
日本最大級のスポーツサイクル専門店!圧倒的在庫量!中京地区第1号店!
ワイズロード 名古屋本館 Y'sRoad Nagoya Honkan
2025/03/03 19:26
どうも、アルバイトスタッフのヒライです!
先日、ロードバイクを新しく注文したのですが、この際いろいろ新調することにしました。
そして「防犯」もアップデートしようと思った訳です。
最近は、GPSトラッカーというモノが存在します。これでもし盗難されても追跡できるやん。まあ、有名どころだしApple社のAirtagでいいかなー・・・
と、思って何となーくいろいろ調べていたら、どうもあまり良くないことが判明しました。
Airtagがあまり良くない理由、そしてどんなものを使うべきなのかということを紹介していきます!
Airtagが自転車盗難防止にあまり向かない理由を3つ。
①Airtagの存在が犯人にバレる
②装着しても外される可能性がある
③音が小さい
が挙げられます。
Airtagは一回買ってしまえば月額料金なしで使うことができます。その理由は、AirtagはBluetoothを利用して近くの他人のiPhoneを経由して持ち主に位置情報を送信するからです。
AirtagにはGPS機能は搭載されていないため、周囲に人(iPhone)が少ない環境になると測位の精度が落ちるというデメリットもあります。(逆に、都市ではしっかり測位できるということでもあります。)
そして、Airtagは「紛失防止」の目的の製品だと明言されています。Airtagは、悪用すれば他人の荷物に忍び込ませてストーキング、なんてことができます。これを防止するために、他人のAirtagが近くにある状態が続くと、Airtagは「他人のAirtagが存在する」ということを通知します。この機能のせいで、犯人にAirtagの存在がバレるのです。ちなみに、他社のに他製品にもほとんどこの機能が付いています。
この通知が出ると、そのAirtagから音を出してAirtagを見つけ出したり、トラッキングを解除することができてしまいます。これでは盗難防止の意味を為しません。悪用防止の機能が逆に悪用されてしまうのです・・・
また、Airtagの音を出す機能は、紛失用に作られている以上、近くの人が聞こえる程度です。犯人を怯ませられる音量ではありません。
こういう性質から、Airtagを盗難防止に使うのはおすすめしません。というか、これ単体だとあまり意味がないです。
あくまでAirtagは紛失防止用。じゃあ、盗難防止用のアイテムを使いましょう!
自転車やオートバイの盗難防止に特化した製品が存在します。
出ました。自転車乗りの方なら知っている人も結構多いのではないでしょうか。
左がGen2、右がGen3です。
基本的な機能として、ロック状態にした時、大きな衝撃が加わると、大音量で犯人を威嚇できます。そして、スマホに通知を送ってくれます。その一方で、サイクルラック等で加わる衝撃には反応しないように設定できます。
それから、本体にGPS 機能を搭載しているので、他人のスマホ等を介さず位置を追跡できます。
Alterlock Gen2 | Alterlock Gen3 | |
サイズ | 159mm×38mm×9mm | 167mm×28mm×9mm |
重量 | 50g | 53g |
充電方法 | USB-C | USB-C |
通信方法 | Bluetooth/Sigfox | Bluetooth/LTE-M・NB-IoT |
測位方法 | GPS(GNSS),Wi-Fi | GPS(GNSS・Galileo),Wi-Fi, 4G |
アラーム音量 | 95db | 95db |
防水性能 | IP66 | IP66 |
サブスクリプション | 加入しないと追尾不可 | 未加入でもアラート機能のみ使用可 |
Y’s Roadでの価格 | ¥9,152 | ¥13,800 |
Alterlockの大きな特徴は、これ単体で通信ができること!これにより、自身のスマホとAlterlockで通信して、位置を特定できます。ただし、常に位置を特定できるわけではなく、ロック状態の時に動きを感知すると測位を行います。(消費電力を抑えるため)
その中のGen2とGen3でも大きな差があります。
まず、Gen2はL型なのに対し、Gen3は平べったくなっていて、ボトルケージの下につけやすくなっています。しかも、Gen3なら特殊形状のボルトと工具も付属します。
サイズ感はこんな感じで、ちょっとケージより長いかな?ってくらい。
それから、Gen3は測位性能が向上した上、課金しなくてもアラーム機能だけは使うことができます。
電池の稼働時間も、Gen3はGen2の2倍の3ヵ月ほどに伸びています。
あと、Gen2は日本モデルとなっており日本国内でしか使用できなかったのですが、Gen3からは海外でも使用できます!!
knog SCOUTという製品もあります。こっちは、製品にGPS機能はなく、Airtagと同じ方式で位置を特定します。しかし、犯人のもとへ通知が行くことはないようです。Alterlock Gen3と比較してみます。
knog SCOUT | Alterlock Gen3 | |
サイズ | 106mm×26mm×8mm | 167mm×28mm×9mm |
重量 | 25g | 53g |
充電方法 | USB-C | USB-C |
通信方法 | Bluetooth | Bluetooth/LTE-M・NB-IoT |
測位方法 |
なし | GPS(GNSS・Galileo),Wi-Fi, 4G |
アラーム音量 | 85db | 95db |
防水性能 | IP66 | IP66 |
サブスクリプション | なし | あり |
Y’s Roadでの価格 | ¥9,680 | ¥13,800 |
専用のセキュリティボルトと工具も付属しています。また、アラームが鳴ると、スマホに通知が来るという機能もAlterlockと同様です。
しかし、SCOUTのほうがサイズ・重量ともにAlterlockより小さいです。しかも、毎月課金しなくとも自転車の追跡ができます。でも、この追跡性能・精度はやはりGPSを搭載しているAlterlockには劣ってしまいます。音量もSCOUTのほうが少し小さいですね。
ただし一点、非常に重要な要素として、SCOUTはAppleの「探す」という機能を使うため、iPhoneにしか対応していません。なので、Androidを使っている方はAlterlock一択になってしまいます。
上にも書いた通り、Androidユーザーの方はAlterlock一択です。SCOUTは残念ながらAndroidに対応していません。
iPhoneユーザーの方は、どちらも使えます。ある程度の違いはあれど、いざという時に大音量が出たり追跡ができるという基本的な点では同じで、取り外し対策も両方されています。ただ、Alterlockは月額料金がかかる点、SCOUTは追跡性能や音量でAlterlockより劣る点があります。こちらはどちらに重きを置くかで取捨選択してください。
あくまで、これらの製品は盗難されたときの追跡ができるようにするためのもので、ワイヤーなどでしっかり施錠することが必要です。
愛車が盗まれたら、非常に悲しくなりますよね?そんなことにならないようにしっかり対策は怠らないようにしましょう!!!