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#BIANCHI INFINITE DISTAZE 2010//∞ 新型インフィニット日本上陸!! 西海岸から東海岸へ走ろう!?
by: 入澤 司

みなさんこんにちは。
ワイズロード名古屋本館のいりさわです。

凝り性のいりさわはモノを見るとき歴史や成り立ちも追ってしまいます。まぁオタク気質ってヤツですヨ。

今回ご紹介する新型バイクもC2C(Coast to Coast)という長距離走破を想定としてバイクなのですが、なんかもうメッセージが格好いい。

百聞は一見に如かずなので、早速車体を見ていきましょう!!

BIANCHI

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ALL NEW INFINITO 105 12S

無限の距離を走ろう

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目に留まったのがこのメッセージ。2010がC2C INFINITOのデビュー年。そこから無限に走り続けてます的な意味合いが込められています。

1966年からティレーノ・アドリアティコという西海岸から東海岸へ向けて走るサイクルロードレースがあるのですが、交通網が整備さえていなかった当時はこの移動がかなりの難易度だったそう。

それをこなせるような遠距離走行向けのシリーズがC2Cでした。今ではその名は鳴りを潜めて、レパルトコルサのみ別名が残されています。

性能を確認

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何度もいいますが、こちらのインフィニットはエンデュランスモデル。

長距離、C2Cの語源であるような西から東への大移動もへっちゃらです。

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 タイヤは32mmまで許容します。

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 アッセンブルされたホイールも公式HPとちょっと違うV30Rというもの。なんとリム幅23mmで28Cのタイヤを引っぱってインストールしています。(タイヤ幅実測30.8mm)

これにより、重量は28cのままタイヤ幅を拡大、高いトラクションコントロールを実現しています。昨今のトレンドに合った運用をしていてかなりの好印象。

ケーブルフル内装も可能な仕組み

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FSAのACROS。アクロスだとかACRオーバーサイズだとか、そんな感じ。コラム径は従来通りですが、ベアリング径は1.5″でケーブルを通すゆとりを出しています。

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完成車スペックですと、ハンドル下からステム下をつたってヘッドに入っていくようになっていますが、上位モデルのスペシャリッシマなどに採用されているフル内装のハンドルステム一体型のモデルにも換装可能です。

ご希望の方は大がかりな作業になりますので、購入前に一度ご相談ください、ちょっとお金と時間を頂戴しますが、しっかりと作業します。

乗り心地重視のフレーム設計

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シャープな横に広がったトップチューブはパイプ中央部だけ出っ張りが少なくなっています。稜線の勾配が中央部だけなるくて、ヘッドとシートの根本はとんがってますね。

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シートチューブとステーの接合部はくびれていて、後ろにしなるような構造に。機会があれば触れてみて欲しいのですが、かなり立体的な造りをしています。

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そして、そのシートステーはスタンスが広く、リアエンド付近で外に膨らんで衝撃を吸収してくれるような設計に。

チェーンステーは力が逃げにくいように縦長で、BBからダウンチューブも太くしっかりしています。

インフィニットはエンデュランスレーサーとしての立ち位置も持っているため、加速の良さなどそういうキレに直結するところは抜かりがありません。

小ネタ

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インフィニットは他の上位モデル同様にイタリア製造の珍しい車体。なので、マニュアルも本国の立派なモノが付属します。

大型の手帳のようなモノに「BANCHI」のロゴ。鷲のエンブレム雰囲気にBIANCHI=白なんて・・・。あの白い魔導書じゃあないか!!(オタク)

これが言いたいがためだけにコレを紹介している節があります。

さいごに

今回ご紹介の車体はロングライド系の車体です。ビアンキのレパートリーはかなり多彩で、レーシーなエアロ系、レーシーなオールラウンダー。グラベルから、エントリーアルミモデルまで結構なんでもあります。お得な街乗りマウンテンバイクなんてのも、店頭在庫があったりして。

幅広くお客様の声にお応えできるラインナップでお店を構えていますので、是非お立ち寄りください。

GOODSも多く用意しておりますので、是非色々見てください。ご来店お待ちしております。