エアロロードここに極まれり！！SCOTT FOILは超万能バイクだった！？
by: 内山 智一

ご覧いただきありがとうございます。アルバイトスタッフ兼SCOTT大好きスタッフの内山です。今回はSCOTT FOIL RC 10のご紹介です。私、内山が現在存在するロードバイクの中で最もカッコいいと思うロードバイクです。超エアロな見た目で圧倒的イケメンバイク。今回は見た目だけじゃないぞってとこ、そしてエアロなのにエアロだけじゃない、FOILの真髄をご紹介します。長くなりますが是非最後までよろしくお願いします。

SCOTT FOIL RC 10

近年ロードバイクはエアロも軽量もというのがトレンドで、お互い似たり寄ったりになってきてます。しかし、SCOTTは軽量モデルのADDICT RC シリーズとエアロのFOIL RCの棲み分けが出来ているのが特徴。ただ、エアロロードバイクだから上りは無理なのか？というと全くそういう訳ではないです。重量は7.9kgとエアロロードとは思えない軽さ。エアロロードというよりエアロオールラウンドという方が相応しいバイクです。

超エアロなフレーム形状

ご覧ください、こちらの形状。超エアロ！！ホイールに肉薄したフレームはエアロロードバイクからしか得られない官能的でマッシブな印象を与えます。これによってフレームでかき分けた空気をそのままホイールへと流し、空気抵抗を削減するという訳です。

BB周りは業界トップクラスの大きさ。一流の脚を持っていないと振り落とされそうないかつさで、「俺のことを乗りこなせるのか？」と語りかけてくるようです。超一流ロードレーサーでも踏み負けない高剛性でその効果はレースで遺憾なく発揮されることでしょう。ただ、過剰な硬さというとはなく見た目から受ける印象ほど硬すぎる訳ではないとのことです。

フロントフォークもキレイですね。フォークはフレームの中で一番最初に空気に触れる場所なので各社とても拘って作られています。SCOTTもそれにならって美しく、なめらかなフォークが作られています。

極薄のシートポストは刀のようで、これで空気を切り裂いて走ります。途中のデコボコは空気を整えるためにあります。他社で言うならBIANCHI OLTREのフォークにも同じような形状が採用されており、クジラの口にあるデコボコと同じような仕組みで空気を整えるのだとか。よく見るとカーボン柄や水玉模様が綺麗で見れば見るほど好きになってしまいます。

このような特徴を持つFOIL。業界でもかなり異色な形をしていますがこういった工夫があるのです。

付いているパーツも超一流

その他付いているパーツで最も目を引くのがヘッド周りでしょう。まるで一体型エアロハンドルかの様な見た目です。

ケーブル類は一部外からも見えますがほとんど内装になっていて高級感のあるかっこいい仕上がりになっています。

ホイールはSCOTT独自ブランドSYNCROSからCAPITAL 1.0 AERO,60mmを使用。エアロロードらしいディープなホイールなのに重量は1530gに抑えられています。 

 コンポーネントはULTEGRA Di2を使用。ホビーからレースまで全ての機能を搭載したコンポーネントです。

FOILに込められたSCOTTの技術力

SCOTTといえば技術力のとても高いメーカー。各パーツに技術力とこだわりを感じます。例えば、このバイクはHMXカーボンという最上級のカーボンを使用。より軽く、より剛性の高いカーボンを目指し開発されました。

個人的にはこのシートポストに取り付けることの出来るリアライトがお気に入り。実はこのシートポストの凸凹の部分は取り外しが可能で、その部分にリアライト取り付けができます。

取り外し可能なシートポストと聞くと耐久性や乗り心地が心配になりますが、実際はよくしなるシートポストとなっているため耐久性は非常に高いうえ細かい振動を吸収してくれます。まさにSCOTTの技術力の集大成ともいえる1台です。 

最後に

だいぶ長くなってしまいましたが最後までお付き合い頂きありがとうございました。ネットで見るよりも実物はかっこいいのは間違いないです。気になった方は是非店頭までお越しください。