長80mmくらいのモノの重量と言えば、大体120gくらいです。2.6倍の差があるんですよ、驚愕の重量差ですよね。

タイヤは二本、チューブも二本ですから、エアロザンを導入するとそれだけで150gの重量差が発生することになります。

ここに軽量タイヤをインストールすると

20221229_160159

例えば、最近話題の新作タイヤ、アジリストのライト。25cをチョイスしてみましょう。

合計は驚きの215g

20221229_160203

45gのチューブに170gのタイヤ。異常なほど軽い仕上がりになりました。215gデスヨ!?笑っちゃうくらい軽いじゃないですか。

ここ数年台頭してきたチューブレスレディで比較してみることにしましょう。

例えば、同じチューブと同じブランドのシュワルベ プロワン TLE。こちら、同じ25cの重量が310g。既にオーバーしています。そして、そこに注入されるシーラントは最低でも30g。パンクトラブルを嫌って60g(小さいシーラント一本分)を入れることをオススメしていますが、そうすると合計は370gに達します。

一本辺り、155g。合計で310gもの差が生まれてしまいました。プロワンがもう一本。もしくは消え去った。これくらいの差が生まれてるので、ヒルクライムでは超絶効いてくるはずです。

高価だが価格に見合う性能

20221229_154220

このエアロザン、ブチルやラテックスにあったネガがあまりありません。

先ず、熱に強いため、カーボンリムでもご利用いただけます。この時点ですごくうれしいデス。軽量カーボンホイールに軽いチューブは使えないというのが、リムブレーキでの定説でしたが、これを克服しています。

タイヤとの摩擦が少ない。特殊な潤滑剤が使われているのでタイヤとの摩擦少ないので抵抗が発生しにくいとのこと。といいますか、高い柔軟性と追従性でタイヤと一体化するので、お互いが引っ張り合って抵抗になるということがないらしいです。一瞬疑うようなことを言われますが、触れると納得のツルツルした手触りの仕上がりです。導入する際に、良く触ってみて下さい。

さいごに

データを見て比較して、机上の空論を展開することが実はすごく楽しかったりするのですが、実際に走ってみると使い心地が良かったり悪かったりと答えが見えます。また、これがもっと楽しいのです。是非、こういった部分はライダー自身が使ってみてわかる部分ですので、色々試してみましょう。好みを見つけるお手伝いや理想に近づくお手伝いは常に行っておりますので、お気軽にご相談ください。

今ではチャットを使って質問することも出来るようになりました。いつでも質問を投げかけられますので、ご利用ください。