【タイヤインプレ】SCHWALBE ONEからSCHWALBE PRO ONEに換えて良かったところ
by: 星野

ホッシー、今年の6月までPIRELLIのクリンチャータイヤで走っていましたが、タイヤの摩耗で交換する際せっかくRACING ZERO DB 2-WAY FITを使っているので、久しぶりにチューブレスタイヤを使ってみようと思いSCHWALBE ONE TUBELESS EASYにしました。

耐久性は抜群で、2,600kmほど走りましたが全然減っている気がしません。ですが、PIRELLIの時に比べて走りが重たかったので軽くするために11月からPRO ONE TUBELESS EASYに換えました！

1 SCHWALBE PRO ONE TUBELESS EASY 28C
2 最後に

SCHWALBE PRO ONE TUBELESS EASY 28C

交換作業

チューブレスタイヤの交換作業は、毎回力を使い過ぎて翌日手が痛いのですが、比較的簡単に取り付けができて手の痛みも残りませんでしたw
ビードもすんなり上がって、TUBELESS EASYは空気圧を保つブチル層が無いためシーラントを片方60ml入れました。シーラントはSTAN’Sを選んだので、2本購入しました。

最初の1週間くらいは空気圧が1日で1.5barほど抜けていましたが、2週間乗ったら0.5bar程度になったので60ml入れて正解でした。毎日自転車通勤をしているので、1bar多めに空気を入れて2日に1度空気を入れるという感じになっています。

走りが軽い

ONEから換えてPRO ONEで走り出した瞬間から違いが分かります。明らかに走りが軽いです。ONEの方が耐久性重視で、タイヤ単体の時でも少し硬いので取り付けて空気圧を上げると接地感も硬い印象です。ですが、PRO ONEは軽量化としなやかさを重視しているため、初速の段階で全く違うタイヤだと感じます。ダンシングをしても60mlシーラントを入れているとは思えないほど車体全体が軽くなり、スラロームをしてもクイックに反応してくれます。

グリップ力とフィーリング

仕事終わりの夜練で100kmほどタイヤを慣らしてから、定休日にスタッフと矢作ダムまで150kmのライドをしてきました。

行き道は戸越峠で性能を確かめて、目的地ではかなり走りごたえのある周回コースを案内してくれたのでコーナーを攻めてみました。
戸越峠の登りでは脚を温存するために抑えて走りましたが、タイヤのおかげか調子が良くベストの30秒遅れくらいで登れました。登りでは路面の食い付きがよくなりパワーロスを感じず、当たり前ですが車輪の外側であるタイヤが軽くなったことで周ることに対しての抵抗が少なくなり走り全体が良くなります。

矢作ダムでは周回ができるコースレイアウトで、平坦でカーブが連続してタイヤの性能をいかんなく発揮してもらいました。
まぁ良くグリップします。BMCのコーナリング性能は個人的に中の上くらいで、曲がりやすいですがとてもクイックに曲がる印象は無いのです。
VITTORIA・IRC・Panaracer・PIRELLI・SCHWALBEの順に使い比べましたが、BMCとの相性はSCHWALBE PRO ONEが一番良いです。
レース強度レベルで攻めましたが、タイヤの滑り始めを全然感じませんし、無理してグリップしてる感もなくかなりポテンシャルが高いです。

ホッシー的に、グリップ力を重視し過ぎるタイヤだとハンドルの舵角の、ちょっとした変化に対して反応が良すぎるのが気になります。文字だと説明が難しい感覚的なことなのですが、コーナーで車体を倒してから直線にかけて姿勢を戻す時、荷重移動で急にグリップ力が回復してグイっと引っかかると言いますか車体の姿勢が一瞬意図しない動きをするのが気になります。しかし、PRO ONEはかなりグリップ力が高いのに全てにおいて挙動が滑らかです。